秀麗富嶽十二景五番山頂、奈良倉山に登ってきました。
ここだけは少し他の山域と離れていたので、最後になってしまいましたが
お天気も良く、秀麗富嶽を見ることができてよかった!
奈良倉山を最後まで残していたのは、アプローチが遠くて、なかなか行く機会がなかったのです。
中央道からも中央本線からも遠く離れていて、車で峠道を越えていく気力もなく…
ありがたいことに、山友に運転をお願いして行くことができました。
▲秀麗富嶽十二景(大月市観光協会HPより)
①雁ヶ腹摺山・姥子山 ②牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山 ③大蔵高丸・ハマイバ ④滝子山・笹子雁ヶ腹摺山 ⑤奈良倉山 ⑥扇山 ⑦百蔵山 ⑧岩殿山・お伊勢山 ⑨高畑山・倉岳山 ⑩九鬼山・御前山 11高川山 12本社ヶ丸・清八山
駐車場は、松姫峠。
松姫は武田信玄の四女で、信玄・勝頼の没後、織田軍に攻められて甲府から関東へ落ち延びる時
この峠を越えたことからその名がつけられたそう。(私も四女なので、親近感…)
小菅村と大月市を結ぶ国道139号(旧道)の途中にある松姫峠ですが
この下を通るトンネル(松姫バイパス)ができたため、旧道は使われなくなり
松姫峠から大月側は通行止め。松姫峠に行くには、小菅側から旧道を登っていくことになります。
去年までバスも通っていたようですが、今は運行を休止しているそうです。
以前はきっと多くの観光客で賑わっていたのか、駐車場には綺麗なトイレが整備されています。
この日は朝5時すぎに家を出て、松姫峠に着いたのは7時過ぎ。2時間ほどで到着。
すでに一台バイクが停まっていましたが、乗用車は私たちが最初のようです。
バイクの方が、ちょうど奈良倉山から戻ってきたところでした。
これから、大菩薩の方にある山に登るとのこと。30分ほどで行けて、景色も良いらしい。
何ていう山ですか?と聞いたら、ヤマップの地図を見せてくれて、これなんだけど、老眼で字が読めない…とのこと。私も見せてもらったのですが、やっぱり老眼で見えない(笑)
結局、二人とも老眼で山名がわからない(見えない)まま、お気をつけて、と別れたのですが、
奈良倉山から戻ってきたら、そっちに行ってもいいかも…と思っていました。
すでに富士山がチラ見え。山頂からの景色に期待が高まります。
国道139号の旧道。大月側は通行止め。左が奈良倉山への登山口。
7:35 登山口を出発
森に囲まれた広い道を歩いていきます
木漏れ日キラキラ
多摩川源流トレランコースらしい…
確かに、広くてなだらかで歩きやすい道
山登りというより、お散歩な感じ…
恐竜みたいな倒木
7:45 10分ほどで分岐
右がトレランコース、左が奈良倉山らしいので、左に行こう…
トラバース的な山道だけど、ここもなだらか
ん?回り道してきたのかしら?
8:00 15分ほど歩いたら、トレランコース(林道)と合流した
結局、トレランコースでも同じところに行けるんじゃない。帰りはそっちで帰ろう…。
山道(歩道)は、展望もなくて、長くて変化がなくてつまらなかった。
8:10
ここからは山道が正解。左に行きます
で、あとはちょこっと登っていくと…
8:17 もう着いちゃった
お散歩コースみたいななだらかな道を歩いていくと40分で着いてしまう奈良倉山。
登山というより、お散歩的な。これが最後の一座って…ちょっと拍子抜け。
気温20℃でした
山頂は広場みたいな感じで、森に囲まれています
で、富士山は…?
あった!
確かに秀麗ですが、見えるのはほんの1箇所
このアングルで撮るしかなく、同じ写真が何十枚も(笑)
富士山の右側には三ツ峠山。そして、先日登った本社ヶ丸
それより、山頂が気持ちいい
新しいカメラでいろいろ遊んだり…
9:08 トレランコースで戻ります
なんだ〜こっちの方が全然いいじゃない〜!(山道コースは何も展望なし)
富士山はずーっと、カラマツ林の向こうに見えていました
大菩薩連嶺も…
スミレも咲いてるし(山道コースは日陰なので何もなし)
フタリシズカさんも
だけど…トレランコース往復じゃ、山というより公園にお散歩に来た、くらいな感じかも。
10:00 駐車場に戻るちょっと前の森の中で食事にします。
今回は『焼きふぐだしの淡麗塩そば』にしてみました。(気むずかし家の方が美味しかった)
ということで、あっという間の奈良倉山だったのですが、これで帰るのはあまりにも寂しいので
松姫峠から30分で登れるという、例の「謎の山」に行ってみることにしました。