まご娘たちと過ごす至福の夜 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 大晦日の夜は、孫娘二人と一緒に布団の中へ。川の字の真ん中は二歳半のMチャンです。ひとしきりふざけ合った後、いつの間にかMちゃんが寝入りました。静かになったと思いきや、寝返りを打ったりずり上がったり動きまくります。

 

 片足がゴロンとおじいちゃんのお腹に乗ることもしばしば。でも、Mちゃんの足がお腹に乗ったところで、細くて短い足の軽いこと軽いこと。払いのけることもせず、お腹にMちゃんの片足を乗せて寝ることにします。

 

 もっとも、Mちゃんはすぐに寝返りを打って、姉のLちゃんの方へしなだれかかります。Lちゃんは寝込みを襲われて迷惑がり、うっとうしそうにこちらへMちゃんを押しやってきます。再びこちらへ転がるMちゃんを喜んで迎えます。

 

 子育て時代は蕎麦屋で忙しく、朝早く出て夜遅く帰る毎日。子供の顔を見るのは、布団の中の寝姿だけ。たまの休みはと、子供たちと一緒に布団に入ります。娘と息子の間に入って川の字に。絵本を読みながらもうつらうつら。

 

 いつも、子供たちを差し置いて真っ先に寝るのは僕でした。「お父さんすぐ寝る!」と子供たちに叱られ通し。僕が完全に寝入って、子供たちだけつまらなくなって居間へ帰っていくことも。翌朝、美しい妻に叱られます。

 

 それが、年を経て再び孫たちと一緒に布団の中。専業主夫の身ならば、疲れているわけでもなし。眠りについては、Mちゃんの足が伸びてきて目が覚めることの繰り返し。朝まで眠りたくないと思うほど、至福の時となりました。

 

 朝方、Mちゃんがむくっと起き上がります。冬の夜明けは遅く、まだ明けきらない時刻。無理に寝つかせようとするとむずがり、しまいにはベソをかき始めます。これは困ったと頭をかけば、姉のLちゃんが目を覚まします。

 

 Lちゃんは慣れた様子で「ママのとこへいく?」とささやくと、Mちゃんが「うん」とうなづきます。LちゃんがMちゃんの手を引いて、ママの眠る隣の部屋へ連れて行きます。おじいちゃんは良いとこ取りで、お構いなし。こんな幸せなことはありません。