今日は自分が泊まりの日。
娘ちゃんは昨夜から睡眠は十分にとれている様子。
特に起きることもなく
スヤスヤと眠っている顔をみて
安堵にも似た感情で、彼女の顔を見ながら時間を
すごしていきます。
最近では、こんなにも娘と2人で一緒の時間を過ごした事は
なかっただけに勝手に幸せな気分になっていました。
これで、朝になってベットから飛び降りて、
「おなかへったぁ~」
と今までの様に言ってくれないか?
と妄想すらしながら朝を迎えます。
この部屋からの朝日は工事中の新病棟の建物に
邪魔をされて決して素敵とは言えませんが
朝日を見る事のすばらしさは今後も続くのでした。
そんな良いんに浸っていると
朝になり、起き出した娘の一言目は、
「おなかがへった」と。
まさかの一言に「何が食べたいの?」と
質問攻めになってしまいましたが
何が食べたいという訳でもないようす。
なんとなく空腹だそうですが
実際には食欲はありまりないという
今までには経験のない状況だそうです。
そりゃ~抗がん剤なんて誰でも経験できる事でもなく
初めての体験でしょうからね。当然です。
それでも病室を探して以前に買ってあった、
カスタードのたいやき。を食べる事にしました。
半分ぐらい、食べきった所で
「気持ち悪い」
「おなかが痛い」
と・・・30分ぐらい痛みと格闘しつつ
胸焼けの点滴を追加する事でなんとか落ち着きました。
看護師さんが苦労して対応してくださっています。
まだ一か月もならないので看護師さんの名前は
すべては覚えていませんが、すこしでも早く
名前を憶えてコミュニケーションをとることが
娘にとっても、自分達にとっても絶対的に
必要な事だと思います。
最悪、医師とはなくても良いのですが、
直接、娘の症状や状況を伝えれるのは看護師さんですから
身近な方で看護師さんに嫌われてしまったご家族がいましたが
それでも看護師さんは真摯に対応してくれるのですから
本当に凄い方達だと思いました。
とはいえ、彼女に美味しいもの、食べたいものを、
お腹一杯、食べさせてあげたいと
心から願うのですが・・・それすら出来ないこの状況
痛みと、食事を安定させて、ゆとりのある生活になる事と
夢見て今日も頑張ります。
がんばれ~娘。
何もしてあげられない自分の不甲斐なさを痛感。