闘病19日目 三連休初日ですが私達は変わらない日々 19/11/12 | 13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

13歳の娘が骨肉腫と戦った322日の記憶

2018年12月24日に突然の告知からの入院。
その日から小児癌に負けることなく笑顔と優しさを
持ち続けた中学生の記録です。父親の私の立場から
彼女の事を少しでも多くの人に知って貰いたいそんなブログです。

 

今日は自分が泊まりの日。
娘ちゃんは昨夜から睡眠は十分にとれている様子。

特に起きることもなく

スヤスヤと眠っている顔をみて
安堵にも似た感情で、彼女の顔を見ながら時間を
すごしていきます。

最近では、こんなにも娘と2人で一緒の時間を過ごした事は

なかっただけに勝手に幸せな気分になっていました。


これで、朝になってベットから飛び降りて、

「おなかへったぁ~」

と今までの様に言ってくれないか?
と妄想すらしながら朝を迎えます。

この部屋からの朝日は工事中の新病棟の建物に

邪魔をされて決して素敵とは言えませんが

朝日を見る事のすばらしさは今後も続くのでした。

そんな良いんに浸っていると

朝になり、起き出した娘の一言目は、

「おなかがへった」と。

まさかの一言に「何が食べたいの?」と

質問攻めになってしまいましたが

何が食べたいという訳でもないようす。

 

なんとなく空腹だそうですが

実際には食欲はありまりないという

今までには経験のない状況だそうです。

 

そりゃ~抗がん剤なんて誰でも経験できる事でもなく

初めての体験でしょうからね。当然です。

それでも病室を探して以前に買ってあった、
カスタードのたいやき。を食べる事にしました。

半分ぐらい、食べきった所で

「気持ち悪い」
「おなかが痛い」

と・・・30分ぐらい痛みと格闘しつつ
胸焼けの点滴を追加する事でなんとか落ち着きました。
看護師さんが苦労して対応してくださっています。

まだ一か月もならないので看護師さんの名前は

すべては覚えていませんが、すこしでも早く

名前を憶えてコミュニケーションをとることが

娘にとっても、自分達にとっても絶対的に

必要な事だと思います。

 

最悪、医師とはなくても良いのですが、

直接、娘の症状や状況を伝えれるのは看護師さんですから

 

身近な方で看護師さんに嫌われてしまったご家族がいましたが

それでも看護師さんは真摯に対応してくれるのですから

本当に凄い方達だと思いました。

 

とはいえ、彼女に美味しいもの、食べたいものを、
お腹一杯、食べさせてあげたいと
心から願うのですが・・・それすら出来ないこの状況

痛みと、食事を安定させて、ゆとりのある生活になる事と
夢見て今日も頑張ります。

がんばれ~娘。

何もしてあげられない自分の不甲斐なさを痛感。