沈黙ーサイレンスーを観てきました!
今日は映画を観てきました!化粧品の知識マンだけで終わらないように、人間としての器を広げるため、月に一度の映画から知性・感性を磨くように心掛けています。だから、できれば歴史や文化、人物に関わる題材を選んでいます。今月は、沈黙ーサイレンスー巨匠スコセッシが30年近くも構想を温めてきた情熱の一作なんだとか。簡単に言うと、江戸時代に幕府が禁止していたキリスト教を信仰する人々のお話です。中学校の歴史の授業で「踏み絵」は習ったことがあったし、なんとなく覚えているけどもなんともこんな壮絶な歴史があったとは・・・・・・・・教科書一枚で過ぎてしまう話に隠されたドラマを見せつけられました。なんと上映時間3時間と結構大作。ネタバレはしませんが、映画を観ながら様々な想いがよぎり、また違う想いがよぎり、、、。非常に複雑な心境にさせられました。「人のため」ってなんだろう?と考えさせられています。私は、様々なコマーシャリズムに乗せられて間違った美容法を選んでしまう方々や、綺麗になりたいけどどうしたらいいかわからなく、結局何もしないでいる方々に対し、正しい美容知識をお伝えして、美容に対して納得のいくお金のかけ方、時間のかけ方、楽しみ方をして欲しいと願っています。例えば、必死で働いて買った10,000円の美容液を使い、玉のような肌を願っている女性がいたとして、一方でよく笑い、バランスの良い食事をして適度な運動、十分な睡眠をとっている女性が,当人に適当な有効成分の入った2,000円の美容液を使っていたとしたら、後者の方が正しいような気がします。しかし、前者の女性はまさに”ご褒美”のような高級感にうっとりして心豊かな時間を過ごしていたかもしれません。そこで、私が「その美容液10.000円出さなくても同じ効能でるようなものありますよ」と告げることが、果たして正しいことなのだろうか・・・?と。この二者の大きな違いは、化粧品を贅沢品として扱うか、生活用品と見なすかだと思います。両人ともわかって使っていればまったく問題がないので、そこで正しい知識を提供したいと考えている訳です。映画中では、キリストの教えが正しいと信じているポルトガル人のカトリック教徒と、仏教を重んじる日本人とが対話を繰り広げます。どちらも神がいるという信仰は同じ。神の扱い方が違うのです。日本での布教が難しかったのは、人間を超える存在であるキリストの概念が日本にとって新しすぎたからです。しっかりクレンジング・洗顔をして、化粧水や美容液、クリームなどなどつければつけるほどよいとされているような世の美容概念に、ダイエットには筋肉をつけることだ、とかダイエット中だからとサラダとささみばかり食べたり、流行っては消えていく水素水、酵素ドリンクに次々と手を出したり、、、などなど論理的に見せかけて非論理的な商法に、惑わされずに、正しく判断・選択できるようになってほしい。江戸時代のキリスト教の布教ほど、難しい考え方じゃないはず。なんて、考えさせられました。あと、プライドについて。いらないなって。笑自分をよく見せたいと思ってついつい見栄はっちゃうけど、プライドよりも、ニーズに対してどうお役にたってさし上げられるか?こっちの方が大事。私がどんだけ勉強しようと、知識があろうと、解決策を一つ差し上げることの方が、よっぽど喜んでもらえるなって。映画館って没頭出来て、やっぱりいいね。そんなこんなで、ビールが飲みたくなる今日この頃。