2月になり、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
昨年末から、ミネラルについてのブログを書き始めましたが、4回目が大変遅くなり失礼しました。
前回までは、ミネラル全般の総論を書きました。
今回から数回は、ミネラル単体の特徴を簡単に述べる各論に入ります。
難しいことは、各人が興味を持ったら専門書を読んで下さい。
それでは、まず、人体で1番多いカルシウムについて話していきます。
カルシウムは、人体のおよそ1.5%と言われております。
その99%がリン酸塩、炭酸塩、フッ化物として、歯や骨格に存在し、残りのおよそ0.9%が筋肉や神経系に、さらに0.1%が血液などの体液に分布しています。
細胞や血液などの体液には1%程度のカルシウムが存在し、これらは生理作用を行います。
また、歯や骨格はおよそ70%の無機質と約30%のコラーゲン(有機質)から構成されています。さらに、無機質の84%がリン酸カルシウムであり、その他に炭酸カルシウム、リン酸マグネシウム、クエン酸カルシウムなどが含まれます。
このカルシウムの吸収や代謝にはビタミンDやビタミンC、それに副甲状腺ホルモンなどを必要とします。
カルシウムの役割としては、
①、リン酸カルシウムとして歯や骨を作る。
②、筋肉の収縮
③、神経興奮の抑制
④、血液の凝固
⑤、酵素の活性化促進および調整
があります。
これが不足すると、まず第一に骨軟化症、歯質の低下、骨粗相症が挙げられます。次に筋肉や神経の興奮性の抑制力低下、苛立ちが見られます。その他、神経伝達、血液凝固、酵素の活性化に障害が現れます。
非常に簡単な説明ですが、おおまかにこの程度の知識は身につけて欲しいと思います。
カルシウムの次に多いミネラルはリンですが、これは次回にて書いていきます。