孫娘と日帰り温泉、今回は水晶の湯 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 孫娘と過ごす時間も少なくなってきました。その日はマッチ箱電車に乗って阿下喜温泉へ行こうと話していましたが、予定変更を余儀なくされました。なぜなら、楽しみの一つだったレストランが休業とあったのです。

 

 理由は何も書いてなかったので、営業不振で潰れたのかもしれません。しかも、これもお目当てだった古本屋さんが三日前に廃業していました。気づいていればその日に出掛けたのに。散々利用したお礼も言えたし、最後にたくさん買い込めたのに。

 

 後から悔やんでも仕方がありません。六日のあやめ、十日の菊、遅かりし由良助です。今となっては後の祭り、アフターフェスティバル。しょうがない、ノージンジャー。手遅れ、レイトハンド。後手に回る、ローリングバックハンドです。

 

 そこで、南濃町の水晶の湯へ出掛けることにしました。阿下喜温泉と同じ手頃な日帰り温泉です。つくし採りなどの時に、養老山地の中腹にぽっかり浮かんだ建物が目立っていました。美しい妻が「あそこに行きたい」とよく話していたのです。

 

 麓の駐車場に車を停めると、シャトルバスが12分間隔で迎えに来てくれます。バスに乗り込むと九十九折りの一本道をくねくね登ります。道幅はちょうどマイクロバス一台分。まるで、テーマパークの乗り物みたい。でも運転手さんは無口です。

 

 温泉はこじんまりとしていますが、小さな町にちょうど良いといった感じです。露天風呂からは濃尾平野を遥か彼方まで望み、名古屋駅の摩天楼が小さく見えます。江戸時代に遡れば富士山だって見えたかも知れません。

 

 僕は熱い湯に長湯ができないので、早々に湯から上がってポカリを飲みながらロビーで寛ぎます。テレビの中では大谷翔平君が躍動していました。隅にマッサージ機が並んでいたので、300円入れてモミモミしてもらいました。

 

 妻と孫娘は見晴らしの良いレストランでのんびり食事を始めます。僕はいつも通り指を咥えて見守ります。孫娘の背はとっくにグランマを越しましたが、心はまだまだ子供です。食べる終わるとおじいちゃんに戯れてきます。これが一番うれしい。