女前なひろみんさんのブログを読んで驚いた。
私の友人もなった事があり、すぐに病院に行き事なきを得た。症状は脳の中にある細い血管が詰まり、ロレツが回らなかった。
ひろみんさんが自分の事を書いたのは、とにかく原因の早期発見が大切な事と、自分の身体は自分で守ってね、かな?
誰の身にも起きる事だし、不調に耐えず「診てくれる医師」を探せたのはホント良かった。
彼の事を書いたのも粋だね。
人生で大切なのは愛する事(瀬戸内寂聴)なので、心配しないでね、のメッセージと受け取ろう
町医者で思い出したが、次男は生まれつき涙腺が詰まっていた。
0歳で涙腺に針を刺し、詰まりを通す手術をした。
早く処置する方がいいと言われ、地元の病院で2回したが通らず、和歌山の日赤を紹介されて行った。
ところが日赤でも通らず京都にある町医者を紹介された。
その時、お父さんも来て身体を押さえて下さい、と言われ手術台の息子の身体を支えた。
注射針の長いのを注射器で目の付け根から入れていき、そんなに入れて大丈夫か?と思うほど深く入れた。
0歳にこんな力があるのか、と思うほど身体を捩りながら泣き叫ぶ息子を押さえた。
涙腺が詰まるのは大人になってもあるそうで、日赤の待合室にいた高齢の女性から、痛いのよ、小さいのに可哀想と言われたのを思い出した。
それから医者が注射器に入っていた液体を押し出すと、血と液が喉に通ったらしく吐き出した。
看護婦さんが通りましたよ、と言った。
5回目にしてやっと通ったが、無駄な苦痛を4回も与えてしまったのを思い知ったのは数年後だった。
熱を出した息子を病院に連れて行き、じゃあ、熱も高いし注射をうちましょう、と処置室に行く。
注射器を見た途端に暴れ出し、泣き出した息子はとうとう医者に、それだけ元気ならいいでしょうと言わせた。
とにかく異様な暴れ方だったので、0歳の手術の記憶がトラウマを植えたとしか考えられなく、1回目に失敗した時点で強く抗議しなかった事を激しく悔やんだ。
大腸ポリープを取る手術を受けたあと、5年間大腸内視鏡をやった。
5年目に当たった医師がやってくれた時、はい、終わりました、と言われ信じられない気分になった。
苦痛が一切無かったからだ。
亡くなった遠藤周作さんがエッセイで、注射一つとっても患者の痛みを考える医師と、そうでないのがいる、選ばないといかん、と書いてる。
ホント、良かった、ひろみんさん。
しかし、キャベツ高いなあ