後が控えていますので、続投いたします。
もしもの時のための、ねこのきもち編。
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避妊・去勢のメリット&デメリット
2019/7/29(月) 17:35配信 ねこのきもちWeb編集室
避妊・去勢のメリット&デメリット
2019/7/29(月) 17:35配信 ねこのきもちWeb編集室
©ねこのきもち
猫と暮らすのはとても楽しいことですが、ただ可愛い可愛いと愛でていればいいわけではありません。猫の生態について理解を深め、いざというときにはしっかりと対処してあげることも大切です。今回は、猫の発情時期と、避妊・去勢のメリット・デメリットについて解説します。
■メス猫の発情期はいつ?発情期の行動とは
メス猫の発情期は、個体によってさまざまで、生後6ヶ月頃に発情をむかえる猫もいれば、2才を過ぎてから初めて発情する猫もいるようです。メス猫の発情には、日照時間が大きく関わっているとされており、日照時間が8時間を下回ると発情しないといわれています。
そのため、日照時間の長い2~4月、暖かく太陽光が強い6~8月が、メス猫の主な発情時期です。ただ、室内の照明も多少影響するため、室内飼育の猫は時期を問わず発情するケースも。
メス猫は発情するとオス猫を呼ぼうとして、大きな声で頻繁に鳴き声を発するようになります。また、伏せをするような姿勢から腰を持ち上げて振ったり、自分のフェロモンをアピールするために、トイレ以外の場所でオシッコをしたりすることもあるようです。
■オス猫には発情期がない?
多くのオス猫は、生後6~10ヶ月頃に性成熟をむかえます。しかしメス猫と違い、オス猫の発情に日照時間は関わりません。
オス猫はメス猫の発情サインに反応して発情するため、発情の時期やサイクルは決まっているわけではないのです。
オス猫はメス猫の発情した鳴き声を聞くと発情し、メス猫を呼ぶために大きな声でしきりに鳴くようになります。
また、強いニオイのオシッコを壁などに拭きかける、「スプレー行為」を行う場合も。オス猫とメス猫を一緒に飼育している場合は、オス猫がメス猫をおとなしくさせるために、「ネックグリップ」という首元を噛む行動を起こすこともあるようです。
■避妊・去勢手術のメリット・デメリットって?
【メリット】
メス猫は卵巣と子宮を、オス猫は精巣を取り除くため、それらの部位に関連する病気にかかるおそれがなくなります。
またメス猫の場合は、生後1年以内に避妊手術を行えば、乳腺腫瘍の発症を抑えることができるのだそうです。オス猫の場合は、会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫といった病気の発症率を下げることができます。
病気予防以外にも、発情によるストレスがなくなることや、メス猫の場合は大声で鳴く、オス猫の場合はスプレー行動やマウント行為が軽減されるなどのメリットもあります。
【デメリット】
避妊・去勢手術を行うと、当然ですが子どもは望めません。もし愛猫の子どもが欲しい場合は、手術をしないか、手術時期を考える必要があります。
また、避妊手術も去勢手術も全身麻酔で行われるため、麻酔に対するリスクも頭に入れておく必要があるでしょう。
猫の発情や避妊・去勢について、何か新しい発見はありましたか? 避妊・去勢手術をするかどうかは、飼い主さんが決めることです。愛猫にとって最善の選択ができるように、正しい知識を学んで、よく考えてから行動に移すよう心がけましょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が避妊についても解説】猫の発情期の行動は? 交尾は痛いの? 』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/higarina
文/higarina
ねこのきもちWeb編集室
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