湯の口温泉に行く途中にある、あいころさんが不思議体験したキャンプ場には四つばかりテントが張られていた。
昨日は雨だったので朝に来たのだろうか?
林道の舗装修繕工事を請け負ったので、発注者と打ち合わせに向かっていた。
打ち合わせを終え県道を熊野川に向け走っていると顔見知りの土建屋の監督が箒を持ち清掃していた。
久しぶりだね、と声をかける。
いま居る場所から3キロほど掃除するらしく、
ダンプとか通らない?と聞いたので、
今日は現場説明があった旨を伝え分かれた。
(近くでうちが工事をしてると勘違いしたようだ)
右に行けば あいころさんがよく利用してるキャンプ場がある。
さて、後は午後から警察に行く用事があるだけだ、と思っていたら社長から勝浦の測量を頼まれた。
さっそく向かい昼前には終わった。
ついでに清丸渡船を覗くとガラガラ
大師丸もガラガラ
うーむ、状況は良くないのかなあ、来週は秋田のいっちゃん、大阪からてっちゃん、広島から優さんが来るのになあ
しかし、皆んな遠くから足を運んでくれる事には感謝しかない
あっ、そろそろ行かないと間に合わないな、警察に。
警察署の駐車場で約束の時間になっても発注者が来ない。電話し確認すると忘れていたようだ。
担当の男は10年くらい前の工事担当だった事もあり、忘れっぽいのは知っていたから変わらない姿勢に笑ったね。
警察署に入るとゴールドウイングが飾ってある。
いつの年代か知らないけど、乗っていた人は定年になってるのかな。
発注者と警察を交えて現場を歩いたあと、また社長から電話があり、建築現場の打合せに向かった。
忙しいように映るがたまたまで、現場はこうして徐々に加速していくのだ。
韓国料理屋が新築され、その周りの鋪装だったが
すべて人力になるので手間がかかる。
今月末が期限なので急ぎである。
建物内に入るとペンキ屋の同級生がいた。
あれ?珍しいな と言ったのは施工してる建築屋の下請けをやるペンキ屋は別にいたからで、友の縄張りではないからだ。
事情を聞くと下請けペンキ屋が忙しく、助っ人を頼まれたようだ。
古い友人でもあるし、趣味が釣りなのもあって話がはずんだ。
いつまで釣りができると思う?という問いは、バイクにも通じるが、70から80の間じゃないか、という結論を得た。
友人は週に一回、持ってる船で漁に出掛けている。
しかしながら次の日は疲れてしまう、と言う。
今の時期はカツオとかヨコワを釣り、刺身で食うのが楽しみの漁で、頼めば私も同行できるが船酔いで迷惑かけるのは必然だから行けない。
そのへんのスーパーで買う刺身で満足するならいいけど、釣りたてを食うとモチモチしててよ、旨いんだよ、
と落語家が酒を呑むように話すものだからヨダレが溢れた。
寒グレしかやらないのは食べて旨いからで、私と違い正統派魚釣り師なのである。
食う為に釣るが素直な釣りだと思う。
産卵後は味が落ちるからだ。
で、驚いたのは仕掛けの話しでハリス3号以下は使わない、と言っていたのに2号以下に落としたと聞いて理由を聞けば、食わないからだった事。
お前、掛けたら絶対獲りたいから3号以下は使わないって言ってたやろ?
いや、だって食わないんだもの、仕方ないやろ、
細くすれば食うんだから、食わせる事が最初やんか
それにな、昔の細ハリスは引っ張れば切れたやんか、今のはなかなか切れへんよ
今年から細ハリスに変えた友の言葉に唖然としたが、納得できる部分もあって考えさせられた。
やはり釣りも面白いね。
さて、明日から夜勤が始まる。
久しぶりのドラキュラ工事。
朝日が昇る前に工事を完了して棺桶に戻らないといけない。