こんにちは
くすっと子育て野口勢津子です
今日は
東日本大震災の日ですね。
特集番組をみようと思っていたので
今日のブログはお休みしようと
思っていましたが
先日ある番組で聴いた話が
印象に残っていたので
自分のための覚書として
書かせていただきますね
その番組は
４年前に被災地を訪れたレポーターが
４年経った今
どのような変化があったのか
再び同じ場所、人物を訪ねる、
という内容でした。
まだまだ仮設住宅に住んでいらっしゃる方も
想像以上に多くいらっしゃって
これまで
復興が進んでいることを中心にした
情報ばかり耳にしていたので
まだまだ時間がかかっていること
災害の大きさを改めて感じていました
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リポーターの方の気さくなお人柄もあって
番組に出てくる被災地の方は
笑顔も見られて
時折冗談も交わしていらっしゃるような
女性が出演されてましたが
リポーターの方が
「４年経った今、感じることは
どのようなことですか」
といった質問を投げかけた時、
その女性たちは急に
すうっと声のトーンが下がり
「４年経って
私たち被災者の中でも
『もう』 4年経った、
『まだ』 ４年しか経ってない。
『温度差』が出てきてるんだよね。
被害の状況も
住んでいた地域によって差があって
まだまだ更地で
再建の目処が立っていない人もいれば
復興が進んで
事業を再開したり
新しい生活を
始めようとしている人もいる。
家族を全員亡くして
自分だけ生き残った人。
家はなくなったけど
家族全員助かった人。
４年経って
心の傷の種類や深さの違いが
だんだんはっきりしてしまった。
だから、
これまでみたいに
みんなで集まった時に
「まだ４年しか経っていない人」は
あの日のことを話したい。
聴いてもらいたいんだけど
「もう４年経った人」は
聴いているのが辛い、または
もうそろそろ前を向こうよ、と
考えているのが伝わるから
話しにくくなったんだよね・・・・」と。
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傷の癒える時間は
人それぞれだと思います
頑張って 忘れようとするものでも
ありません。
感情にふたをしないで
ひとこと、ふたことでも。
話せることが
心にくすりをつけられると思います
同じ温度で
静かに耳を傾けてくれる人が
いること。
そのぬくもりが
また心に沁みこみます
同じ経験をしても
時間が経って
感じ方に温度差が出てきている。
切ないですね。
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かつて 父が亡くなったばかりの頃。
当時２１歳の私の周りの友人は
学生生活を謳歌している
彩りのある若者らしい時期でしたので
友人は心から楽しいことがあって
笑ってるだけなのですが
その姿を見るだけでも
心が痛んだものでした。
同じ温度の人がいないこと。
その『孤独』を感じる状況が
４年経って
直後とはまた違った意味で
震災を強く意識されていらっしゃることでしょう
心を寄せる。
相手の目で見、
相手の耳で聴き、
相手の心で感じる。
心の温度差。
ここも意識して
心を寄せていきたいですね
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