下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【24】
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mixi日記2020年12月05日から
FB発。
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家主の発句は下記。
===========引用開始
まただ。
「インストールを完了させる」
===========引用終了
これだけだとわからないだろうな。
前提として、半年前の家主のコメントがある。
そのときに問題になったのは、下記の2つの例文。
● 生産性をアップさせる
● 快適な環境を実現させる
さらにその投稿に、1週間前に下記の例文が追加された。
●ニューラルネットワークを訓練させる
これらを踏まえたうえで、今度の例文になる。だから「まただ」なのよ。
どこから手をつけるべきか。
まず当方のコメントを回収する。
===========引用開始
えーと。
これは下記と同様の話ですよね。
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どの程度異和感をもつのかは個人差があると思います。
当方は許容範囲が広い(「いい加減」なんでしょうね)のか、ほとんど異和感がありません。
「完了」は自他両方あるはずです(明鏡あたりをご確認ください)。
1)インストールが完了した
2)インストールを完了した
両方ありでしょう。
そうなると、「3)インストールを完了させた」は「自動詞用法(インストールが完了する)の使役形」になるかと(↑参照)。
たしかに、1)や2)があるのに、なんで3)にする必要があるのか、と言われると……。
無事に工事が完了した
無事に工事を完了した
無事に工事を完了させた
「完了させた」のほうが達成感があるようなないような……。
===========引用終了
ほかの方々のコメントを読んで、いろいろ考えなければならない条件があることに気づいた。これは奥が深いかも。
つらつら考えるに「インストールを完了させた」への異和感がジワジワ強なりつつある。
●自他両用の動詞に限る?
1)インストールが完了した(自動詞用法)
2)インストールを完了した(他動詞用法)
3)インストールを完了させた(「自動詞用法の使役形」)
2)と3)の両方同じ意味になるのは、自他両用の動詞に限るはず。
1)のような自動詞用法があるから、その使役形の3)が2)と同じ意味になる。
「自動詞用法」がない動詞だと、こうはならない。
仮に「殴る」で考える。「子供を殴る」と「子供を殴らせる」では意味がかわる。
前者はたいていの場合「殴る」のは「自分」で、後者はたいていの場合「殴る」のは(自分が指示した)他者(だって「使役」だもん)。
このあたり、詳しいことは下記参照。
【「する」と「させる」〈2〉 辞書 自動詞と他動詞〈5〉】
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ただし、自他の問題はいろいろ例外があるんで、あまり踏み込みたくない(泣)。
【「恐れる」は自動詞? 他動詞? goo 辞書〈3〉】
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●誰かに指示して……と解釈できると事情がわかる
これが説明しにくい。
2)’無事工事を完了した
3)’無事工事を完了させた
2)’と3)’は同じ意味にもとれるが、別の意味にもとれる。
3)’の場合、「建築会社に」「弟子に」の意味も取れる。これだと普通の(他動詞の)使役形だろう。
もし、「3)インストールを完了させた」が、誰かに指示して「インストール」をさせたのなら、何も問題のない文になる。しかし、実際に作業したのは自分。
●達成感? 困難度?
根拠はあげにくいが、(自分が)「完了させる」のは、手間のかかる作業って気がする。
例えば、「三日三晩かけて課題文の和訳を完了させた」(「弟子に」の話は考えないように)ならおかしくないだろう。もちろん「が完了した」でも「を完了した」でもおかしくないけど、あえて「を完了させた」でもおかしくないって意味。苦労した雰囲気が出る(かもしれない)ってこと。
当方が「達成感」と書いたのは、偶然いいとこをついていたのか?
ほかにも、障害や問題があれば……というコメントもあった。そのとおりだと思う。
たとえば、あるアプリのインストールが「三日三晩」かかるうえに、途中で回避しなければならないトラップが何カ所もあったとする(イヤなアプリだな)。それなら「を完了させた」でも自然に感じる。実際には、多少時間がかかることはあっても、インストールは簡単にできる。これを「インストールを完了させた」とすると、語感の鋭い人は異和感があるのだろう。当方はいろいろ考えた結果、「たしかにちょっとヘン」って気になってきた。
例えば、スマホの機種変更のためにデータ移行をしたとする。
極めて順調にほんの数分で完了したのなら、「データ移行が完了した」「データ移行を完了した」。これがスッタモンダの末(ああつい先日の悪夢が……)だったら「データ移行を完了させた」でもおかしくない気がする。実際には「なんとかやっとのことでデータ移行のバカヤローを完了させた」なんてこともある。
こんな感じで考えると、元々の例文の自然さは下記ぐらいでは。文脈がないとなんとも言えないが……。
●生産性をアップさせる
どの程度の困難を伴うのかによってかわるので△
●快適な環境を実現させる
「実現」は通常困難を伴うから○
●ニューラルネットワークを訓練させる
日本語として危うい? 「訓練する」は自動詞用法の印象が薄いんで×では。
もちろん、他者に指示して「を訓練させる」なら、単なる普通の(他動詞の)使役形だろう。
【20201206追記】
翌日、家主が新たな例文を追加した。
ちなみに個人的には、こういう実例を見た記憶がない。目にしている日本語がよほど違うんだろうか。まぁ、認識もできずにスルーしているだけかもしれない。文脈以外に、書き手のレベルを示す必要があるのかも。
(飢餓や貧困など人類を長年悩ましてきた)問題を我々はいまだに解決させていない。
↑の条件に照らし合わせてみる。
1)「解決する」は自他両用
問題が解決する
問題を解決する
問題を解決させる
一応、使えそう。ただ、いろいろあった末でも「問題を解決させる」には異和感がある。
2)誰かに指示して……と解釈できるか
「我々は」と書いたら、「誰かに指示して」とは解釈しにくい。「政府は関係諸機関に依頼はしたが、いまだに解決させていない」……無理だわ。
●達成感? 困難度?
「いない」だとどうにもならない。「達成した」ことにしようか。
「問題を我々はやっと解決させた」……これならかろうじていける気がする。
新たに生まれた課題は「否定形の場合どうなるのか」。「〜ていない」にしないと話にならない気がする。
問題が解決していない(やはり「ハ」にしたい)
問題を解決していない(やはり「ハ」にしたい)
※否定文なので「ハ」が自然に感じるが、そうすると自他不明になる(泣)。
問題を解決させていない
※これだと「達成していない」けど、アリの気がする。
もうひとつ浮かんだのは、「可能形」の場合どうなるのかという話。
問題が解決できる
問題を解決できる
問題を解決できさせる?
※「解決させることができる」は、他者に指示のとき限定だろう。フツーは「解決させられる」だろうか。こうして語感が壊されていく(泣)。
【20201207追記】
さらに7日、家主が新たな例文を追加した。
https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/posts/3930576620299383
今度の例文は下記。
===========引用開始
●世の中の不正を撲滅させる
他者はまったく出てこない文脈です。
自動詞の「撲滅する」はないはすだから、これはいくら何でもダメっしょ。
===========引用終了
ほかのかたも例文をあげた。
●ヒトラーにとってユダヤ人を撲滅させることは、「からだ」の深奥から湧き出した「ほんとうのこと」であった。
段々、何がなんだかわからなくなってきた。当方のコメントを回収する。
===========引用開始
その動詞が自動詞か否かを考えて使っている人はいないでしょうね。
まぁ、フツーに書けば妙なことにはならないはずですけど。
逆に言えば(正用か誤用か)、自動詞じゃないからNGって考え方もできないのかも……。
他者の存在が云々も後付けじゃないかって気がします。
要するに、何も考えずに使っているのでは。
ちなみに、例文は訳文ですか?
なんとなくですが、「〜といわれている」の類いのいわゆる翻訳受身?と同根のような気がしてきました。
「撲滅する」だと響きが強いんで、ボカすために「撲滅させる」にしてしまうとか……。そんな効果はないはずなんですが。
===========引用終了
【20231021追記】
===========引用開始
原則的には「運用させる」はおかしいでしょうね。
「運用する」は他動詞なので(ですよね?)、使役の意味がないなら「運用させる」にする理由はないはずです。
どうしても「させる」を使いたいなら、「運用を安定させる」とでもするべきでしょう。
これなら「安定する」は自動詞ですから(ですよね?)、「自動詞の使役形」になるはずです。
ただ、これは原則であって、「もうダメ」って気がします。
【インストールを完了させる】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12642216191.html
===========引用終了
インストールを完了させる〈2〉
mixi日記2024年03月04日から。
下記の続き。
【インストールを完了させる〈1〉】
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『スッキリ文章術』(時田昌)を読み終えた(以下「本書」と書く)。
サブタイトル?は「文法のおさらいでお悩み解消!」。技術論に徹した文章読本、ってことでいいだろうか。個人的には、こういう考え方が正解だと思う。
文章読本の教えは、「技術論」と「精神論」に大別できる気がする。役に立つのは、技術論の類い。精神論の類いが役に立つことはめったにない。「ためになる」教えは多いけれど、それを役に立てるのはけっこうたいへん。諸説あることも多いし。精神論を並べる文章読本より技術論に徹した文章読本のほうが、得るものがはるかに多い。
本多読本のことを考えるとわかりやすいだろう。修飾の順番と読点の打ち方に関しては間違いなく名著。類似の記述をしている文章読本は多い(本書も同様のことを書いている)。だが、精神論に近いほかの部分は数段落ちる。文法に関する記述も多いが、どこまで有効なのかは不明。
本書の内容をおおざっぱにまとめると、文法と敬語と言葉づかい。敬語に関しては、菊地読本を読んだあとだと、なんと申しましょうか。
初心者向けの文章読本としてはオススメ。初心者に助詞の使い分けの話がどこまで通じるのかはナゾだけど。
細かい感想文は後日に回すとして、非常に興味深い記述があった。
へたに要約すると誤解のもとなので、丸々引用する。
===========引用開始
49 「する」と「させる」を使い分ける(p212~)
物事を行う、行動を進めるなどの意を表すサ変の自動詞「する」と、使役と命令の他動詞「させる」の使い分けに悩むことはありませんか?
どういうふうに使い分けたらいいのか、見ていきましょう。
A サービス精神が社員に徹底する。
B サービス精神を社員に徹底させる。
「徹底」という言葉には、「隅々まで行き届くこと」という意味があります。
「サービス精神」の重要性が社員の隅々まで伝わっているのか、企業経営者は不安に思っているのかもしれません。
もっと行き渡らせたいのであれば、Bの表現がいいでしょう。他動詞「させる」によって、他者を(この場合は社員を)その状態に持っていこうという意図が明確になります。
一方Aは、自動詞の「する」が付いているので、すでに社員に十分に浸透した状態を表してはいます。ただ、もう少しはっきりと示すなら、次のようにするといいでしょう。
■改善例
A サービス精神が社員に徹底している。
B サービス精神は社員に徹底している。
■例1
彼女は、育児と仕事を両立してきた。
「両立」には、「二つのことが同時に並び立つ」という意味があります。「育児」と「仕事」の二つの目的を同時に成立させる書き方をするには、どうしたらいいでしょう?
■例1改善例
彼女は、育児と仕事を両立させてきた。
目的語を取る他動詞「させる」の出番です。
「○○と××を~させる」というふうに、格助詞「を」を伴って目的語を述語部分に導くと、すんなり読めるようになります。
さて、自動詞的用法の「する」と他動詞的用法の「させる」を簡単に使い分けるには、「○○が(は)~する」という形と「○○を(に)~させる」という形がある、と覚えるのがいいかもしれません。
以下の例文でA~Dは、「が(は)」か「を(に)」のどちらかを( )内に、E~Hは、「する」か「させる」のどちらかを[ ]内に、おれぞれ入れてみてください。
A 子ども( )学校で勉強する。
B 子ども( )学校で勉強させる。
C 海で子ども( )水遊びさせる。
D 海で子ども( )水遊びする。
E 職員のモラルが向上[ ]。
F 職員のモラルを向上[ ]。
G 建物と自然を調和[ ]。
H 建物と自然が調和[ ]。
■解答 Aが(は) Bを(に) Cを(に) Dが(は)
Eする Fさせる Gさせる Hする
===========引用終了
これはこれで説得力があるので困ってしまう。
当方が考えていたこととは方向性がかなり違う気がしてグチャグチャになりそ。当方は、下記が両方とも同じ意味になるのはなぜ、と考えた。
無事に工事を完了した
無事に工事を完了させた
「する」と「させる」はある意味「逆」の言葉のはずなのに、どちらも成り立ってほぼ同じ意味、というのがナゾだった。一応納得できて、下記のようなことも書いた。
【インストールを完了させる〈1〉】
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===========引用開始
●自他両用の動詞に限る?
1)インストールが完了した(自動詞用法)
2)インストールを完了した(他動詞用法)
3)インストールを完了させた(自動詞用法の使役形)
2)と3)の両方同じ意味になるのは、自他両用の動詞に限るはず。
===========引用終了」
本書では〈サ変の自動詞「する」と、使役と命令の他動詞「させる」〉と考えている。この考え方がアリなら、その前の動詞(完了する)の自他など関係なくなる。
インストール{が/は}完了した
インストールを完了させた
が正解で、「インストールを完了した」は間違いということになる。そうなの?
ちなみに、自他の判定を手元の電子辞書で確認しておく。
完了 徹底 両立 再開
明鏡 自他 自他 自 自他
新明解 自他 他 自 自他
たぶん「完了(する)」には自他の両方がある。だとすると、「インストールを完了した」(他動詞用法)は間違いではないはず。
これが「両立(する)」になると話が別になる。
↑の辞書を信じるなら、「両立(する)」には他動詞がないので、
育児と仕事が両立する。(自動詞用法)
育児と仕事を両立する。×(他動詞用法はナシ)
育児と仕事を両立させる。(自動詞用法の使役形)
「育児と仕事を両立する」は間違いってことになる。そうなの?
たしかに「育児と仕事を両立させる」のほうが素直な気がするけど、「育児と仕事を両立する」が間違いとは思えないんだよなぁ。
語感で判断するならさほど異和感はないが、論理的に考えると、当方の考え方でも本書の考え方でも間違いになる。
さらに話をややこしくする。
↑に「再開」を加えたのは、下記の話があるから。
【「営業が再開しました」】
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基本的に、oji********さんが書いているとおりだろう。
===========引用開始
oji********さん
カテゴリマスター
2018/9/7 17:10
「再開する」は、自動詞/他動詞が同形です。従って、「営業を再開する」「営業が再開する」どちらも正しい日本語です。
なお、辞書にもその旨がちゃんと書かれています。
「再開(スル)」<大辞泉>
いったん閉じていたもの、中断していたものを、再び開いたり、始めたりすること。また、再び始まること。
再び開いたり、始めたりすること・・・他動詞
再び始まること・・・自動詞
===========引用終了
===========引用開始
oji********さん
2018/9/7 18:55
asu********さん、自説を披瀝するのはあなたのご勝手ですが、このように↓他者の回答を批判することは利用規則「禁止事項1:誹謗(ひぼう)中傷など他人を攻撃したり、傷つける内容の投稿」に該当する恐れがありますからお止めください。
【これらを動詞の自他と結びつけて論じるのは、問題を取り違えた短絡的発想です】
===========引用終了
===========引用開始
oji********さん
2018/9/8 16:21
「営業が再開する」は、格助詞が「が」により、本来は営業が動作主体となる表現です。事実は、スーパーまたはスーパーの店主で、営業は動作主体ではありません。」
asu********さん、あなたの論法だと無生物は主語に成りえないことになってしまいますよ(笑)
===========引用終了
信頼できる回答者(oji********さん)と本質坊主が対立している。SF文法は論外なのでは。
気が済まないらしく本質坊主が●●トピまで立てているが、真剣に読むば読むほど●●になるだけ。「短絡的使用」は、言いたいことはわからなくはないが、あの書き方では伝わらないよな。
【格助詞「が」の短絡的使用について。】
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スーパーの営業が再開する。(自動詞用法)
スーパー{が/の}営業を再開する。(他動詞用法)
スーパー{が/の}営業を再開させる。(自動詞用法の使役形)
どれもおかしくない。
これを本書の考え方をするなら、
スーパーの営業が再開する。(自動詞用法)
スーパー{が/の}営業を再開させる。(他動詞用法)
が通常で、
スーパー{が/の}営業を再開する。(他動詞用法)
は不可になるのだろう。
さて、どこがおかしいんだ?
インストールを完了させる〈3〉
下記の続き。
【インストールを完了させる〈2〉】
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もとの閉鎖空間に〈2〉のリンクを張って意見を求めてみた。
〈時田氏は「A サービス精神が社員に徹底する。」はダメだと言っているということでしょうか??〉という質問があった。
当方の返信。
===========引用開始
この問題に関する記述は引用した部分がすべてなので、そこから判断するしかなくて……。
流れがわかりにくいのですが……。
A サービス精神が社員に徹底する。
B サービス精神を社員に徹底させる。
はどちらもアリとしていると思います。〈もう少しはっきりと示すなら〉「~している」にするといい、の真偽は不明です。
本書の趣旨に合わせるなら
サービス精神を社員に徹底する。
が不可だと思います。
これは「徹底する」を他動詞して使っているようですから、×にする理由はないような。
むしろ、自動詞ナシとしている新明解に従うなら、
A サービス精神が社員に徹底する。
が×になりそうな。
当方の考え方だと、
サービス精神が社員に徹底する。(自動詞用法)
サービス精神を社員に徹底する。(他動詞用法)
サービス精神を社員に徹底させる。(自動詞用法の使役形)
ですから、やはり自動詞用法を認めないなら〈サービス精神を社員に徹底する。〉しか許されないことになりそうな。
個人的な語感ではどれもOK。〈サービス精神が社員に徹底する。〉はちょっとイヤかも。
===========引用終了
以前から、この問題に関して何度か実例をあげているT氏のコメント。
===========引用開始
ご面倒をおかけしてます。あまりお時間をとられませんよう。
日本語の動詞の自他に関しては曖昧な領域があるのはもういろんな例でわかっています。明鏡も、それについて項目を設けていることが多いくらい。
前にも書きましたが、自動詞の意味が念頭にまずあって、そこから使役表現になっいてく、というのなら分かるんですが、最近の特に極端ややつだと、どちらかというと「さ入れ」現象に近いのかもと思ったりします。
===========引用終了
「さ入れ」現象が出てくるとは……。
当方のコメント。
===========引用開始
>最近の特に極端ややつだと、どちらかというと「さ入れ」現象に近い
なんということを(笑)。
感覚的にはわからなくはありませんが、それをちゃんと説明するのは難題(泣)。
===========引用終了
===========引用開始
当方は、自他両方あるものに限り、3用法ともアリと考えています。悪戦苦闘の結果なので、少しこだわりたい(泣)。
どれを使うのかは書き手の自由。
ただ、現状のように自他の判定が曖昧だと、どうしても妙なことに。
結局、一冊でも自他を認めている辞書があれば許容なんでしょう。
逆に言えば、異和感があるのは、辞書も認めていないし多くの人が認めていない用法なんでしょう。
結論としては、
あまりにもヘンでなければ許容
少しでも異和感があるなら×
さあ、どっちを選ぶ?
個人的には、他者の文章なら「あまりにもヘンでなければ許容」で、自分では「少しでも異和感があるなら使わない」。またそんな結論か(泣)。
===========引用終了
結局こんなことしか言えない(泣)。
ちなみに「サ入れ言葉」に関しては下記かな。
【# 過剰な使役表現(せる・させる)について】
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━引用開始
【◯抜き言葉 ◯足す言葉 新種の「ダ抜き言葉」発見】
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===========引用開始
●サ足す言葉(一般には「サ入れ言葉」かな)
ex.作らサせていただきます
「助動詞「ない」+そう」にサを足してしまう形は、許容されつつある。
ex.行かなサそう
===========引用終了
テーマサイトにあるように、「勉強させる」は未然形の「勉強さ」+「せる」〈「させる」が付いているわけではないことに注意〉。ここがけっこうキモ。「話させる」が未然形の「話さ」+「せる」であることを考えればわかりやすいかも。これも踏み込むとややこしい話になる。「拝見させていただく」の敬語を外した形は「見せてもらう」か「見させてもらうか」を説明するのは難問。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━引用終了
「サ入れ言葉」の法則性に関しては、一応文法的に説明できる(多少のユレはあるかもしれないが)。
「完了させる」の類いに関しては、文法のユレが大きすぎて、ちゃんとした説明をすることさえむずかしい(泣)。
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