凧糸登り、その場しのぎの連続、楽しい | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 ミニバスケットボールのイベントで、凧糸登りを作りました。凧の糸に風車(かざぐるま)を通して飛ばす遊びです。風車がくるくる回りながら凧糸を登って行く様子は、この世のものとは思えないほど美しい。まあ、それは言い過ぎかも。

 

 子供たちが作るのは風車だけ。凧は誰でも飛ばせる百均のゲイラカイト。風車の真ん中にストローを取り付けて凧糸を通します。工作が得意な子はどんどん作業が進みます。苦手な子は説明が耳に入らず手が動きません。

 

 糊がうまくつかない時は、マスキングテープで上から抑えます。糊が乾くまで待っていられません。準備不足のその場しのぎ、本当の意味での姑息な手段。その場しのぎは得意技です。手の遅い子を手伝いながら、完成へこぎつけます。

 

 みんなで出来上がった凧を持って、ぞろぞろと堤防へ上がります。残念ながら、風が全くありません。仕方がないので、一人ずつ堤防を走ります。ふわっと舞い上がる凧を見ていると、自分も空を飛ぶような夢心地になります。

 

 その日は1時間ごとに風速が上がる天気予報。何度も走っていると、予報に違わず風が出てきました。立ち留まったままでも、凧が空高く舞い上がり始めます。そのうちにどんどん風が強くなって、うまく制御しないと糸が絡まりました。

 

 上手な子は高く上がって風車もぐるぐる回ります。何度も糸が絡まってべそをかく子も現れる始末。「凧飽きた!」と嫌がる子も。そこで、持参したスポーツカイトの出番です。2本の糸で空を自由に飛び回る凧です。

 

 強い風を受けて頭の真上まで上昇します。あとは右に左に、上へ下へ。調子に乗ってくると八の字も。無理に操ろうとすると、強風に煽られて暴れ始めます。「僕もやりたぁい!」一人ずつ糸巻き部分を一緒に持たせます。

 

 風に逆らって横へ移動する時は、ブーンという大きな音がします。迫力満点です。おもしろくってたまりません。いつもそうですが、一番楽しんでいるのは僕のようです。子供たちには、いつも付き合ってくれてありがたいと思っています。