あなたのココロの
パーソナルトレーナー
メンタルコーチの
かとちゃんです。
こないだクライアントさんと
宗教関連にからむ話をしていて、
「人の悪口を言ってはいけない」
という話が出てきました。
仏教だと
八正道のひとつ「正語」が
これにあたります。
いま、明後日に、
オンラインサロンの読書会があるので
課題図書の
『精神科医が見つけた３つの幸福』
を読んでいるのですが、
それにも書いてありましたね（笑
この言葉
「人の悪口を言ってはいけない」
を聞いてみて、
みなさんはどう思いますか？
このメルマガを読んでいる
みなさんなら、
まあそうだろうねぇ
と思う人がほとんどでは
ないでしょうか。
でも、こういう
「人の悪口を言ってはいけない」
とかいう言葉。
仏教でも道徳の授業でも
しょっちゅう聞くと思うんだけど
こーいうのがほんと
思考停止でアカンのですわ。
「人の悪口を言ってはいけない」
というルール自体が、
そもそも悪口言う人が悪い
という絶対前提で成り立っていて、
なぜ悪口を言ってしまうのか
という相手への理解や洞察ゼロ。
人ってものを信じてないから
ルール化してしまう。
これって一見良さげに見えて、
ただの禁止事項。
禁止事項が増える世の中は
監視社会。
一見良さげなこと言ってるだけに
「正しさ」という
監獄の中に囚われていくのです。
じゃーどーすればいいのか？って言うと、
「人の悪口、言っちゃうときもあるよね。
わかるわー。あるある。
自分もやっちゃうときあるよ。
あんなことされたらムカつくもんね。
でもさ、本当は悪口なんて言いたくないよね。
人を傷つけたりもしたくないと思うんだ。
じゃあどうしてくのがいいんだろうね。」
＋「ねえところでさ、
相手はなんであんなことしたんだろうね」
＋「じゃあさ、
本当は ”あなたは” どうしたい？」
そりゃあ当然、
悪口は言わないほうがいいに決まっている。
言ったら嫌われるだろし、敵もつくる。
自分だってイヤな気持ちになる。
（いい気持ちになってる人は
その分、自己肯定感と幸福度下げてるよ）
でも
「人の悪口を言っては “いけない" （禁止）」
と外から与えられ
押し付けられる強制されて
それが正しいと思い込むのではなくて、
「人の悪口言っちゃうような
心境のときもあるよな」
「あんなことされたら
腹立つのも当然だよ」
「だから悪口言っちゃう時が
あってもいい」
「でも私は、できるだけ
人の悪口はいわないでおこう」
「その方が、”私が” 気分よくいられる」
って感じ。
「人の悪口は言っては"いけない"」
は禁止事項で、他人軸で、外のルールで、
自分で考えていない思考停止。
そして自分を信じていない。
自己肯定感はめちゃ低い。
「人の悪口は言わないでおこう」
は《努力目標》で、
自分軸で、内側のルールで、
臨機応変に自分で考えて決めている。
そして自分を信じている。
自己肯定感ありです。
でさ、
宗教とか道徳とかでも、
実は「禁止」なんて教えてないのですよ。
（教えてる宗教はそもそもアウトだよ。）
すべてはこう生きられたらいいよね、
という《努力目標》。
あらゆる自分の内面におけるルールは、
全部コレ。
できたらいいよね。
今できなくても、
できる自分を信じて
精進してこーね。
自分を信じられていないと
外に「正しさ」を求め、
自分が「悪い」ことにして
外のルールに従うことが絶対だと思う。
自分を信じられていれば
外には「正しさ」はなくて、
自分は「よりよく」生きていこう
そしてそれができる、と思える。
それだけ。
自分が自分を信じられているか
いないかで
言葉の捉え方が変わる。
「悪口言ってはいけない」という
”禁止の世界”にいる人は、
実は
自分も宗教も道徳も、
そして世界をも信じられていないのです。
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