AさんがCOからレイズ。
BさんがBBからコール。
フロップは K 8d 2d
Bさんチェック。
Aさんベット。
Bさんコール。
ターンは 7
ポットは$80。
Bさんはチェック。
Aさんが$60べっと。
AさんはBさんの事をよーく知っていてBさんは高確率でフラッシュドローを持っていることを知っている。
Bさんはしばらく考え込んだ後、QdJdを見せてフォールド。
んでAさんがAKをみせてポットをスクープする。
んでフラッシュドローをフォールドしたBさんは「Nice bet! That was perfect amount to make my hand fold. I would've called if it was any less than $60」(ナイスベット!俺のハンドをフォールドさせるのに完璧な額だったよ。$60以下だったらコールしていた。)と言う。
スクープしたチップをスタックしながらAさんは「Yup. I figured」(だと思ったよ)と言う。
こんなやりとり毎日耳にします。
その度に俺は激しく思う。なんでやねん、と。
もしBさんが言ったことが本心ならAさんが$60ベットしたのはプレイングミスです。
Aさんが取れた最も有益な行動は$59ベットする事でした。
そうすればBさんのフラッシュドローからさらにお金を巻き上げられたわけなのですから。
ポーカーの真髄とは自分より弱い手からMAXIMUM VALUEを巻き上げることです。
top pair top kickerとかsetとか2pairをフロップした人はいざフラッシュドローやストレートドローが入ると、びびってそのドローがフォールドするようにベットする人を僕は今まで沢山みてきました。
僕が上記の例でAさんだったら心の中でよだれを垂らしながら「こいつ、後いくらだったらコールしてくれんのかなぐへへへ」ってなりますw
そもそもBさんはアウトが9個しか無いのでリバーでBさんが逆転勝ちする確率ってのは5回に1回くらい(20%)なのです。
ルーレットを遊ぶとします。
赤か黒どちらかにお金を賭けることが出来ますよね。
赤に賭けるとします。玉が赤に落ちる確率はずばり47.37%です。
パッとみ赤と黒が半分づつあるので勝率50%に見えますが0と00があるせいで勝率が47.37%に落ちるのです。
この3%弱がとても小さな数字に見えて実はカジノに多大な利益を齎すのがルーレットの仕組みというものです。
ではカジノ側が特別キャンペーンを実施して一度だけ80%赤20%黒、0と00無しという破格なルーレットを提供してくれるとしましょう。
ベットの上限は$59まで。あなたはどうしますか?
俺は絶対にやります。
上限いっぱい$59赤にベットします。
文頭の例でターンでAさんが$59ベットするのは正にこの破格ルーレットで赤にベットすることに相当するのです。
20%の確率でしか負けないのでターンはBさんがコールできる額の中で最大限にベットするのが理想的です。
では何故多くの人は文頭の例で相手のフラッシュドローをフォールドさせるために大きくベットするのか。
「確率なんて信じません、私はセットやツーペアをフロップしてもいつも必ずリバーでフラッシュにやられるんだ!!」
こういう迷信深い人たち結構多く、僕は個人的に苦手です(汗
僕はその間逆なのでw確率を信じて迷信を信じず。
ではちょっと話を逸らして文頭の例でもし$59ベットして相手がコールしてリバーが20%の確率で
がきたら?僕は大抵諦めます。
相手がチェックしたらスロープレイ読みでチェックバック。
この時点だとAKでベットしてもKQやそれ以下の手からコールされるのは非常に難しいかと。
もし相手が大きいベットを繰り出したら?
十中八九フラッシュなのでこんな日もあるさって感じでcrying foldします。
また別の手の話です。
これは今日実際に仕事で配ったハンドです。

トーナメント。ブラインドは200/400。
Preflop 4人ほどlimp。
Flop → Kd 8 2d ポット1600
MPが800ベット。
BTがコール。
他全員フォールド。
ターン → 5d ポット3200
MPは自分のハンドを確認。そんで1800ベット。
BTはすかさず15000程でALL IN。
MPは苦笑いしながら「Why would you have to do that, man lol」(何でそんな事しないといけないんだよw)と言いながらKcQdをみせてフォールドする。
そしてBTは「Because I don't want you to call and get another diamond on the river」 (お前にコールされてリバーでダイヤがもう一枚来て欲しくないからだ)と言いながらTd 9dを見せる。
MP:「Ah that makes sense. You made the right move then」(ああ、なるほど。それだったら君は正しいプレイをした)
俺は一人勝手に納得いかなかったw
BTが何故オールインしないといけなかったのかが疑問で仕方が無かった。
もう一枚ダイヤがきた時に逆転されるという不安はわからないでもないですが、それが起こる可能性はわずか16%弱です。
僕がこの時BTだったらおそらく5000前後にレイズしました。
10 highとはいえフラッシュは強力です。
レイズすればpair+flush drawの他にツーペアやセット等、様々なweaker handからコールされます。
相手に3betでもされない限り大抵は自分がwinning handを持っている自信があります。
BTの問題はhand readingした結果オールインしたわけではなく、
がもう一枚出て逆転されることを嫌ってオールインしたことです。実際は16%の確率でしかリバーでもう一枚
が来るわけなので、逆に言うとターンはレイズすれば84%の確率でMPからもっとお金を巻き上げれたという事です。当然、ハンド中に相手が具体的に何を持っているかというのはわからず、前回の記事で説明したようにあくまで相手のrangeを考えてプレイするのがポーカーというのものなので84%という的確な勝率は結果論ですがこのハンドで相手がA high/Q high / J high フラッシュを持っている確率ってのはかなり低いので少なくとも50%以上の確率で自分の10high flushはwinning handだと思います。
長文失礼しました。いつの間にかこんなに長くなってしまっていた!(´Д`;)