フードケアセラピストの千穂です。
昨日はブログで
「消毒が招くもの。身体。そして環境。」
という記事を書きました。
広域の消毒が招くもの
についてのお話でしたが、
実は、
今回のことが起こる前から
除菌、抗菌などのキレイキレイな
社会の流れが「危険だな」
と個人的には感じてました。
ごく普通の日常の生活の中には
様々な菌もウィルスもいて
除菌、抗菌グッズがなくても
ご先祖様たちは健康に暮らしてました。
もちろん、
感染症が流行ることもあったし
（感染症は文明とともに
拡大した病気とも言われてますね）、
菌やウィルスで病気になることも
なかったわけではないけれど、
特別な時、一部の人以外は
基本的には健康な毎日でしたよね。
ところが今は
昔からいたはずの身近な菌でさえ
日常的に不都合が起きてきてる
と、コンサルを通して感じてます。
本来は共存しているはずの
自分の常在菌にまでやられてしまう。
手のひらの上にも
常在菌が共存してるからこそ
守られてるものがある。
ご存知ですか？
あなたの細胞の数より
常在菌のほうが多いんですよ♡
人間の身体の細胞は約６０兆個
皮膚常在菌は１兆個以上
腸内細菌は100兆個～1000兆個
（と、言われてます）
1～2キロくらいが常在菌！
うんちの1/3は常在菌！
（と、言われてます）
常在菌はね、
基本的には共存してる。
しかも、
あなたを守る正義の味方！
と、私は思うのですよ♡
たとえば
皮膚の上にいる常在菌は
肌表面で身体を守るバリア。
口の中にいる常在菌も
口からの侵入を守る存在。
嫌われがちな腸内の悪玉菌だって
免疫がとめられなかった
よそものをやっつける存在。
（増えすぎない時はですが）
失ってはいけないのが
常在菌なんです。
ところが、
様々な理由で菌のバランスが
極端に変わってしまったりすると
不都合が起きてくる。
たとえば
抗生物質とかピルを使うと
腸内細菌のバランスが変わって
カンジダ増殖や腸壁の傷が
起こりやすくなる。
そして、
塩素はもちろんのこと、
除菌抗菌を徹底して暮らしていると
自分の常在菌を傷つけてしまう。
バリアがない状態の人が
どんどん増えてるのが現代。
たとえば女性はお化粧をして
毎日クレンジングをするでしょう？
薬用せっけんや殺菌、除菌アイテムが
日常にたくさんあふれてる。
お肌の常在菌どうなってるかな？
クレンジングのデータは見てないですが
昔ながらの石鹸で手を１回洗うだけで
肌の常在菌は９割とれてしまう
と言われてます。
薬用とか除菌とかならもっと・・・
アルコール消毒なら・・・（汗）
きゃー、大変（涙）
非常事態の今はさておき
少なくとも普通の暮らしでは
常在菌を育むことが健康の秘訣。
畑の土と一緒ですね。
微生物がちゃんといる畑は
栄養豊富で強い土。
人間の身体も一緒。
常在菌がバランスよくいる身体は強い。
他の菌の侵入を防ぐ力にもなる。
そうそう、
赤ちゃんは成長段階で
あれこれ舐めたりしながら
身近な環境にいる菌に触れて
免疫のお勉強をしています。
それはすごく大事なこと。
※４０代で安産だったクライアントさんのベビー♡
今回ばかりは私も特例として
ウィルスの防御も考えてはいますが、
普段は石鹸もシャンプーもいらないとさえ
思っている人間です。
手に直接消毒をすることは
日常ではまずありません。
そのかわり
手洗いうがい鼻うがいを
こまめにしてます。
手を洗う前に触れた
ドアの取っ手や電気スイッチ、
携帯電話などは
飲料用のアルコールで
念のため拭いてますけれど。
常在菌が作り出す弱酸性のバリアが
とれてしまうほうが危険だと
個人的には思ってるので
個人的にはそれがぎりぎりのライン。
（あくまでも個人的にはです）
近年の肌トラブルの方はもれなく
肌バリアが壊れてるのを痛感していて、
コンサルでは石鹸類の使用も
ストップしてもらうことが多いくて、
それだけで状態がラクになる方もいます。
また改めて書きますが今日はまず
常在菌がバランスよくいることの大切さと
本来身近な菌やウィルスは敵じゃないよ
（免疫が働けば通常は共存してるから）
ってことを覚えていてもらえたら
嬉しいなって思います。
新型コロナに関しては
もう少しいろいろなことがわかるまで
注意はした方がいいのも確かですが。
（避けるという意味）
あなたの不調を改善することは
同時にあなたが本来持ってる
免疫力と自然治癒力を
最大限に働かせることだから
おうち時間がいっぱいのこの春こそ
根本からの体質改善を
ぜひすすめてくださいね♡
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