打根(うちね) Ⅱ (投げ矢)鞭箭 | KenさんのBLOGS

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前回 Blogで打根を紹介いたしました。
何故筈が付いているのだろう??と疑問に思っていました。
ryuzoudouさんからも質問も受けました。海外の方からも聞かれました。
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矢から発達したので,その名残の単なる飾りかなとも考えました。
実際に弾弓や投石器,弩の様に弓で飛ばしたのかなとも思いました。
打根は基本的には手で取り扱い突いたり刺したり投げて戦う,投げ矢です。
 
打根(投げ矢)は世界中にあり,西洋ではダート,中国では袖箭,流星箭などと呼ばれています。
中国の鞭箭というのが紹介されていました。
銅の棒の先に輪が付いていてそれに筈を引っ掛けて溜子にして放す。と説明されています。

昨年のWTAFで何処かの選手が矢を棒の先に引っ掛けて飛ばしていたのを思い出しました。

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koryufanさんよりいただきました。

もしかしたらそれと同じではないでしょうか?
日本の鞭の端には必ず輪が付いています。
輪に筈を引っ掛けて鞭で押し出して飛ばしたのでは無いかなと考えました。
打根は筒に入れて飛ばしたとも言われています。
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盛岡印西派の伝書「極傳 吉田印西派鞭書 奥之書」より

※なにも根拠となる資料も何も無いので想像でしかありません。が,可能性はあるのではないでしょうか。
実際に行ってみたいですね。
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