浜名湖競艇場で車椅子バスケット3X3、笹川良一さんの肖像画はない | kuwanakenのブログ

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 車椅子バスケットの3X3が、浜名湖競艇場の特設ホールで開催されました。競艇とパラスポーツは場違いな気もします。でも、競艇の収益金で日本財団がパラスポーツを応援してくれるのは、間違いのない本当の話です。

 

 ねずみ小僧は金持ちの小判を盗んで、町民に配った義賊と呼ばれています。でも、盗んだ金で自分は贅沢な暮らしをしたかもしれません。残った金をばら撒いて英雄気取りをしていただけかも。それでは、日本財団の笹川さんはどうでしょうか。

 

 学生時分に好奇心から、競馬、競輪、競艇など、いくつも首を突っ込みました。蒲郡競艇はボートのエンジン音や水しぶきなど、他では味わえない興奮に胸を躍らせた覚えがあります。ただ、場内にある笹川良一さんの大きな肖像画には違和感を覚えました。

 

 現代競艇の創設者である笹川良一さんは、「政界の影のドン」とか「リッチなファシスト」などと呼ばれました。反面、福祉や医療、スポーツにも多大な支援をしています。当時の競艇場にも「天然痘の撲滅運動」と大きく掲げられていました。

 

 笹川さんには、ねずみ小僧のような義賊の面があるようです。それでは、自分はリッチに暮らしたでしょうか。資産は多かったようですが、競艇ではなく株で儲けたとあります。どこにも豪遊したという様子がありません。

 

 もちろん、競輪から莫大な資金が財団に流れています。全部、各支援に回したのでしょうか。女性関係は激しかったが、晩御飯はめざしに卵かけご飯とあります。元経団連の土光敏夫さんを思い出します。まんざら嘘でもないようです。

 

 戦争中は衆議院議員でしたが戦争に反対の立場でした。戦犯で逮捕されましたが起訴されなかったので、これも本当だったようです。ただ、戦争は連合国側にも責任があると訴えました。至極真っ当な生き方にも思えます。

 

 笹川さんは「競艇を悪人に渡すと悪用するから自分が守る」と国家へ渡しませんでした。そのせいでしょうか、他の公営ギャンブルのように天下り天国にはなっていません。どうやら、悪人とは政治家や官僚のことのようです。