訳あって、「就職・転職」というテーマを設けて、記事を書いていくことにしました。
あくまでざっくりした考え方が中心になりますが。。。
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一つ目の条件として、身もフタもない条件を挙げます。
それは、「成長している組織に所属すること」です。
「志望動機は、御社の事業に将来性を感じているからです!」
昭和からある典型的な面接用のセリフです。
今や本番ではほとんど聞かれず、コントくらいにしか使われなくなっているでしょうけど。。。
でも、この事業の将来性(言い換えれば、成長可能性)は、
使い古された言葉ではあるけれども、自分自身の実力を高める上で極めて重要なファクターです。
自分自身の成長にとって最も重要な体験は何か?
これも言ってしまえば当たり前なんですが、
「自分自身を成長させてくれる『仕事を体験する』こと」です。
よくある勘違いは、「研修・トレーニングが充実していれば、その機会を通じて成長できる」という考え方です。
しかし、研修・トレーニング(Off-JT)で得られるのは、
・限定的な知識・スキル、
もしくは、
・これまでの自分の仕事ぶり等をたな卸しして、新たな成長につなげるきっかけ
です。
(これはこれで重要な機会の一つではありますので、Off-JTの重要性を著しく貶めるつもりではないです。)
しかし、その場その場で、悩んだり、苦しんだり、ラッキーで救われたり、準備して狙ったとおりに成功したりするような、実践の場でしか、本当に実践で使える実力は身つきません。
まさに、成長は研修センターで起きてるんじゃなく、現場で起きてるわけです。
ということを前提に考えた場合、そういった成長できる現場の経験が期待できるのは、「成長している組織」になります。
成長している組織は、メンバーにも成長を強いざるを得ません。
質・量の両面で、これまでやってこなかったような仕事を、今いるメンバーでやりきらなければならない状況がでてくるからです。
逆にこれが、メンバーにとってはチャンスです。
組織のやらざるを得ない状況を、自分の成長のための機会と捉え直してチャレンジできるのです。
こういった機会は、競争力はそこそこだけど、あんまり成長していない、一見安定しているだけの組織では、思っている以上に得にくいものです。
こういう会社は、「チャレンジしたい人は、どんどんアイデアを出しなさい」なんて、
提案を求めたりもしますが、組織全体がチャレンジする必然性を感じていないために、提案がしづらい雰囲気だたり、せっかく練った提案も変化を望まない上司によって却下になる可能性が高いのです。
組織が成長しているから人が成長する。
人が成長しているから組織が成長する。
この二つの考え方は、概ね表裏一体なのです。(あくまで概ねですけどね。)
逆に言うと、日本全体があまり成長していない今、成長している組織の数は著しく減っていて、そういった組織を目利きすることの重要性は高まるばかりだともいえます。