◆いつも時間がないのは、更年期のせいかもしれません
いろんなことが片付かなくて、いつも時間がない、そんなことはありませんか？
それ、更年期のせいかも知れません。
じつは更年期は、ささいなことも決められなくなります！
更年期は五臓の肝に貯められている血が減ります。
肝と表裏の関係が胆（たん）で、肝と胆はお互いに影響しあうから、肝の血が減ると、胆のはたらきが弱くなります。
｢胆（キモ）がすわる」とか、「胆に命じる」、「肝っ玉母ちゃん」って聞いたことありませんか？
漢方では五臓が感情や精神の状態とも深くかかわっていると考えるから、胆のはたらきが弱くなることで、決断力、行動力がなくなるんですよね。
決断力っていうと、すごいことを決定するみたいだけど、日々のちっちゃなことでも、すごく迷って決められなくなります。
たとえば毎日の晩ご飯のメニュー。
なにを買うか、だいたい決めて買い物に行くのに、スーパーに行って迷いだす。
前のわたしなら、１０分で買い物終了って感じだったのに、なかなか決められなくて、「んん～」て腕組みして悩んでしまう。
出かけるときのコーディネート。
ああでもないこうでもないと、着ては脱ぐの繰り返し。
迷いに迷って１時間。
出かけるまえに、疲れてしまって出かけるのがイヤになる(笑)
これも前のわたしだったら、１０分もあれば完了でした。
そのわたしが１時間って、どんだけ迷うねんって感じでしょう？
出かける時間がせまってくるから、結局ギリギリには決めるんだけど、やっぱりあっちの服の方がよかったかな、あの靴にしとけばよかったかな、バックはこれじゃない方がよかったって、ずーーっと考えてしまったり^^;
あと、わたしの場合はレッスンの内容。
レッスンをどんなふうにすすめるか、いつもざっくり頭の中で決めます。
何年もレッスンをしてきてるし、今までもずっとやってきたこと。
ほんとに日々のことって感じなんです。
それなのに、なかなか決められないんですよね。
人はつねにいろんなことを選択して生きています。
そのひとつひとつを迷って、なかなか決められない。
決められないってことは、行動できないってこと。
行動できないってことは、なにも片付かない、ずっと頭の中がちらかったままってことだから、すーごく疲れてしまいます。
すべてがこんなふうになると、どんどん時間がなくなっていきます。
そして時間に追われてる感覚になって、気持ちがあせる。
それがストレスになって体調が悪化するんですよね。
決められない自分、やることが遅い自分を責めてしまったり、もっとがんばったりすると、さらに体調が悪くなります。
今までできていたことが、できなくなっていくのが更年期。
今までと同じようにできなくても、やり方を変えたり、色々工夫する、見直すタイミングがきたって思えたらよくないですか？
スケジュールはゆとりをもって組んだり、できないことはまわりに頼んだり、お願いしてみたり。
そんなふうにできたら、ずいぶん気持ちもラクになるし、まわりの人との関係性も良くなること間違いなし(^_−)−☆
自分ひとりでは気づかないことに気づけたり、見る視点が変わったり、人に話してみるって、自分を知るきっかけになりますよ！
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