以前にも書きましたが、
私の働いているレストランでは、サーバーが交代でテーブルを受け持ちます。
例えば 今日のランチのサーバーが
オルオル、キャシー、ロバートの3人だったとします。
出勤順に、順番にテーブルを持つわけです。
まず最初の客がオルオル、次がキャシー、三番目がロバートだったら、
4番目はまたオルオルに戻るってな具合です。
じゃ、最初に来たほうが得じゃん
と思われるかもしれましぇんが、
それがそうとも限らんのです。
ランチタイムのサーバーの出勤時間は10時半です。
がっ、時間前に来るのはオルオルくらいなものです。
悲しいくらい日本人なものですから。
で、開店前の準備を
ほとんどオルオル一人でやる羽目になることもしばしばあります。
で、キャシーが10時40分。 ロバートが10時50分に来たとします。
オープン後最初のカモ・・じゃなかったお客様が二人連れだったとします。
で、それはオルオル担当。
2番目に5人連れが来たとします。
キャシーのテーブルです。
三番目に4人連れが来ました。ロバート担当。
これで一回り。
ちっ、私だけ二人連れだよ。
よ~~し、次のラウンドで勝負だ。
第2ラウンド
最初の客 「一人なんですが、いいですか??」
まぢかよ~~。(((( ;°Д°)))) ま、こういうこともあるよね。
2番目の客 またまた5人連れ。
まぢ??? またキャシー5人連れだよ~~。
3番目の客6人連れ。 これはロバート。
どしゃ~~~~。Σ(゚д゚;)
ここまででオルオル惨敗。
ここで、マネージャーから
「今予約の電話が入って、12時に8人来るから」
8人??? よーし一気に挽回しちゃる。( ̄▽+ ̄*)
と心ひそかに闘志を燃やすオルオル。
12時まであと30分か。
次私の順番だから、30分の間に後3組入れば、
もう一周して、また私の順番が来て、
8人連れゲットできるかも???
こうなると入り口のドアにサーバーの熱い視線が集まります。
よ~~し、ドアが開いた~~。(* ̄Oノ ̄*)
うぎゃ~~~~ アンディさんだよ~~~~。((>д<))
アンディはご存知、知り合いの中国人のおっさんです。
オフィスが近いのでたまにうちのレストランにご飯食べに来ます。
がっ、
なして、私の順番のときに限って、一人で来るですか?
何も知らないアンディめ、
「オルオルが働いている日かな~~と顔見に来たよ。」
余計なことするな~~~~!!!!!ヾ(▼ヘ▼;)
「あんまりお腹空いてないから、今日はカリフォルニアロールね。」
と、たった6ドル50のものを注文する中国人のおっさん。
腹へってないんなら、来るなよ~~~~~!!!!\(*`∧´)/
その後矢継ぎ早に 3人連れが2組。
これはキャシーとロバート。
うぎゃ~~~。
ここまでで、
オルオル 2人、1人、1人 計3テーブルで5人
キャシー 5人、5人、3人、計3テーブルで13人
ロバート 4人、6人、3人 計3テーブルで13人。
完敗です。![]()
頼みの綱は予約の8人連れじゃ~~~~。
予約をするということ自体、特別なイベントのことが多いです。
誕生日とか何かのお祝いとか。
そういう人たちはお金を使うパターンが多いのだ。
お酒から始まり、デザートまで行くと一人頭ランチでも30ドルくらい行く場合も。
$30×8=$240 ですよ??
ってことは、このテーブル一つで、チップ50ドルくらい稼げる可能性もあるわけです。
ここで一気に追いつくか、オルオル。
刻々と予約の12時が近づいてきます。
現在11時45分。
よし、後15分誰も客が来なかったら次はわしじゃ~~~~。
11時50分。 まだ誰もきましぇん。
11時55分。 まだ誰もきましぇん。
よ~~しいいぞ~~~~。
12時!!!
あれ? まだですか?
12時5分。 まだ来ません。
頼むよ~~~。来てくれ~~~~。 他の客が来ちゃうじゃん。ヽ((◎д◎ ))ゝ
12時10分。
ドアが開きました。
「あの~~ 8人で予約している、パトリシアですが。」
「はいっ!! 承っています。 テーブルもご用意出来てます!!
こちらにどーじょ」
↑超張り切るオルオル。
「まだ他の人たちが来てないみたいなんで、ここで待ちます」
と言い出す客。
そうはさせてたまるか!!!
と言うのはですよ?
テーブルに一人でも座った時点でそのサーバーのもの。
逆に言うと、入り口で待っておる客はカウントされないってわけです。
「テーブルの用意出来ているので、
おかけになってお待ちください。」
「あ、でもいいです。 すぐ来ると思うんで、ここで待ちます。」
ともめておるうちに、
横をすり抜けて、
2人組が店内に入ってくるではありましぇんか。Σ(゚д゚;)
「二人なんだけど」
ガクッ。
オルオル、すんでのところで8人組をのがし、
この二人連れを案内する羽目に。![]()
さらにこの二人が席に着いたのと同時に、
さっきの8人組の一人(入り口で待つと言ったおばさん)が、
「やっぱり席で待つわ~~~」と席に着く。
「私の順番だよね?」と勝ち誇ったようなキャシー。
はい・・・もうどうにでも好きにしてください・・・
オルオル力尽きる。
大人数のテーブルばかりゲットしたキャシーは大忙し。
一方全く忙しくないオルオル。
結局キャシーの客にまで用事を言いつけられる。
はあああああ~~~。
疲れた、色々な意味で。。![]()
と、これは今日のことではありましぇん。
がっ、ネタではなく、本当の話です。(こんな日もありました)
逆のこともあるけどね。
でわでわ。