前回続きです。
前回の話はこちらからどーじょ ↓
というわけで、
謎の失踪をした奥さん。
旦那さんがかわいそうだったですが、
だんだんバーが混んできて、
かまってばかりもいられましぇん。
んがっ。
隣に座っておったアジア系の男性が
どこからか
セキュリテイーを呼んできたらしく、
このセキュリーティーの男性が
じいさんの話を聞いてる様子。
とりあえず、何とかなりそうでよかったよ。
とほっとしたのもつかの間、
どうやら
セキュリティーもお手上げだったのか、
気が付いた時には
またおじいさん一人に。

いや~~ やっぱし
ハワイアン航空の職員呼んだ方がよくない?
と頭をよぎったですが、
(かわいそうだったけど)
もうバーが忙しすぎて
かまっていられん。
んがっ、ここでまた
アジア系の男性が
ハワイアン航空に連絡したらしく
航空会社のエージェントがやってきたです。
「たぶん奥さん、
うっかり空港の外にでちゃったんだと
思いますよ」
とエージェントのおねいさん。
あああああ。
それですべて合点がいったよ。
アメリカ本土やネイバーアイランドから着いた場合は
入国審査を通る必要がないから、
どこからでもひょいっと外に出られるです。
日本の国内線がどうなっておったか
よく覚えてないですが、
ホノルル空港の場合、
あちこちに出口があって、
ノーチェックで
簡単に外に出られるですよ。
でもさ~~ 間違って外に出たとしても
係員に言えばどうにでもなるんちゃうん?
とこの時は思ったですが、
その後自分が
とんでもない目にあって
(携帯忘れて、空港内に戻るのに
2時間もかかった)
じぇったいそんなことは
不可能だ
と今になればわかるです。
そもそも
携帯もハンドバッグも置いてきちゃった
ってことは
身分証明書も航空券も
な~~~んにもない
ってことです。
この状態で
簡単に空港に戻れるわけがありましぇん。

毎日ここで働いておる私でさえ
入れないんですから、
まして
初めてホノルル空港に来た75歳(推定)の
おばあちゃんが
一人で戻れるなんてあり得ましぇん。
そもそも
この日自分たちがやってきたバーの名前さえ
わかってないと思うです。
「うちの旦那がゲートBの
Makai Beer Kiosk で待ってる」
なんて説明できるはずもないです。
下手したら
旦那の携帯の番号さえ
覚えてない可能性もあるです。
↑そもそも旦那の携帯番号覚えていて、
誰かにかけてもらったとしても
この旦那が何かの役に立つとも思えないけどね。
(旦那も今自分がどこにいるか
じぇったいわかってないと思う)
でもまあとにかく、
このハワイアン航空のおねいさんと、
アジア系アメリカ人男性に
連れられて、
バーから立ち去ったおじいさん。
はああああ。
とりあえずは誰かが助けてくれるみたいで
よかったよ。
↑
この人たちに丸投げすることにした。
え? その後どうなったのか?
いや、その後
2度とここには戻ってこなかったので
どうなったかはわかりましぇん。





でもきっとどうにかなったことでしょう。
↑
無責任。
ってことで
この話も完結です。
え? もやもやする?
すみましぇん。
オチがない映画みたいで。
でもこの日のことと、
自分の経験から学んだこと。
1.空港内に携帯を置きっぱなしにして
外にでちゃあかん。
2.セキュリティーを頼っちゃあかん。
皆さんもこれを肝に銘じてくだしゃい。
でわでわ。