生徒さんのお声をきっかけに始まった
煮もののお話の続き、最終回。
「理由①~④」はこちら↓
http://ameblo.jp/kuu-kuu-blog/entry-12093062246.html
「理由⑤」はこちら↓
http://ameblo.jp/kuu-kuu-blog/entry-12095220353.html
そして今日はその⑥
今日はますますマニアックかも、、、?
でもマクロビオティックなさっている方は
もうすでにご存知のことかもしれませんが・・・。
理由⑥は想い
それは私の中では
「イメージと信頼」
という言葉になってしまうのだけれど。
イメージというのは
出来上がりのイメージです。
私は失敗も成功も含めて
何度も何度も作っているから
出来上がりのイメージがあります。
作りたい味のイメージも。
かと言って別にそこに固執してはいなくて
まったくの予想外も多々あり、
それも楽しんでいるのだけれど
最初に出来上がりの煮物のイメージがある。
もうひとつの信頼というのは
食材や調味料やお鍋に対する信頼。
「セッティングしたら後はお鍋におまかせ~」
と、口にしている私を見かけた生徒さんも多いはず(笑)
余計なことは極力しないで
そのものにお任せしちゃう。
私の場合、技がない分かなりココが重要。
食材は火にかけるだけでとびきり美味しくなることも
使っている調味料の美味しさも
調理道具のすばらしさも知っているから
信頼してお任せできてしまいます。
あとね
これも大きいかなと個人的に思っているのが、
「失敗したらどうしよう」という不安と
「とびきり美味しくしたい」というこだわり
という想いのあるかないか。
これがあると相当邪魔をしてしまう気がする。
思いかえせば以前の記事に書いたように
味のしない煮ものしかできなかった頃の私は
「美味しく作ろう」
「美味しく作らなくちゃ」
のかたまりのような感じでした。
アシスタントとはいえ先生的な立場でしたから
日々プレッシャーとの戦い。
「どれだけプライドが高いんだ~」
と、今の私は突っ込みを入れてしまいたいほど
ちゃんとしなくちゃが強かった。
それに比べて子供たちが作ったお料理の
ピュアで美味しいことったら。
経験も技術もまだ少ないはずなのに
子供たちのお料理はほんとに美味しい。
なぜか?
子供たちのお料理が美味しいのは
「美味しく作ろう」なんてこだわりも
「失敗したらどうしよう」なんて恐れもなくて
ただただわくわく楽しいから。
執着のないお料理が一番美味しい。
美味しいお料理作れるようなりたいなって
未来を願う想いとこれはちょっと別のお話で
いざお料理する段階で「美味しくしよう」というのは
単なるこだわり・執着になっちゃう時があるということ。
クラスやランチでお料理をお出しした時に
メニューと簡単な作り方をいつもお伝えしてますが
「え?それだけ?」と驚かれることが多いわたし。
「●と△を蒸して、□で和えました」
というくらいあっけないですものね・・・。
簡単すぎてごめんなさい(笑)
でも、食材の美味しさを知ってしまうと
あまり余計な手をかけたくないのです。
私、信頼を超えて頼ってますね(笑)
一度ぜひのびのび楽しく煮物をしてみてください。