2024.6.14 硫黄岳と横岳④ 花の稜線 | ムサママのおめでたい日々

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たのしいこと、みつけた!?

③の続きです

 

 

  ツクモグサ

 

13:40 会いたかったツクモグサ、たくさん撮ったので、もうちょっと載せますね

 

 

ツクモグサ(九十九草)はキンポウゲ科オキナグサ属の多年草。

日本固有の高山植物で、高山帯の岩礫地・稜線沿いの風衝草地に生える。

 

 

分布地は北海道の一部と、北アルプスの白馬岳、そして八ヶ岳の横岳のみ。

絶滅危惧種で、数百個体が現存すると推定されているそうです。

 

 

お昼は回っていましたが、太陽の光がまだ弱いのか

大きく開いているものはありませんでした

 

 

でも、会えてよかった!!

 

 

 

 

  横岳の稜線に咲く花たち

 

ツクモグサを撮ったので戻りましょう。

ここからは、ゆっくりお花を撮りながら帰ります。

 

 

 

チシマアマナ(千島甘菜)

 

 

タカネイワヤナギ(高嶺岩柳) 赤い葯が可愛い

 

 

ミヤマシオガマ(深山塩釜)

 

 

 

コイワカガミ(小岩鏡)

 

 

ハクサンイチゲ(白山一華)

 

 

 

チョウノスケソウ(長之助草)

名前の由来は、植物学者マキシモヴィッチ博士の助手であった須川長之助氏が発見したため。

『らんまん』のモデル、牧野富太郎博士の命名だそうです。

 

 

クモマナズナ(雲間薺)

 

 

イワベンケイ(岩弁慶)

 

なんといっても多かったのはオヤマノエンドウ(御山の豌豆)。

稜線を華やかに彩って、いろいろな花たちとコラボしています

 

オヤマノエンドウとイワウメ

 

オヤマノエンドウとイワベンケイ

 

 

ウルップソウ(得撫草)

行きは見つけられなかったけど、帰りに綺麗な株を発見。

こちらも北海道の一部と、北アルプスの白馬岳・雪倉岳と、ここにしか咲いていない希少な花。

 

 

 

  奥ノ院に戻る

 

そんなわけで、花の写真を撮りながら、奥ノ院にデポしていたザックを回収しに戻ります。

といっても、横岳の稜線は岩とハシゴの連続。

カメラを落とさないように、傷つけないように、花を撮ったら一回ずつしまって、

何より自分が落ちないように、石を落とさないように、慎重に慎重に進みます。

 

以前に来た時と変わっていたのは、出会う人の多くがヘルメットを着用していたことです。

最初はロッククライミングの人たちかと思っていたのですが、皆さん普通の登山者のようでした。

確かに、岩稜帯では、落石や滑落に備えて、ヘルメットを着用した方がいいのでしょう。

 

次回はヘルメットを持っていこうと思いました。

もうずっと使っていないので、白いヘルメットがすっかり黄色くなっちゃってますが。

 

 

 

いつの間にか、赤岳方面は晴れてきた

 

 

奥ノ院への登り

 

 

 

 

奥ノ院に登ったところからの展望をぐるっと…

石尊峰・鉾岳・赤岳・権現岳・ギボシ・中岳・阿弥陀岳(奥には南アルプス)

 

阿弥陀岳〜御小屋尾根(奥の稜線は入笠山や守屋山など)

 

峰の松目(奥は車山など)

 

そして奥ノ院山頂

 

 

14:25 ただいま〜

 

 

小同心

 

 

歩いてきた道を振り返る

 

 

これから目指す台座ノ頭

 

 

ここでしばらく休憩して、硫黄岳を経由して帰ります。

 

 

メモ 6:40 中駐車場 〜 6:50 登山口 〜 7:18 夏沢鉱泉 〜 8:13 オーレン小屋 〜 8:47 夏沢峠 9:00〜 10:25 硫黄岳(爆裂火口見学)11:00 〜 硫黄岳山荘 12:00  〜 12:55 横岳(奥ノ院)〜 13:10 三叉峰 〜13:40 石尊峰?(ツクモグサ) 〜14:25 横岳(奥ノ院)〜 15:15 硫黄岳山荘 〜 15:45 硫黄岳通過 〜16:05 赤岩ノ頭 〜17:00 峰の松目分岐 〜 17:10 オーレン小屋 17:30 〜 18:30 登山口 〜 18:40 中駐車場

 

 

続きます