TVアニメ「逃げ上手の若君」第二話の感想 | 陽の当たる庵

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主に神奈川・東京の神社訪問覚書。諏訪神社推し。中世の諏訪が舞台のアニメ「逃げ上手の若君」の感想や、たまに天然石・馬の話題も。

(イラストはAI作成。なんかテレビが燃えていますが、鎌倉が燃えてたからいいか(笑))

 

いやあ、第二話、いよいよ「逃げて勝つ」の若様本領発揮、面白かったですね~。ニコニコ

 

姉とも話をしたのですが、私と家族は小さい時から鎌倉にはよく行っていて、鎌倉・江の島の守護神である五頭龍様とは母方の先祖からご縁が深いのです。アニメはドロドロしすぎないようライトな仕上がりになっていますが、鎌倉の歴史の陰の部分、流血沙汰の雰囲気が描かれていて、クオリティが高いと思いました。

 

「暗殺教室」を見ていても思ったのですが、原作者様が本当に頭の良い方なんですよね。「逃げ上手の若君」も、現実の歴史をよく調査されたうえで、様々な脚色を加えて少年マンガに仕立て上げるセンスの良さというか、お話の作りこみの巧さをひしひしと感じました。さすが作品が次々とアニメ化される大人気漫画家だわ。

 

もちろん、原作を二十数分のアニメにする脚本家さんの上手さも光っていて、ダブルの意味で「うーん、すごいなこれは…」とうなりました。

 

セクシー田中さんの件で、原作者と脚本家の間の軋轢について話題になりましたが、このアニメは非常に成功しているたぐいなんじゃないかと思います。諏訪信仰云々を差し引いても今期「アタリ」のアニメじゃないですかね。姉もハマったようでした(笑)。

 

まあ、でも本当に、アニメですら血みどろなのに、現実の歴史はこれどころではなく壮絶だったでしょうから、鎌倉の正当な後継者の若君は、強力な武闘派集団である諏訪に匿われなければとても生き延びられなかったでしょうね。

 

諏訪信仰目線でいえば、鎌倉が地獄絵図、血の海と化していても諏訪の当主が落ち着き払っているのは、当時は毎春に鹿の生首七十五頭を神に捧げる祭をやっていたという、アグレッシブな祭祀のおかげもあるのでしょうね(笑)。今後出てくるのかな。

 

次からはいよいよ諏訪ですね!! 今でいうスピリチュアルリーダーな頼重さんの本領発揮!! 楽しみ!!

では、また。