初釜のお着物はどんな装いにしたらいいですか?

と度々聞かれます。

着付け教室の方にその問い合わせだけ来たこともあります🤭 


確かに… 聞かれて記憶を初めて辿りました。

私もお茶を習いたて、初めての初釜のときは、
着物のこと何も知らず、初釜のこともよく分かっていず、
祖母が何から何まで用意してくれことを
思い出しました…  真顔

着物と帯、帯揚げに帯締めなどのコーデはもちろんのこと、

自分で着ることもできないので、
ホテルオークラだったか?の遠藤ハツ子美容室で着付けの予約までしてくれて、
着せられるままに着て、
作法もすることもよく分かっていない笑 初釜で、
大人しく座ってるだけでした…

ただ、その時出された
白味噌仕立てのお椀が、
衝撃的に美味しくて美味しくて…  目がハート飛び出すハート

お替りしたかった!のを鮮明に覚えているだけです(笑)


初釜は
年明けて初めてのお茶会です🍵✨

炉開きのときのように厳粛なものというよりは、
新年を寿ぐ、華やかな装いを心がけるといいと思います。

また紋様や柄なども格が高いもの、の方がいいですが、これも、なかなか一朝一夕には覚えられません。

例えば縞模様や麻柄は普段着、
七宝紋様や、青海波や、松の柄などは、格の高い紋様柄と言えます。

着物の紋様を知るのも、
とっても面白いですょ〜 ひらめき音譜アップ



ちなみに私は、
今年初めて遠州流お家元の初釜に行けることになりましてチョキ
↑はその時着る予定の着物コーデです。

遠州流好みの七宝紋様の帯と迷ったのですが… 

やっぱり松の帯にしました!

そしてこの着物…
リサイクル着物ショップで¥15000 😁 だったものです。

実はこのコーデは、祖母の好みではないです。

遠州流の綺麗サビを意識してみましたキメてる






遠州流初釜の翌日、
日曜は初めての、くりから庵での初釜です。

祖母の好みの色味はこちらです指差し

帯も、祖母にもらった服部の帯です。

薄くて締めやすく、
これをくれたときのおばあちゃんの顔や声や言葉も覚えているので、
もはや、おばあちゃんと一緒にいるような錯覚にすらなります(笑)

温かく優しい気持ちになりますドキドキ


12月頃、寒さが厳しくなる頃には、
濃い色目の着物を纏いたくなるのですが、
年明けて春の兆しを前にすると、
ブルーグレーや、白に近い薄い色目のものの方がしっくりきます。
あくまで個人的な感覚です。
人によって色の好みや心入れは違うと思います。
だからこそ、それぞれの人が着物には現れるのかなぁ、と思います🤭


季節の移ろいと共に、
その場をよく感じとり、想い馳せることから、
「着物を着る」
は始まるのかな、と思います。


ゆっくり、ひとつひとつ、大事に
着ていくことが、
身体にも心にも、
たしかに身についてゆくと思います ニコニコラブラブ