ワッチさんとSさんがおいでになったオフ会日記。
今回で最後。
といっても、実はオーディオオフ会的なネタは前回で出尽くした。
今回は、やろうと思っていたけれどできなかった内容を、備忘と懺悔を兼ねて書き留めておこうと思う。
①SACD・DSDディスクの披露
我が家のオーディオでは基本的に普通の音楽CDしか再生できず、SACD(スーパーオーディオCD)やDSDディスクをどうしても再生したいときは、お手軽なSACDプレーヤー(かつての職場の同僚にいただいたmarantz DV6600)やプレイステーション3を使う必要があった。
ただ、それらの音質は正直「それなり」。
全く同じ演奏を普段のCDプレーヤーで再生した時と比べると、SACDやDSDといったハイレゾ音源ならではの長所はあるが、総合的な音質ではCDのほうがずっと勝る。
特に、プレイステーション3を使うときはモニタも用意しなくてはならず、そのモニタがノイズ源になったり音の回り込みを妨げたりして、音質的には余計不利になる。
このため、これらを再生するときは「音質は度外視」と割り切る必要があった。
少し前に、超久しぶりにDV6600を引っ張り出してSACDを聴いたのだが、いつもFacebookで遊んでいただいている長崎のオーディオマニアK野さんから、
「一部のプレーヤーなら、SACDやDSDディスクの音をデジタル(DSD)のまま出力できますよ。
次に、あなたが今使っているD/Aコンバーターが同軸DSDの入力に対応しているかを確認してください。
もし対応していたら、あとは、プレーヤーのDSD出力は端子形状的にはHDMIだと思うので、「中を流れる信号はDSDのまま、HDMIから同軸(RCA)に変換できるコンバーター」を用意すれば、SACDやDSDディスクのデジタル信号を、お手持ちのD/Aコンバーターで高品位にアナログ変換できますよ。」
などという悩ましいコメントを頂いた。
全然知らなかったyo!!
つまり、そういったプレーヤーを用意すれば「SACDトランスポート」または「DSDディスクトランスポート」として利用できる。
ディスクから読みだしたデジタル信号をデジタルのまま出力するだけのトランスポートだってお高い機材に越したことは無いが、一番音質に影響する(と思っている)D/A変換が、手持ちのD/Aコンバーターを使えるのは非常に大きい。
で、中古でこんなのを買った。
パイオニア BDP-LX58

ただこれ、故障品。
ディスクトレイが開かず、「そのくらい自分で直したるわー」などという全く根拠のない自信で格安で購入するも、今はまだディスクトレイの分解どころか本体からの分離すらできず、結局オフ会に間に合わなかった。超カッコ悪い。
サウンドクルーさんの作った「THE DRUM SOLO」のSACDと通常CDとの違いを、ぜひ聴いていただきたかった・・・。
②持ち込みスピーカーを試せなかった
Sさんは電車でおいでになったが、登山に行くようなでかい荷物を背負っておいでになった。
何かと聞いたら、普段ご自宅で使っているスピーカーだという。Sさんはオーディオマニアではないのでご使用のスピーカーもそこまで凝ったものではないが、それをここのアンプに繋いだらどう変わるのかを確認したかったのだそうだ。
ただ、我が家のアンプとスピーカーはスピーカー端子を使わず、直結している。
スピーカーケーブルの途中で、アンプ側からのケーブルとスピーカー側からのケーブルを結んでいるところがあり、そこをバラせば別のスピーカーを繋げることもできるが、ちょっと時間がかかる旨をお伝えした。
で、結局他のことをしているうちに時間切れになった。
うーん、以前も似たようなことがあったんだよなぁ。
いずれは、スピーカーケーブルを今のOFC線から6N線に替える予定なのだけど、その時に普通の端子式に戻したほうがいいのだろうか・・・。
Sさん、遠路大きなお荷物をお持ちいただいたのに、本当にすみませんでした。

③ヴォーカルで確認しなかった
DG-38を繋いだとき、バッハのオルガン曲や「天人の音楽」で音のチェックをしたことは前回書いた。
ただ、一番肝心な確認をしていなかった。ヴォーカル!!!!
以前から何度か書いているが、自分は真ん中で歌っているはずのヴォーカルの声が、きちんと真ん中から聴こえないと非常に気になるタイプ。
ここで、前回も載せた左右のアンバランスを示す図をもう一度見てみよう。

例えば、ちょうど100Hzでは、棒グラフが0dbよりわずかに下に伸びている。
つまり、100Hzという高さの音は、右からのほうが若干強く聴こえていることになる。
それが、左隣の棒(90Hzくらいだろうか?)になると0dbよりかなり上、+6db近くまで伸びている。
つまり、ほんの約10Hz下がって90Hz近辺の高さの音になると、逆に左からのほうがかなり強く聴こえていることになる。
他のお宅でどのくらい左右のばらつきがあるのかわからないが、こんなのではヴォーカルの声がどんぴしゃり真ん中に位置するわけがない。
もしこの左右差が、補正により完全とはいかなくてもかなり潰すことができれば、ヴォーカルの真ん中定位にもかなり貢献するはずだ。
なんでそれを確認しなかったのだろう。昨日に戻って、オフ会中の自分をビンタしたい。


④ワッチさんの痛いキーホルダー
ワッチさんの持たれていた小さなカバン(クラッチバックと言うのかな?)に、美少女のキーホルダーが繋がれていた・・・。

これは自分が「閃の軌跡」というゲームソフトを買ったときについてきた付録だが(アリサ・ラインフォルトというキャラクター)、イメージとしてはこんな感じ。
最初はスルーしていたが、自宅から行きつけの喫茶店に移動するときにとうとう我慢できなくなり、問い質した。
なんでも、お嬢さまのデザインなのだという。
「愛娘が作ったものだから」という免罪符を振りかざすワッチさんだが、還暦過ぎたオッサンがこんなキーホルダーを付けてシャバを歩くなんて、お天道様が許しても私が許さねぇ。
次回は必ず写真を撮って、ネットの世界にデジタルタトゥーとして永遠に残してやるわ、フヒヒヒヒ・・・
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そんなこんなで、オフ会は終了した。
この糞日記では、ワッチさん実施の検証ばかり書いてSさんの影がイマイチ薄いが、実際はそんなことは無く、オーディオのこともそれ以外のこともいろいろお話しできた濃密な時間だった。
Sさんは上述の通りオーディオマニアではないが、30年ほどピアノを弾かれており音楽に対する造詣は深く、電気的知識についてもソニー製のブラウン管テレビ「トリニトロン」の技術者だったことから、非常に造詣が深い。

4年半前の日記でも書いたが、そうした立ち位置から来る素朴な質問やお話は非常に的を得ており、オーディオ漬けの自分にとっては新鮮で勉強になった。
今回いろいろ3人で話した中で認識を新たにしたのは、場合によっては「数字が正義」ということ。
オーディオでよく言われるのは「自分が心地よく聴ければそれでいい」ということ。
確かにその通りではあるが、どんな時もその大義名分を振りかざすと、永遠に満足する音にたどり着けない。人間の気分なんていい加減で、まったく同じ音でも体調や気分によって心地よく聴こえたり不快に聞こえたりするからだ。
だから、
「この部分とこの部分は測定結果を正とする!もしそれで音が逆に悪化したら、それはほかの悪い要素が明るみに出たか、自分の耳や感性がおかしい。」
などという、ある種強引なルール付けが必要なのではないか。
今の自分的には、測定に従うべきはクロックのスペックと今回も測った電源だと考えている。
逆に、スピーカーの下に置くインシュレーターなんかは、それこそ好みに従っていいのではと思う。
あとは、オーディオの話題ではないが「石の上にも三年」という話が出たこと。
直接自分に向けて言われた言葉ではないが、IT業界から介護業界に移ってそろそろ1年になり、いろいろ嫌なところも見え始めた自分にとって、人生の大先輩のお二方が揃って言ったこの言葉には、いろいろ考えさせられるものがあった。
最後に、SNSでしょっちゅうつぶやいている通り、自分はトリニトロンの販促品を集めるのが好き。
それを、ここぞとばかりに元トリニトロン技術者のSさんにお見せしたら、そこそこ楽しんでいただけた模様
(おそらく、こちらのオーディオよりは楽しんでいただけたはず・・・)。
数も増えてきたことだし、これは次回の日記で晒そうと思う。
ワッチさん、Sさん、今回はありがとうございました!
Sさん、最後の喫茶店では、コーヒーをご馳走様でした。
いろいろ至らない点もありましたが、よろしければまたおいでください。