アメリカ・チップ事情 | バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

バーテンダー歴3年。少しはさまになってきたかも?

最近の趣味はピアノです。
まだまだ人に聞かせられるレベルではありませんが
暇さえあれば練習してます

ハワイ生活の面白話、失敗談など、
くすっと笑えるブログを目指しています

ご存知オルオルは、サーバーをしています。



で、前に「オウンチップ制」と「シェアチップ制」のどっちが得か


ってテーマでブログをアップしたことがあります。 (コチラ




ってか、結論出てないじゃん!!!


と皆さんのお怒りもありましょう。



ってか、そんな記事があったことすら記憶にないわ!!!


ってなもんかもしれましぇん。



続きを書くのを自分でもすっかり忘れてました。( ̄_ ̄ i)


↑いつものことでごめんなさい




気を取り直して続きです。


レストラン・チップ考しばらく続きます。




で、オウンチップとシェアチップの


どっちが得かの前に


何でアメリカにはチップってシステムがあるの???


ってところから考えてみました。



答えは非常に簡単だと思われます。



チップ制にしないと、


ウェートレスが真面目に働かない



絶対これが理由です。



だってですよ?


万が一チップがもらえなかった場合のことを想像してみてください。



暇だろうが、忙しかろうが、


もらえるお金は同じ


↑こんな状態で、アメリカ人を野放しにしたら


恐ろしいことになるのは目に見えておるです。ヽ((◎д◎ ))ゝ



客が入ってきても、挨拶もしないどころか


閉店間際に来て 「まだ大丈夫ですか~~??」


なんて言われたら


「いや、もう終わり!!」


などと邪険に追い払う可能性さえあります。



忙しくなればなるほど不機嫌になり、


「すいません。お勘定を4人で分けてください」だの


「コーラのリフィルください」だの


「これ持ち帰りたいので、ボックスに詰めてください」


だの言われた日には



「はぁぁぁぁ?????


今忙しいんだけど????


見てわからない????」


くらい言いかねましぇん。



きちんと真面目に働いてもらうために


店側はチップの心配までしてやらなきゃあかんのか。


オーナーも大変だな~~~


とお思いの方もいらっしゃるでしょう。



んがっ、


チップシステムの恩恵を誰よりも受けておるのは


店側


と言っても過言ではありましぇん。




自分は懐を痛めなくても


客が勝手にチップを払ってくれるんだから


こんな便利なシステムはありましぇん。



ハワイでの最低時給は7.25ドルと決まってます。


つまり時給7.25ドル払いさえすればよろしいってことです。



州に寄ってはサーバーの時給は


法が定める最低時給の半分でいいそうです。



ってことで、サーバーの時給が3ドル


な~~んて恐ろしいことも起こるわけです。



チップ制じゃなかった場合、


「こんな忙しいのにこんな少人数でやってられない!!」


「もっと人を増やしてくれないと体を壊す!!」


などとサーバーから店に苦情が出ることも十分考えられます。



んがっ、逆にチップ制のおかげで、


サーバーは最低人数で頑張るわけです。



恐ろしいほどの忙しさでも


「いや、大丈夫。 やっていけるから心配いらない」


と言い張るのがサーバーってものです。



理由はもちろん


チップが少なくなるのが嫌だから



これはオーナーにとっても喜ばしいことと言えます。


人件費を最低限に抑えられるからです。



仕事が遅いサーバーを4人雇うより、


早く動けるサーバーを2人雇うほうがいいに決まってます。



さらにサービスもよくなるのですから、


店は万々歳。



ってことは、


店側にとってもサーバーにとっても


チップ制度って大切ってことだよね?


じゃあ、お客さんのメリットって何???



とお思いの方もいらっしゃるでしょう。



残念ながら客にメリットはありましぇん。(((゜д゜;)))



元々チップって、


「エキストラでお金あげるから、人より融通してよ」


ってことだったと思います。



例えば、「お金あげるから、いい席まわしてよ」とか


「順番飛ばしてよ」とか。



ま、言い方悪いですが、賄賂のようなものです。



んがっ、食事が終わってから、テーブルに置くんでは


全く賄賂の意味はなしていましぇん。




「サービスに対する感謝の気持ちでしょ?」


とお思いの方。



そりゃあなた、洗脳されておるですよ? 残念ながら。



そんなこと言っておったら、


スーパーのレジのおばちゃんだって


あなたのために商品を袋詰めしてくれてます。



「いや、もっとプロフェッショナルに、


注文について相談に乗ってくれたし」


とお思いの方。



宝石屋の店員さんだって、


もっと親身に相談に乗ってくれると思われます。



「重いトレーに沢山飲み物乗せて、運んできて、


重労働してるから」 ?



スッチーさんだって重労働です。




「スッチーは高給取りだけど、サーバーは貧乏でかわいそうだから」?



サーバーはチップだけで1シフトにつき、


50ドルから100ドルくらいは稼ぎます。 


(掛け持ちすれば、ダブルで稼げます)



(店にも寄りますが、下手すると毎日200ドル、300ドル稼ぐ人もおるです)




じゃあ、オルオルはチップ制には反対なわけ???


と思われるでしょう。



絶対反対です。


自分がサーバーじゃなかったら。




んがっ、 サーバーやっておる今は


I love チップ !!( ̄▽+ ̄*)



すみましぇん、自分勝手で。( ̄_ ̄ i)



自分勝手ですが、


これがアメリカのレストランの実情だと思われます。



他の業界に関しても似たり寄ったりの事が言えると思います。



そう考えると、日本のサービス業界の方たちは立派です。


チップなしで、重労働、低賃金で働いておるですから。



え? 


目からうろこ???


もうアメリカでは


チップ置くのやめる????Σ(゚д゚;)





いや~~~ 


今日の話は聞かなかったことにしてくだしゃ~~~い。ヽ(;´Д`)ノ




でわでわ。