壮絶なテーブル争奪戦 | バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

ホノルル空港(ダニエルK イノウエ空港)でバーテンダーをしています。

最近の趣味はピアノです。
まだまだ人に聞かせられるレベルではありませんが
暇さえあれば練習してます

ハワイ生活の面白話、失敗談など、
くすっと笑えるブログを目指しています

以前にも書きましたが、


私の働いているレストランでは、サーバーが交代でテーブルを受け持ちます。



例えば 今日のランチのサーバーが


オルオル、キャシー、ロバートの3人だったとします。



出勤順に、順番にテーブルを持つわけです。



まず最初の客がオルオル、次がキャシー、三番目がロバートだったら、


4番目はまたオルオルに戻るってな具合です。



じゃ、最初に来たほうが得じゃん


と思われるかもしれましぇんが、



それがそうとも限らんのです。



ランチタイムのサーバーの出勤時間は10時半です。



がっ、時間前に来るのはオルオルくらいなものです。


悲しいくらい日本人なものですから。



で、開店前の準備を


ほとんどオルオル一人でやる羽目になることもしばしばあります。



で、キャシーが10時40分。 ロバートが10時50分に来たとします。



オープン後最初のカモ・・じゃなかったお客様が二人連れだったとします。


で、それはオルオル担当。



2番目に5人連れが来たとします。


キャシーのテーブルです。



三番目に4人連れが来ました。ロバート担当。



これで一回り。



ちっ、私だけ二人連れだよ。


よ~~し、次のラウンドで勝負だ。




第2ラウンド



最初の客 「一人なんですが、いいですか??」


まぢかよ~~。(((( ;°Д°)))) ま、こういうこともあるよね。



2番目の客 またまた5人連れ。


まぢ??? またキャシー5人連れだよ~~。



3番目の客6人連れ。 これはロバート。



どしゃ~~~~。Σ(゚д゚;)



ここまででオルオル惨敗。




ここで、マネージャーから


「今予約の電話が入って、12時に8人来るから」



8人??? よーし一気に挽回しちゃる。( ̄▽+ ̄*)


と心ひそかに闘志を燃やすオルオル。



12時まであと30分か。


次私の順番だから、30分の間に後3組入れば、


もう一周して、また私の順番が来て、


8人連れゲットできるかも???  



こうなると入り口のドアにサーバーの熱い視線が集まります。



よ~~し、ドアが開いた~~。(* ̄Oノ ̄*)


うぎゃ~~~~ アンディさんだよ~~~~。((>д<))


アンディはご存知、知り合いの中国人のおっさんです。


オフィスが近いのでたまにうちのレストランにご飯食べに来ます。



がっ、


なして、私の順番のときに限って、一人で来るですか?



何も知らないアンディめ、


「オルオルが働いている日かな~~と顔見に来たよ。」



余計なことするな~~~~!!!!!ヾ(▼ヘ▼;)



「あんまりお腹空いてないから、今日はカリフォルニアロールね。」


と、たった6ドル50のものを注文する中国人のおっさん。



腹へってないんなら、来るなよ~~~~~!!!!\(*`∧´)/



その後矢継ぎ早に 3人連れが2組。


これはキャシーとロバート。



うぎゃ~~~。



ここまでで、


オルオル  2人、1人、1人 計3テーブルで5人

キャシー  5人、5人、3人、計3テーブルで13人

ロバート  4人、6人、3人 計3テーブルで13人。



完敗です。ガクリ



頼みの綱は予約の8人連れじゃ~~~~。


予約をするということ自体、特別なイベントのことが多いです。


誕生日とか何かのお祝いとか。


そういう人たちはお金を使うパターンが多いのだ。



お酒から始まり、デザートまで行くと一人頭ランチでも30ドルくらい行く場合も。


$30×8=$240 ですよ??


ってことは、このテーブル一つで、チップ50ドルくらい稼げる可能性もあるわけです。



ここで一気に追いつくか、オルオル。



刻々と予約の12時が近づいてきます。



現在11時45分。 


よし、後15分誰も客が来なかったら次はわしじゃ~~~~。



11時50分。 まだ誰もきましぇん。


11時55分。 まだ誰もきましぇん。


よ~~しいいぞ~~~~。


12時!!!


あれ? まだですか?



12時5分。 まだ来ません。


頼むよ~~~。来てくれ~~~~。 他の客が来ちゃうじゃん。ヽ((◎д◎ ))ゝ



12時10分。 


ドアが開きました。


「あの~~ 8人で予約している、パトリシアですが。」


「はいっ!! 承っています。 テーブルもご用意出来てます!!


こちらにどーじょ」 


↑超張り切るオルオル。



「まだ他の人たちが来てないみたいなんで、ここで待ちます」


と言い出す客。



そうはさせてたまるか!!!



と言うのはですよ?  



テーブルに一人でも座った時点でそのサーバーのもの。


逆に言うと、入り口で待っておる客はカウントされないってわけです。



「テーブルの用意出来ているので、


おかけになってお待ちください。」 


「あ、でもいいです。 すぐ来ると思うんで、ここで待ちます。」


ともめておるうちに、



横をすり抜けて、


2人組が店内に入ってくるではありましぇんか。Σ(゚д゚;)


「二人なんだけど」



ガクッ。



オルオル、すんでのところで8人組をのがし、


この二人連れを案内する羽目に。ガクリ



さらにこの二人が席に着いたのと同時に、


さっきの8人組の一人(入り口で待つと言ったおばさん)が、


「やっぱり席で待つわ~~~」と席に着く。



「私の順番だよね?」と勝ち誇ったようなキャシー。



はい・・・もうどうにでも好きにしてください・・・



オルオル力尽きる。



大人数のテーブルばかりゲットしたキャシーは大忙し。


一方全く忙しくないオルオル。


結局キャシーの客にまで用事を言いつけられる。



はあああああ~~~。  


疲れた、色々な意味で。。ガクリ



と、これは今日のことではありましぇん。


がっ、ネタではなく、本当の話です。(こんな日もありました)



逆のこともあるけどね。



でわでわ。