ALL IN 〜テキサスホールデムでBR$20,000への道のり〜 -22ページ目

ALL IN 〜テキサスホールデムでBR$20,000への道のり〜

アメリカでポーカーディーラーを本業、ポーカープレイヤーを副業にしています。

ポーカーはガチでやっているのでHOLD'EM好きな方、興味のある方は気楽に読んでいって下さい゜*。(*´Д`)。*

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1/2NL
AさんがCOからレイズ。
BさんがBBからコール。

フロップは K 8d 2d
Bさんチェック。
Aさんベット。
Bさんコール。

ターンは 7

ポットは$80。
Bさんはチェック。
Aさんが$60べっと。
AさんはBさんの事をよーく知っていてBさんは高確率でフラッシュドローを持っていることを知っている。

Bさんはしばらく考え込んだ後、QdJdを見せてフォールド。

んでAさんがAKをみせてポットをスクープする。

んでフラッシュドローをフォールドしたBさんは「Nice bet! That was perfect amount to make my hand fold. I would've called if it was any less than $60」(ナイスベット!俺のハンドをフォールドさせるのに完璧な額だったよ。$60以下だったらコールしていた。)と言う。

スクープしたチップをスタックしながらAさんは「Yup. I figured」(だと思ったよ)と言う。




こんなやりとり毎日耳にします。

その度に俺は激しく思う。なんでやねん、と。




もしBさんが言ったことが本心ならAさんが$60ベットしたのはプレイングミスです。

Aさんが取れた最も有益な行動は$59ベットする事でした。

そうすればBさんのフラッシュドローからさらにお金を巻き上げられたわけなのですから。

ポーカーの真髄とは自分より弱い手からMAXIMUM VALUEを巻き上げることです







top pair top kickerとかsetとか2pairをフロップした人はいざフラッシュドローやストレートドローが入ると、びびってそのドローがフォールドするようにベットする人を僕は今まで沢山みてきました。

僕が上記の例でAさんだったら心の中でよだれを垂らしながら「こいつ、後いくらだったらコールしてくれんのかなぐへへへ」ってなりますw



そもそもBさんはアウトが9個しか無いのでリバーでBさんが逆転勝ちする確率ってのは5回に1回くらい(20%)なのです。


ルーレットを遊ぶとします。
赤か黒どちらかにお金を賭けることが出来ますよね。
赤に賭けるとします。玉が赤に落ちる確率はずばり47.37%です。
パッとみ赤と黒が半分づつあるので勝率50%に見えますが0と00があるせいで勝率が47.37%に落ちるのです。
この3%弱がとても小さな数字に見えて実はカジノに多大な利益を齎すのがルーレットの仕組みというものです。

ではカジノ側が特別キャンペーンを実施して一度だけ80%赤20%黒、0と00無しという破格なルーレットを提供してくれるとしましょう。
ベットの上限は$59まで。あなたはどうしますか?

俺は絶対にやります。
上限いっぱい$59赤にベットします。




文頭の例でターンでAさんが$59ベットするのは正にこの破格ルーレットで赤にベットすることに相当するのです。

20%の確率でしか負けないのでターンはBさんがコールできる額の中で最大限にベットするのが理想的です。






では何故多くの人は文頭の例で相手のフラッシュドローをフォールドさせるために大きくベットするのか。

「確率なんて信じません、私はセットやツーペアをフロップしてもいつも必ずリバーでフラッシュにやられるんだ!!」

こういう迷信深い人たち結構多く、僕は個人的に苦手です(汗
僕はその間逆なのでw確率を信じて迷信を信じず。





ではちょっと話を逸らして文頭の例でもし$59ベットして相手がコールしてリバーが20%の確率でダイヤがきたら?


僕は大抵諦めます。


相手がチェックしたらスロープレイ読みでチェックバック。
この時点だとAKでベットしてもKQやそれ以下の手からコールされるのは非常に難しいかと。

もし相手が大きいベットを繰り出したら?
十中八九フラッシュなのでこんな日もあるさって感じでcrying foldします。











また別の手の話です。

これは今日実際に仕事で配ったハンドです。


$ALL IN




トーナメント。ブラインドは200/400。

Preflop 4人ほどlimp。

Flop → Kd 8 2d  ポット1600
MPが800ベット。
BTがコール。
他全員フォールド。

ターン → 5d  ポット3200
MPは自分のハンドを確認。そんで1800ベット。
BTはすかさず15000程でALL IN。
MPは苦笑いしながら「Why would you have to do that, man lol」(何でそんな事しないといけないんだよw)と言いながらKcQdをみせてフォールドする。
そしてBTは「Because I don't want you to call and get another diamond on the river」 (お前にコールされてリバーでダイヤがもう一枚来て欲しくないからだ)と言いながらTd 9dを見せる。
MP:「Ah that makes sense. You made the right move then」(ああ、なるほど。それだったら君は正しいプレイをした)


俺は一人勝手に納得いかなかったw
BTが何故オールインしないといけなかったのかが疑問で仕方が無かった。
もう一枚ダイヤがきた時に逆転されるという不安はわからないでもないですが、それが起こる可能性はわずか16%弱です。
僕がこの時BTだったらおそらく5000前後にレイズしました。
10 highとはいえフラッシュは強力です。
レイズすればpair+flush drawの他にツーペアやセット等、様々なweaker handからコールされます。
相手に3betでもされない限り大抵は自分がwinning handを持っている自信があります。

BTの問題はhand readingした結果オールインしたわけではなく、ダイヤがもう一枚出て逆転されることを嫌ってオールインしたことです。
実際は16%の確率でしかリバーでもう一枚ダイヤが来るわけなので、逆に言うとターンはレイズすれば84%の確率でMPからもっとお金を巻き上げれたという事です。

当然、ハンド中に相手が具体的に何を持っているかというのはわからず、前回の記事で説明したようにあくまで相手のrangeを考えてプレイするのがポーカーというのものなので84%という的確な勝率は結果論ですがこのハンドで相手がA high/Q high / J high フラッシュを持っている確率ってのはかなり低いので少なくとも50%以上の確率で自分の10high flushはwinning handだと思います。



長文失礼しました。いつの間にかこんなに長くなってしまっていた!(´Д`;)
$2/3でUTGとMPがlimp。TAGなBTが$20にレイズ。UTGはコール、MPはマック。


フロップは T 2 2 rainbow

UTGチェック。
BTが$30ベット。
UTGコール。

ターンは3。

UTGチェック。
BTが$65ベット。
UTGしばらく考え込む。
そんでATを見せて「nice pocket jacks」といってフォールドする。



ポーカー長らくやってるとこんな台詞よく耳にします。



「I put him on AK」とか「I knew he had a pocket pair」とか






こういう事を言う人達は根本的にポーカーというゲームの捉え方を間違えてる気がする。

ポーカーというゲームは読み合いです。

その点でこういう台詞をはくプレイヤー達は間違ってるとは言わない。

彼らなりに相手の手を読もうとしてるわけだから。

俺が反対なのは、相手のrangeではなくJJとかAKとかある特定の一つの手に絞ろうとしてる事です。

例えば上記の場合、BTは何故JJしか持ち得ないのか俺には疑問で仕方がない。

ポーカーで読みってのは大事ですよね。

ポーカーにおける読みってのはつまり相手が持ちうる手、すなわちrangeを定めることです。




上記の例で仮にBTが俺だったとします。

preをレイズしてこのboard textureでフロップ、ターンとdouble barrelした時の俺のrangeはずばり以下になります:

AA/KK/QQ/JJ/TT/22/AK/AQ/AJ/KQ/AT/KTs/QJs/JTs/T9s/



と、まぁこんな感じですかね。
ブラフでベットしてる手は全部赤文字で書きました。
これら赤文字の手はその時の自分のtable imageに寄ってターンをチェックバックする可能性あり。





ポーカーってのはこういうゲームです。
相手のrangeを思慮してそのrangeのうちどの手を倒せてどの手を倒せないのか。
相手のrangeの50%以上の手に勝てるならそのコールはexpected value的に有益なコールとなります。
50%も倒せないのならフォールドが無難。
ポーカーにおいて50%というこの数字が肝です。



上記の例でもし俺がUTGでATを持っていてBTが俺みたいなプレイヤーだったら俺は多分ATでコールします。
まず自分がAとTを所持してるからBTがAAとTTを持ってる可能性が必然的に下がります。
つまりこう分析します:



AA→倒せないけど持ってる確率は低め
KK→倒せない。ワンチャン、riverがエースw
QQ→同上
JJ→同上
TT→倒せないけど持ってる確率はAA以上に低い
22→死んだ。けど持ってる確率極めて低い。
AK→倒せる
AQ→倒せる
AJ→倒せる
KQ→倒せる
AT→チョップ
KT→倒せる
QJ→倒せる
JT→倒せる
T9→倒せる



こうみると滅茶苦茶怖いのはKK/QQ/JJだけでAAかTT持ってたらドンマイって感じな状況です。
でもそれら以外は全てこちらが優位なのでターンはコールして全然いいと思います。


尚、リバーもベットされたら十中八九AA/KK/QQなのでcrying foldって奴ですね。
AKとかKTとかその他の倒せる手は大抵のプレイヤーは普通安全策をとってリバーはチェックバックします。





ではBTが俺みたいなTAGではなくnit(ブラフほとんどしないめーっちゃ固いプレイヤー)だったとしよう。
そうなると相手のrangeは大体こんな感じで俺は読みます:

AA/KK/QQ/JJ/TT/ATs

ほぼ無理ゲーですねw
6個のハンドの内、1つも倒せず、運がよければ相手もATでチョップ。
nitはブラフ率が低いのでこのboard textureでフロップもターンもベットしたとなると俺みたいにAKとかAQとかその類の手は持っていません。
ここは99%フォールドします。




先ほど相手の手を読む時、特定の一つの手に定めることが間違ってると言いましたがたまーーーーーーーーに例外はあります。
相手のプレイスタイル、相手のpre/フロップ/ターン/リバーのプレイに基づく推理等などによって「これ以外ありえない」という結論にたどり着くことはあります。
でも本当に稀なのでこれについてはそこまで深く考える必要はないと思いますヾ(@°▽°@)ノ



いつも通り仕事をしていていた時の事だった。

適当に何人かlimpして適当に$5くらいの糞ポット。


フロップは Aスペード Kスペード 7 ハート



全員チェック。



ターンが 10スペード



チェック、チェック、チェック、、、、



んで最後の女性が$5ベット。


フォールド、フォールド、フォールド。

皆フォールド。







んで女性が自分の手を見せる。



な、なんと。




Qスペード Jスペード











ROYAL FLUSH じゃん
Σ(゚д゚;)



初めてroyal flushをお客に配ったからちょっと感動した。

因みにroyal flushが配られる確率は0.000154%です。


ひっじょーーーーにレアな物を見れてちょっと得した気分になったw
ブログずっとサボっていましたが、これからまたやって行くことにしました。

ブログの記事の内容は主にポーカーディーラーとしての記事ポーカープレイヤーとしての記事を書いていきたいと思います。



正式にポーカーディーラーになってからなんだかんだでもうそろそろ1年経ちます。

色々あったし経験沢山積んできました。当然これからも。まだまだ未熟者なので。

思っていたより大変な仕事だってことは自覚しました。




プレイヤーとしても去年の4月頃から盛んに活動しています。

iPhoneでPoker Incomeというbankrollを管理するアプリを使っていて自分の戦績を記録しています。

以下が俺の去年のBRグラフです。

$ALL IN

と、まあ地味に一応右肩上がりで上がったり下がったりの繰り返した後、3000ドル弱の利益で2012年を終わらせました。

一応負けプレイヤーではないことが証明出来たので嬉しかったです。

ただ450時間プレイして3000ドル弱の利益だったので自給(hourly)に換金したら糞みたいな仕事になっちゃうのでそれが遺憾でしたかなw

今年はhourlyを上げるよう心がけて一生懸命プレイしていくことが俺のポーカー抱負です。

今の所今年の戦績が実によく自給$39なのでこれを維持して行きたいなーって感じです。

少し前に尊敬するディーラーからこういわれた事があった。

「この業界ではふりをする事が大事」だと。

当時はその意味をわからず、特に深く考えずに終わった。

しかし最近ある動画を観てその真意を掴んだ気がした。

それは大分前に出ためちゃイケの酒豪No.1決定戦SPを観ていた時であった。




33:02ら辺の所。



「敦士もう酔っ払ってるね」

敦士「酔っ払ってますよ、僕もう。でも、ただここからどうしたらいいか分からないんですよ、俺は」

加藤「わっかんない事は、俺らのせいかお前のせいかどっちだよ?」

敦士「いや、俺のせいでもありますけど・・・」

加藤「おめーのせいだろ、全部!!!!

敦士「いや、だって、どーしたらいーかって・・・」

加藤「知らねーっつーの!!」

敦士「いや、だってホントにわかんないんですもん」

加藤「わかんないんだったら、去れ!!

敦士「だって去りたくないのにわからなかったら・・・」

加藤「わからないんだったら人に聞いて何とかしたいと思ってるのか?糞みたいな人間だなお前は」

敦士「いや、糞かもしれないですけど・・・」

加藤糞だったら去れ!!!!



と、いう感じで加藤が敦士を手厳しく攻めてる所を矢部が優しく敦士にアドバイスを。



矢部「例えば俺らがドラマとか映画に出るとするやん。何したらいいかわからへんやん。でも「分からない」とはいわない。仕事するから、自分が思ったように






あー、なるほど。

この矢部の一言で笑いながら観ていた俺も真剣モードに。

ディーラーという仕事は実に簡単な仕事なのだが誰からも対処法を教わった事のない状況に陥る事が多々ある。

どんな職業においてもそれを職にして食っているからにはそれなりのプロ意識を持たなければならない。

ディーラーとてそれは同じ。

仕事中に突如出くわした疑問点に対して客のお金を常時取り扱うディーラーは決して客の面前で慌てふためいたりしてはならない。

わからない事が起こっても分かりきったふりをして精一杯考えてプロの様に自信を持って対処する事が大事だという事に気付いた。