チーズケーキ、八重る、三重る | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 美しい妻がチーズケーキを作ってくれました。チーズなしで作るヨーグルトチーズケーキです。チーズなしなので、本人はニセモノチーズケーキと呼んで笑います。それでも、とてもおいしいと我が家では評判です。

 

 ニセモノチーズケーキがレンジでくるくる回っている時に、宅配便が届きました。送り主を見ると名古屋に住む息子です。父の日の贈り物でしょう。息子がそんなに気を回すことはないので、お嫁さんのおかげに違いありません。

 

 早速段ボールを開けると「リクローおじさんのチーズケーキ」とあります。そおっと中身を出すと、ふわふわと柔らかそうなチーズケーキです。台紙を揺らすとケーキもゆらゆら揺れそうです。それは言い過ぎです。

 

 同じ貰い物が重なると、母は「やえちゃったね」と話していました。八重(やえ)るは、名古屋弁のようです。八個も重なるわけではありません。二つ重なるだけでも、八重るといいます。チーズケーキが八重ちゃったわけです。

 

 二つのチーズケーキを並べると、見栄えは歴然の差があります。「並べないで」と妻は笑います。二つとも小さく切り分けて食べ比べてみます。「リクローおじさんのチーズケーキ」は、ふわふわでもちもち、得も言われぬおいしさです。

 

 ニセモノチーズケーキも食べてみます。妻がこちらの顔を覗きます。「おいしい。これもチーズケーキだ。ちょっと違うけど」若者なら「普通においしい」と言うところです。妻も一口食べて納得したようです。

 

 先日テレビ番組「プレバト」のトーストアートを見て、作りたくなりました。スーパーでサワークリームを探しましたがありません。代わりにチーズクリームを買いました。これでチーズクリームトーストを作ったら、また重なることになります。

 

 三つ重なることを三重(みえ)るというでしょうか。二つで八重る、三つで三重るとなれば、数の辻褄が合いません。それなら、二つ重なることを二重(ふえ)るとすれば良いのです。二重る、三重る、八重る。屁理屈は尽きません。