春休みに教員が引率して大学を生徒と訪問しようという計画がいよいよかたまりました。

 訪問する大学は全部で7大学。進路業者の「ライセンス・アカデミー」や「さんぽう」の「春休み大学ツァー」一部便乗しながら、その他には、横浜市大や東海大学、神奈川大学などの入試センターに連絡したところ、どこも快く応じてくれました。

 生徒の参加はのべ50名程度、初めての試みで、しかも春休み中なのを割り引けば、まぁまぁのスタートと言えるのではないでしょうか。

 とにかく、まずやってみること。先へ進めるためには実行あるのみです。
 先方も、教員が引率するということを重視しているようでした。
 昨日、勤務する高校で「学校評議員会」がありました。

学校評議員とは、文科省によれば
「校長が、学校運営に当たり、学校の教育目標・計画や地域との連携の進め方などに関し、保護者や地域住民の意見を聞くとともに、その理解や協力を得て、特色ある教育活動を主体的かつ積極的に展開していく」ために平成12年度より設けらたものです。

  今回の「学校評議員会」のテーマの一つに「開校2年後の現状と課題」があります。
 教育委員会が実施した「生徒・保護者へのアンケート」や、「生徒による授業評価」等の結果等をふまえて委員の方々からどのような提言や意見が伺えるか注目していました。
 
 その中である委員が、「アンケートへの対応が非常に重要である。その結果を定量化へブレークダウンすることが必要である」と述べられました。

 アンケートをとっただけで、おおよその傾向をや課題をつかんだ気になって、具体的な施策に生かすことへ有効に利用できていなかったこれまでのやり方に対して、課題解決のための「定量化」を提言されました。
 以前より、「目標として数値化できないものはない」と述べられていましたが、今回は、アンケートの結果という具体があっただけに、これを目標として「どう定量化するか」という工夫が必要なのだということを強く感じさせられました。

 また、ある委員は「建築業界が目指している満足度はどのくらいか。顧客は70%の満足を覚えるとさらに上の80や90%を望むようになる」ともおっしゃいました。

 ある意味、これだけやっていて、それでも出てくる生徒の不満に今後どう答えていくかということを突きつけられていた私たちに、「満足度」を冷静に検討することを示唆してくれた発言でした。
 (マズロ-の「欲求段階説」のことですね、とすかさずある委員がおっしゃいました。老齢にもかかわらず、さっと言葉が出てくるところは敬服に値します。)

 これで、冷静に課題や目標を「定量化」できるようになったと思います。いっぱいいっぱいだと、切羽詰まった状態になり、つい自分を追い込んでしまいますが、冷静に判断することを自信をもって行うことが大切だと思いました。
ライフカードのCM 「続きはネットで」

 面倒だと思いながら、かわいくない新入社員にオダギリジョーがどうするか、我慢できずにアクセスしました。

  [説教][理解][罵倒][我慢]の4枚のカード

 適切な選択をしようとして、それぞれの選択(カード)のイメージを正しく持てているだろうか。なんとなく、これが一番いいのではと思い、持てるカードを自分で少なくしていないだろうか。

 「今の自分にどんなカードがあるか」と意識するだけで、カードの枚数が増えてくると思う。

 CMの続きは、「まいりました。」こうあらねば・・・。
 こういうカードを持つぞ!


 着うたもあるけど、着メロはない。残念。


 今さらですが、 
 過去のCMの続きを観たいんだけれど、どうしたらいいのでしょうか?


 
「流れなんかでやるんじゃない」
eno1952さんのブログにあった校長の言葉です。

「流れでやる」どころか、「流され、ときに流れに逡巡する」自分がいました。ときどきひっかかりながら漂流している・・・・

 会議と行事と雑務と連続する締め切りの洪水のなかで漂流しながら、腹をくくりました。

「流れのなかで力強く泳ぐ」という選択。自分の推力を持たなければ流されてしまう。目的地と航路、推力が大切だ。

 コンパスを正しくつかい、自分のそれぞれの役割と目標をさだめて推進する。担任、部長、授業:「探求」・「世界史研究」・「世界史A」・「20世紀の歴史」・「Webプログラミング」・「情報A」・・・。6種類の授業は本校では普通だ。

ミッションを明確にして、率先力をもってやる!

eno1952さんの記事にトラックバックすべきだったかも・・・)
『ウェブ進化論』は刺激的だ。

 「第一次インターネット・ブーム時の結論は「何も起こらない」だった。」現在は圧倒的な技術革新が起きたため、「何かを表現すれば、それを必要とする誰かにきっと届く」希望がある。
 グーグルは「知の世界の秩序」の再編成を行っているという筆者の視点は刺激的だ。

 私が勤務する総合学科高校では、高校3年間の仕上げとして、3年次に課題研究「探求」という科目をおいている。大学の「卒論」や「卒業研究」のようなものだ。

 「探求は」どれかの系列に属する教員の指導を受けるが、「情報科学系列」のテーマとして、「インターネットの未来と可能性」とか「ネットビジネス」などを考えている生徒がいる。

 本書はこれらに絶好の示唆を与えてくれるだろう。この本を読みこなす力があればいいが・・・。






梅田 望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
 情報大学の課題で『情報社会を読む』を読んだ。著者のウェブスターは様々な検証から「情報社会」というものはない、という立場を展開していた。課題は、著者の見解に賛成か反対かの態度を明らかにし、理由を述べよというものであった。「情報化社会」になっていても、「情報社会」といえるものにはなっていないという、意味があるのかなと思うような社会学者の主張に疑問を感じていました。

 しかし、ウェブスターがこの本を書いたときはインターネットは普及する前でした。インターネットが大衆のものになって10年、ここまでの進化を予測し得たであろうか。

 自分が新しい時代の入り口に立っていると思いたいのだろうか。インターネットは、やはり新しい時代を呼び込んでいるように思う。「ウェブ進化論」に期待しよう。

ついでに、『会議の技法』も買おう。これでアマゾン送料無料だ!




梅田 望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる




フランク ウェブスター, Frank Webster, 田畑 暁生
「情報社会」を読む




吉田 新一郎
会議の技法―チームワークがひらく発想の新次元
 2週続けて、朝日新聞の書評欄で新書を買ってしまいました。

 教育に対しては誰でも自分の体験をふまえながら何らかの批評や批判を持っていると思います。そのため、その内容が感情的であったり、精神論的であったり、単なる批判・攻撃に終始するものだったりします。一般の人だけではなく、政治家やマスコミ、学者までさまざまです。

 元文科省課長の岡本氏が書いた『日本を滅ぼす教育論議』は、これらの「すれ違い」や「カラ回り」の現状を、「建設的な論議の展開」へ持っていこうと各種論議に冷静な分析を与えます。
 文科省内部の議論においてさえ、「なぜ、こうしてはいけないのか?」「なじまないからだ」、「なぜ教育機関ではこの方式を採用しては行けないのか?」「教育だからだ」という「珍問答」が「頻繁」に行われていると紹介しています。

 アメブロのランキングがトップレベルのブログで教育制度を語るところがありますが、ここが賑わうのも、みんな一言いいたいからでしょう。でも、制度を語るなら、この本読んでもう少し勉強して、お願いだから・・・という気持ち。
(ランキングへのやっかみは少しあるかも・・・。)

 


岡本 薫
日本を滅ぼす教育論議
『最高のプレゼンテーション』から
 (実は、買うかどうか迷いました。立ち読みですみそうだったから。でも購入してよかった。じっくり読むと、内容は十分参考になります)

以下は、「テーマをわかりやすく伝えるスキル」として紹介された「リンゴの木のアプローチ」の要点です。

1.タイトルは魅力的に
 「これでわかる 科目選択!」

2.5つの項目にまとめる
 ブレーンストーミングでいくつか上げてから5つに絞り込む

  (1) 国語・数学・英語の選択
     → 国語総合、数学Ⅰ、英語Ⅰ
  (2) 理科の選択
     → 理科総合A、理科総合B
    理科は卒業まで2科目以上とる
    選ぶパターンの考え方は2つ。どちらでも良い。
  (3) 情報の選択
     → 情報A、情報B
  (4) 芸術の選択
     → 音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰ、工芸Ⅰ
      希望の進路と関係があるときは備考欄に書く
  (5) F選の選択
     → 優先順位をつけて5位まで
      興味・関心などで選択

3.5つのキーワードを考える
  (1) 4単位のもの
  (2) 1分野系か2分野系か
  (3) 表現系のA、ハード的なB
  (4) 興味・関心と進路との関わり
  (5) 取りたいものから希望を書く。
    2年、3年でもとれるチャンスあり

 「キーワードは詳細な原稿を書く必要性を排除する」

4.5つのミニ・スピーチをつくる
 ・説明する  Explain it
「知ってもらわなければ困る」文章で明快で威勢良く
 ・補強する Reinforce it
   興味を引いたり動機付けの活動  逸話や過去の事例
 ・売り込む Sell it
   わからないことは何ですか?
    → 記入して後で質問してください

5.イメージを提示する
 ・絵、デザイン、シンボル、漫画など視覚に訴えるものを提示する


 本を読みながら、2時間くらいでまとめました。
 事前に書いてあった原稿より、はるかにスッキリして要点も網羅されています。同じ時間でもその効果はより高いと思います。

 ただ、この本に例として書いてあったアイスブレイクは、アメリカ的でちょっと使える気がしません。他のを考えられるかちょっと不安。

 でも、この本に載っていた□△Z◯の性格診断は、これまで最高のプレゼンだと思っていた一橋大学の竹内弘高教授の講演のときに使われたものだった。あれが、アイスブレイクとして使われたんだなと今気づきました。
 吉田 新一郎氏の『効果10倍の<教える>技術』を読み進めています。


 第3章の「学び」のサイクルでは、新しい研修モデルとして

  (1)ひきつける(関心を喚起する段階)

  (2)インパクトの体験や情報の提供

  (3)体験や情報の振り返りと共有

  (4)応用する

  (5)プログラム全体の振り返りと評価

 → サイクル(2)ないし(4)へ

を提示していますが、各時間の割り振りについて
 (1)は10~15%  
 (2)(3)がそれぞれ20%
 (4)は40~45%
 (5)は5%  と、しています。

 従来の教え方では(1)はほぼゼロ、司会役が講師紹介をどれだけうまくできるかにかかっているのに、「新しい流れ」ではこれが成立しないと、「学び」事態が成立しないと重要視しています。

 先日の堀 公俊氏の体験型学習においては、「場づくりが最も重要である」と述べたのことと同じです。堀氏のお話を聞いたことにより、その重要性を深く理解することができました。

 吉田 新一郎氏は述べています。
「特に大切なのは導入時です。・・・『自分たちこそが学びの主役なんだ!』という意識をもってもらうようにすることです。」

「わかりやすく話せば、自分の役割は果たしている」というこれまでの講師の考えを批判します。私自身、実際、どううまく話すかということは考えても、アイスブレイクによって、自分をどう受け入れさせるかということに余り注意を払ってきませんでした。

 たとえ、強制的に参加させられた会合やセミナー・説明会であっても、受講者に主体的な意識で参加してもらうには、「導入時」が勝負なのです。

 明日、本校では「合格者説明会」を実施します。私は「履修ガイダンス」について25分程度話をするのですが、導入についてこれから考えてみます。(また、一夜漬けだ)

 吉田 新一郎氏推薦の『最高のプレゼンテーション』を夕方Y隣堂より購入してきました。まず、これを読もう!




ダグ マルーフ, Doug Malouf, 吉田 新一郎
最高のプレゼンテーション―心をつかむ見せ方、話し方
かながわ人材育成支援センター主催の「キャリア形成支援の効果的手法を考えるフォーラム」に参加しました。
内容は以下のとおり
 ○かながわ人材育成支援ネットワーク活動報告
 ○基調講演「キャリア形成支援の効果的手法を考える」堀公俊氏
 ○実践報告「キャリア形成支援プログラムの成果と活用」
 ○体験発表「無気力からの脱却と再生」

堀 公俊氏は日本ファシリテーション協会を設立された方で、以下のような多数の著作がある。今日のお話は、ワークショップ、アイスブレイク、ファシリテーションについての実践的な内容が主であり、ここで紹介された「参加型学習」は前回取り上げた『効果10倍の<教える>技術』と重なるものでした。

 「参加型学習」の手法であるワークショップは、「多様な人達が主体的に参加し、チームの「相互作用を通じて新しい想像と学習を生み出す方法です。そこにおいては、プロセスをマネジメントするファシリテータよりも場を生成するプロセスデザインが決定的に重要である。いいができれば、プログラムは不要であると言い切っていました。

 その「場」を形成するにあたって、ワークショップが始まる前に参加者が自発的に参加するように非常に気を使うということでした。
 強制されたものや、出ろと言われたから参加したということでは「参加型学習」の成果が十分に出ないのです。
 授業においても、うまく説明することに気を使いがちですが、「場」というものをいかにうまく作り上げるかということに今まで以上に意識してみようと思いました。


「キャリア形成支援プログラムの成果と活用」も大変すばらしかった。25時間のプログラムを5日間で実施するように組まれていて、その詳細なマニュアル?は具体的で学校における「キャリア教育」にも十分応用できるものでした。NPOのキーパーソン21などが協力しており、県内の公立小中高等学校で多くの活動実績を有しており、本校でも実践できるか検討してみたい。



堀 公俊, 本山 雅英, 荒金 雅子, 日本ファシリテーション協会
できる人の会議に出る技術―ココで同期に差をつける!




堀 公俊, 日本ファシリテーション協会
ファシリテーションの技術 「社員の意識」を変える協働促進マネジメント