ライトチェイサー~必ずキミを救い出す~/追光者の感想 | 中国ドラマの備忘録

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 ライトチェイサー~必ずキミを救い出す~(原題:追光者)観終わりました。

2022年、全40話。実際に取材した民間の救援隊を題材にして作られたドラマ。

 

 

【あらすじ】

 弁護士の罗本(ルオ・ベン)が民間の救援隊、追光救援隊と出会い命をかけた救命活動に触れる。そこで第一印象が最悪だった医師の展颜(ジャン・イェン)と再会し、彼らの活動力や技術力に感心し、追光救援隊に入隊する決心をする。地震や土砂崩れ、台風などで救助・救援活動をしながら、人としての成長、家族愛、より高度な救援隊員としての成長を描いた物語。

 

 

 

 
 罗本はやり手の弁護士で、耳は聞こえるが話せない妹(罗源/ルオ・ユエン)がいる。医師の展颜は冷淡な感じを醸し出している。2人の出会いはお互いに最悪なものだった。印象サイアクって、これまたよくあるパターン。
  
 ある日凤西(フォンシー)という所で地震が起こる。罗源が凤西の学校で子供と一緒に建物の中に閉じ込められてしまう。罗本は妹を助けに行く途中で建物に閉じ込められた男の子を見つけ助け出そうとするが、一人ではうまく助け出すことができない。そこへ追光救援隊と遭遇し、子どもを助け出してもらう。そして、罗源たちも展颜と救援隊たちに助け出してもらえた。救援隊の活動を見た罗本は自分も救援隊に入隊する決心をする。現場に居合わせた丁丁丁(ディン・ディンディン)と救援物資を運んできた周明明(ジョウ・ミンミン)もそれぞれも思いから入隊し、厳しい訓練を受ける。
 罗本と展颜は当初ぶつかり合っていたが、少しずつお互いを理解していく。そんな中、土砂崩れが起こり、展颜が生き埋めになる。更なる土砂崩れで助けに行った罗本も一緒に救助を待つことに。罗本は子どもの頃に地震で両親を亡くし、養子として罗家に育てられたことを。展颜は、自分も同じ地震で被災し、母親を亡くしたことを話す。
 2人の間に割り込むのは展颜の同僚、蔡宇萧(ツァイ・ユーシャオ)と罗本の同僚、艾瑞儿(アリエル)。蔡宇萧は上っ面だけの男で、物事からよく逃げる。にもかかわらず色々要らんことをする。展颜が生き埋めになった原因も蔡宇萧。この土砂崩れに関しても、最初は展颜を助けに行こうとするのだが、結局自分だけ逃げて助かってる。艾瑞儿は展颜が出てきて焦る。こういうパターンっていつも、それまでにもっとアプローチしとけばよかったんじゃ?と思うんだけど。もう2人は想い合って入るスキがないのに、まだなんとかなる!って悪い方向へ頑張るタイプ。
 
 
 
 周明明と丁丁丁もそれぞれ思惑はあったが、救援隊に入ったことによって成長していく。周明明は母親に救援隊を辞めるように言われたり、会社の危機を乗り越えなければならない状態になったり、周明明が救援隊の活動で付き合いが悪くなったことを良く思わない友人が、ウソの救援を通報したら本当に救援されたことに怒るが、諭して反省させたり。
 丁丁丁は出版社とのギャラ交渉や契約でひと悶着も二悶着も。実際の救援活動から漫画を描いて成功する。周明明の母親に2人の交際を認めてもらえるようにあの手この手を考える。
 
 罗源が病気になった際に、まだ幼かった罗本は薬を間違えて飲ませてしまい、以降罗源は口がきけなくなってしまった。更に育ての親も亡くし、血のつながりはないが、妹を大切にしている。罗源も兄の気持ちは理解しているが、独り立ちしたいと思っている。そんな彼女を好きな熊非の過去が引っかかって、素直に2人の交際を認めることができない罗本。まるで父親のようであり、恋人のようなふるまいをする。まあ予想通り、最終的に認めざるを得なくなるんですけどね。
 
 
 さて、罗本と展颜だが、展颜は母親を地震で亡くしたのは、父親が母親よりも近くにいた男の子を先に助け出したことによって

母親は死んでしまった。それなのに、父親は英雄視されている。許せない。と長年思っていたため、父親に対して冷たい態度を取ってきた(直接会ったときだけ)。だが、真実は素人なりに助けようとむやみにがれき類をどけて妻を助けようとしたため、がれきが崩れ、妻だけでなく助けを求めた親子3人のうち親2人も死んでしまったのだった。このことがきっかけで救援隊を立ち上げたとのこと。父子の中は修復される。

 罗本は地震の際に助けてくれた人を探していた。それは展颜の父親、展青山(ジャン・チンシャン)だった。愛する人の父親が助けてくれたと思っていたが、実は親を殺したといってもいい行いをした人だった。しかも、先に真実を知った展親子が黙っていたことに腹を立てる罗本。2人はギクシャクしてしまう。

 そんな関係に耐えられなくなった展颜は辺境の地に行って診療を行う。恋人の関係はなかなか修復できないのに、展青山とは関係修復し、隊長を引継ぎしている。

 展颜は辺境地で蔡宇萧と再会。そこへ救援隊の一人、大鹏(ダーポン)を見かける。大鹏は娘が難病に罹り、治療費を捻出しようと雪山に向かっていたのだ。大鹏が下山途中で高山病で倒れ、救援要請をする。展颜、蔡宇萧だけでなく、追光救援隊も救助に向かう。クレパスに落ちた展颜を助けだした罗本が逆に更に深く落ちてしまうのだが、頭のいい罗本。地形を考えて出口に向かって動く。で、助かるんですね。

  

 で、2人は。

 

 

 ボランティア活動で成り立っている救援隊を焦点に当てたドラマ。作中でも本当にボランティアだけでやっているのか?収益のあることもやってるんじゃないのか?と裁判になるシーンもあって、上手く作られているなぁと。

このシーンの罗本のセリフ、よかったですね。

 

 あと、看護師の沈若溪(シェン・ルオシー)と罗本の弁護士事務所の高骏驰(ガオ・ジュンチー)がしれっとくっついてるし。

 

 壁を降りていくシーンや潜水のシーンがあって、演者さんも恐怖や苦手の克服をしながら撮影したとのこと。雪山のシーンは真夏での撮影だったので、めちゃくちゃ暑かったとのこと。映像でも観たけど本当に暑そうだった。


 

罗本/羅本(ルオ・ベン)役        罗云熙/羅雲煕(レオ・ロー)

                   1988.7.28生まれ 177㎝

代表作:半是蜜糖半是伤(オオカミ君王とひつじ女王)、

良言写意(嘘つきな恋人~Lie to Love~)、白发(白華の姫~失われた記憶と3つの愛~)

彼は顔もいい細身でいいんだけど、この役は筋肉質な体形の人が良かったんでは。と思ってしまった。

展颜/展顔(ジャン・イェン)役          吴倩/呉倩(ウー・チェン)

                                                    1992.9.26生まれ 166㎝

代表作:择天记(擇天記~宿命の美少年~)、我只喜欢你(となりのツンデレ王子)、

九义人(花の告発~煙雨に仇討つ九義人~)

周明明(ジョウ・ミンミン)役           李明德(リ・ミンドー)

                                                    1996.12.29生まれ 181㎝

代表作:玉骨遥、亲爱的,热爱的(GO!GO!シンデレラは片想い)

丁丁丁(ディン・ディンディン)役     李婷婷(リ・ティンティン)

                                                    1995.11.21生まれ 164㎝

熊非(シオン・フェイ)役                 徐绍瑛/徐紹瑛(シュー・シャオイン)

                                                    1995.12.23生まれ 186㎝

代表作:天盛长歌(鳳凰の飛翔)、三生三世枕上书(夢幻の桃花~三生三世枕上書~)

 

罗源/羅源(ルオ・ユエン)役            杨安琪/楊安琪(ヤン・アンチー)

                                                    8.30生まれ 168㎝

代表作:我的小确幸(溺愛ロマンス~初恋やり直します!~)、梦回(宮廷の茗薇)、

三生三世十里桃花(永遠の桃花~三生三世~)