サイクルロードレースの世界:ロンド・ファン・フラーンデレン
ワンデイレース ヒストリカル
フランドル地方。
ベルギー西部、フランス北部、オランダ南部に渡る地域で、
おそらく世界でもっとも自転車競技が盛んな地域と思います。
英語表記では「フランダース」。といえば、ああ、と思われるでしょう。
この地域に住むフラマン人にとって最大の関心は、
春のクラッシックシーズンで最も重要なレースである、
ロンド・ファン・フラーンデレン(仏語表記ではツール・ド・フランドル)と、
パリ~ルーべを誰が勝つかということ。
しかも、それはフラマン人(ベルギー人でも可?)でなければならない。
自転車王国ベルギー。
その熱狂たるや、自転車後進国である日本人には、もはや理解不能と思われるほどである。
4月5日に開催された、ロンド・ファン・フラーンデレンの特徴は、
この時期のこの地方の気候。雨、風、たまに雪も降る。
これが選手を苦しめる。
それとフランドル地方の象徴でもある、パブェと呼ばれる石畳。
はっきり言って”農道”です。
聞くところによると、このパブェは、MTBで走るべき路面であり(つまり、そうとうデコボコ)
とてもロードで走るような道ではないらしい。
路面のミューが低いうえ、その振動は選手を容赦なく疲れさせ、力を奪っていく。
ロンド・ファン・フラーデレンのパブェは、距離は短いものの、そこは急勾配の丘になっている。
見て!この坂!


この狭い道にほぼ集団で入っていくので、前のほうは少しでもいい位置で坂に入りたいので、
丘手前でハイスピードの位置取り合戦が展開される。
中のほうは、団子になって前が詰まるので、一旦止まってゼロ発進から20%以上の丘を登る。
その両方ともどれだけ過酷だかは、ロードに乗ってみて初めて理解できる。
降りて歩く選手もでてくる。

世界トップレベルのライダーである。
どれだけ過酷かは容易に想像できるだろう。
しかもこのような丘が終盤に数十個出てくる。
私はコース断面図を見ただけで吐き気を覚えてしまった。
ロードに乗って、初めてわかったこの過酷さ。
でも、ベルギーに関係する人、チームにとっては、何が何でも獲らなければならないレース。
今年は最もベルギー色が強いチームである、クイックステップの
ステイン・デボルデルが2連覇を達成。
ちなみにイタリア人やイタリアチームと選手、グランツールを照準にあわせているスペイン人、スペインチームにとっては、全く興味のないタイトルらしい。
そんな強烈な地域性を発するのも、サイクルロードレースの面白さでもある。
サイクルロードレースの世界:ミラノ~サンレモ
サイクルロードレース=ツール・ド・フランス
という図式あるのでは?と思います。
私もそうでした。なんせメディアではそれしか紹介されないんですから。
でも知れば知るほど奥が深いサイクルロードレースの世界。
もっともっと楽しい世界があるのです。
今シーズン私がTVで見たものからご紹介。
3月21日に開催された、ミラノ~サンレモ。
レースの種類としては、一日のレースの結果で優勝者が決まる
「ワンデイレース」というカテゴリー。
ちなみにツール・ド・フランスのように、何日間のレースの推計タイムやポイントの積算に
よって勝者が決まるのは「ステージレース」と呼びます。
そして、ミラノ~サンレモは、レースの格付けとしては「ヒストリカル」。
その名のとおり、昔からやっている伝統のあるレースとのことで、
イタリア人選手にとっては、ワンデイレースの中で最も格が高いとか。
ミラノをスタートしサンレモまで、300kmを走ります。
高低差はあまりないコースなので、超ハイスピードレースとなります。
地中海沿岸の美しい風景とは裏腹に、長い高速巡航が要求され、
ゴールはほぼ集団のままスプリント勝負へとなだれ込みます。
ゴール前に設定された二つの丘。
勾配はあまりきつくはないものの(あくまでもプロのレベルですよ)
その丘をアウターローで、スプリンター達が駆け上がってく姿は圧巻!
解説の栗村 修氏曰く、
「ラルプ・デュエズ(ツール・ド・フランスの超有名な峠。20を超える急勾配の九十九折が続く超難関峠)を自分のペースで登るより、ある意味キツい」とのこと。
そしてゴール前のハイスピード状態の中での位置取り。
この駆け引きもスリル万点です。
そして優勝はマーク・カベンディシュ(TEAM COLUNBIA HIGHROAD)
こっから届くか!?という脅威のスプリントを、もう一度ご覧ください。
最後の最後でカベンディッシュに逆転されて、ビッグタイトルを逃したハウッスラー(CERVELO TEST TEAM)。
ゴール直後にバイクを降り、地面に倒れこみう蹲っているのが映っています。
彼はチームのエーススプリンター、フースホフトを勝たせるために先頭にでましたが、フースホフト
の前がつまり、出られなかったので、一瞬待ちますが、その後瞬時に自分が勝つことを選択。
しかし、その一瞬の躊躇がゴール直前に差される原因になりました。
その差ほんとにホイール分!
倒れこんだのは、全てを出し切ったオールアウトの状態と、
彼の人生を変えるであろうビッグタイトルを逃した悔しさが入り混じったのでは?

でもカベンディッシュ、本当に強い!
ただ、グランツールでポイント賞を獲るには、完走できることが必須。
そのためにはヒルクライム能力をつけなければ難しいようです。
Ogawa Campal ピルツ15 インプレッション
5月号のBE-PALに載っていた、
Ogawa Campal のピルツ15
一本ポールのティピータイプでとっても面白げなテント。
以前コールマンでもティピータイプがあったけど、
ちょっと遊び要素が強くで実用ではどうかと疑問があったのですが、
コレはなかないけるのでは?と思っていました。
なんつっても”職人気質”のOgawaでっせ!
って思っていたら、広島キャンパークラブ の5月キャンプで、
前々会長のO畠氏がなんと購入されているではないか!
何でも、やっぱりBE-PALを見て即決!とのこと。
なんせ、このお方。県内某所の別荘地にも自作のティピーを建てられているほど。
早速設営をお手伝いながら、細部をチェック!
八角形でセンターポールの1本で立ちますが、サイドをロープでペグタウンしないと風に弱いと思われます。
八角形のフライをペグダウンし、センターポールを入れて立ち上げますが、
ここのベルクロを緩ませておいてセンターポールを立て、ベルクロを締めてテンションをかけます。
分かりにくいですが、グランドシートには返りがあり、砂上がりや浸水を防ぎます。
このあたりの配慮はOgawaならでは。
付属のペグとハンマー。
ペグはスチールですが剛性が強くしっかりしています。
よく、すぐに曲がるハンマーや硬い地面で頭が割れるプラペブなど、
まったく使えない付属品を付けるメーカーもありますが、あれって正直要らんですよね。
十分使える付属品を付ける姿勢はさすがOwagaといったところ。
上に2箇所。中からベンチレーターを立てられます。
今のOwagaはこの仕様ですね。
私のティアラは初期型なので、元々ベンチレーターがないですが、
2世代目からベンチレーターがついたのですが、この仕様ではなく外から開けるタイプ。
そしてピルツのイチバンのウリ!天井のベンチレーションです。
2本のロープを引っ張ると、半分づつ開閉します。
いいね~コレ。遊び心をくすぐります。
グランドシートを敷かなければ、中で炭くらいは使えますね。
焚き火は無理だな。狭いから火の粉が怖い。
そして実際の使用感をオーナーにお聞きしました。
この中でテーブル+チェアーでは3人でも狭い。本来のティピーのスタイルのように、
グランドシートで座敷座りなら空間も十分では?とのこと。
ベンチレーションがあっても結露がすごい。
これは耐水性がいいことの裏返しなのであきらめるしかないですね。
インナーおよび入り口のファスナーが多いので出る時に慌てるとのこと。
夜にトイレに行く時は十分に余裕をもってとのことです。
O畠氏も「Ogawaだから買った」とのお言葉どおり、
決して遊びではなく、普通の使用にも十分なしっかりとした作りです。
使い方は、座敷座りでマットではなくブランケットを敷き詰め、
遊牧民になったつもりで雰囲気を出せばかっこいいのでは?と思います。


