今日はピアノの話に戻ります。
さて、前回までの話は
年末最後のレッスンで
ビデオ撮影をすることになった
ってことでした。
ビデオ撮影に慣れるために
１１月最初のレッスンから
ビデオ撮影のリハーサル開始。
撮影と言っても
テレビカメラが入るわけでも
カメラマンが来るわけでもなく
ただスマホで動画を撮る
というだけのことです。
それも無人で。（三脚を使用。）
こんな
どう見ても緊張する要素がない状況なんだから
大丈夫だよね。
さらにただのリハーサルだしね。
私がそばにいると緊張すると思うので、
私は隣の部屋に行きますね。
と気を使ってくれる先生。
というわけで、
撮影開始です。
っていうか、
もう出だしから手が震えるんですが。
んがっ、
何とか弾き始めることができたです。
んがっ、
開始１分も経たないうちに
大きくつまづきました。
あ～～ ミスタッチでしょ？
そんなのあるあるだよ。
と思われたあなた。
いえ、そんなもんじゃありましぇん。
ある個所が来たら、
完全に記憶がなくなり、
どうやっても思い出せましぇん。
は？？？
どういう意味？？？
とお思いの皆さん。
つまり楽譜に頼らず、
記憶だけに頼っているため、
記憶のリズムが狂うと
全くわからなくなるです。
話は変わるですが、
昔千代田線（東京の地下鉄）で
学校に通っていました。
町屋、千駄木、根津、湯島、
新御茶ノ水、大手町、二重橋前、日比谷、霞が関・・・・
という感じで、
千代田線始発駅から終点駅まで
よどみなくすらすらと
駅の名前を言えてました。
んがっ、
「赤坂のひとつ前の駅は？」
と聞かれると答えられないです。
ええと・・・・
北千住、町屋、千駄木・・・・って感じで
かなり前までさかのぼらないと出てこないです。
それと全く一緒で
一つつまずくと
かなり前までさかのぼらないと
全く弾けなくなるわけです。
ここで言い訳をするですが、
この箇所は家で練習しておるときには
全く間違えたことがなかったです。
じゃあどうして？
って話ですが、
ピアノのキーが重くて
音が鳴らなかったため、
脳が対応できなくなった感じです。
意味わかりづらいですよね？
つまり家の電子ピアノは
打鍵がめちゃ軽いです。
ちょっと触れただけで音が鳴るです。
反して本物のピアノだと
鍵盤を上から押さないと
音はならないわけです。
月に２回は
本物のピアノでレッスン受けておるので
大分慣れてきて
違和感もほぼないんですが、
この箇所に来たときに
（たぶん）焦って早く弾こうとしたせいで
打鍵が出来ておらず、
一音鳴りましぇんでした。
指はその鍵盤に触れたのに
音が鳴らなかった
って意味です。
人間の脳って不思議だなって思うですが、
一音欠けただけで
脳がパニックになったらしく
次が全く出てきましぇん。
間違えたところから弾きなおそうと
何とかもがいてみるものの
全く思い出せないです。
記憶障害の発作？？
ってくらい考え込んだ私。
いや～～～ どうしよ～～～～～
もうどうにも思い出せないので、
かなり前に逆もどり。
実は先生からは
「間違ってもいいので、
止まらず、
そのまま弾いてください」
って言われておったです。
はああああああ。
全然だめじゃん。
たかがリハーサルでこれじゃあ
お先真っ暗だよ。
ピアノ経験のある方？
私と同じような羽目に陥ったことありますか？
はあああああ。 先は長いわ。。。