ペットショップの闇。大量生産された子犬・子猫の残酷な現実(追記あり) | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

急遽、予定変更して、取り急ぎ取り上げます!

 

杉本彩さんが本日「現在発売中の「週刊SPA!」の特集 素晴らしいです!ペット流通の闇」を取り上げました。

 

詳細はリブログか上記リンクをご覧くださいませ。


このSPAのものは、Yahoo!だけでなく、多くのところが取り上げられています。ネット上のある情報はほぼ一部で、週刊誌にはかなり掘り下げられているかと思います。ネット上にあるものは、記事が削除される可能性があるので、こちらで編集します。

 

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ペットショップの闇。大量生産された子犬・子猫の残酷な現実
2019年11月13日 日刊SPA!
柳沢敬法
 
 市場規模が1兆5000億円を上回る、大規模な日本のペット産業。基盤となっているのが、子犬や子猫を扱うペットショップだが、その裏には「動物=商品」と見なす、残酷な現実が隠されている。ショーケースの中にいる動物たちに何が起きているのか?
 

©日刊SPA!
’18年に告発された福井県坂井市の繁殖業者の施設。ブロックで囲まれた狭いマスの中に、50匹以上もの犬がすし詰めにされていた
まるで工業製品のように大量生産される子犬や子猫

 ペットショップに並ぶ子犬や子猫は、どこからやってくるのか。公益社団法人「日本動物福祉協会」の町屋奈(ない)氏によれば「日本の場合、ペットオークションを介して繁殖業者から犬猫を仕入れるのが主流です」という。その過程でまず注目すべき“闇”は繁殖業者(ブリーダー)だ。
 
「『この種が欲しい』という個々の需要に合わせて一匹ごとに愛情を込めて繁殖させるのが、本来の繁殖業のあり方です。しかし現実には『パピーミル(子犬生産工場)』と呼ばれるような、利益最優先で無秩序に大量繁殖を行う、悪質な繁殖業者が暗躍しています。
 
 ひどい業者では、親犬や親猫を“産む道具”のように扱っています。種類を区別することもなく狭い部屋で密飼いにして、皮膚病や白内障などになっても放置している。劣悪な衛生状態のもと、体を洗ってもらえず、爪も伸び放題。発情サイクルのたびに何度も繁殖を強いられて、子供を産めなくなると捨てられるといったケースもあります」
 
 大量生産された子犬や子猫は、ひと月ほどでペットオークションに出品され、入札にかけられる。公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの松井久美子事務局長は、「この流通システムにも問題がある」と指摘する。
 
「オークションに出品するため、子犬や子猫は離乳時期に引き離されることになります。それは子犬や子猫のコミュニケーションを学ぶ機会を失い、後に問題行動に繫がります。また早期に母親から離れた動物は、伝染性疾患にも罹りやすく下痢もしやすくなります」
 町屋氏は「オークションの存在が、無秩序な繁殖業者を生み出している」と語る。
 
©日刊SPA!
問題があると指摘されるペット流通の流れ

「オークションに出せば、ショップが大量に買ってくれる。需要は考えず、無計画に大量繁殖させればお金になる。オークションのそうしたメリットが、悪質な繁殖業者がなくならない大きな要因になっています」
 ショーケースの子犬や子猫を見たら「その子の生まれた環境を想像してほしい」と町屋氏は言う。
 
「親犬の愛情を受けて幸せに育ってきた子などほとんどいません。過酷な生産工場でつくられ、搬入されてきた子ばかりです」
 子犬や子猫が、工業製品のように生産されている。それが、ペット流通の現実なのだ。
 
取材・文/柳沢敬法 写真/大房千夏 谷口真梨子 日本動物福祉協会
 
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Yahoo!で関連記事として取り上げられたものを取り上げていきます。
 
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年間2万頭の子犬や子猫が流通過程で死亡している。ペットショップに辿り着く前に…
2016年06月05日 日刊SPA!
 

 かわいらしい犬猫がTVに取り上げられ、街には猫カフェの看板が躍る。市場規模1兆5000億円とも謳われ、まさに世は空前のペットブームだ。だが、その陰では飼われるペットたちの悲惨な実態があった……。衝撃のリポート!
 
■流通過程で1年間に2万頭が死に至るペットビジネスの闇
 
©日刊SPA!
 
「そもそも一昔前のペットショップでは売れ残った犬や猫を普通に従業員が殺してました」と、衝撃の昔話を語るのは実際にペットショップの勤務経験を持つ、ペットビジネスライターの成田司氏だ。
 
「当時は売れないと判断された犬猫が裏庭でこっそり処分されたり、弱った犬猫をビニール袋に詰めて冷蔵庫で殺すこともありました」
 
 さすがにここまで非人道的な行為は今日、行われていないが、いまだにペットをモノとしか思わないような業者は存在するという。
 
「いまだに数百頭もいるペットをわずか2人で管理したり、何頭も子犬をカゴに詰め込んで育てたりしている業者の話などは耳にします。後者のお店は最後に毛並みだけ整えて、売りに出しているとか。ただし、衛生管理が不徹底なため、ペットは飼育してもすぐに死んでしまうでしょう」
 
 そして、そもそもペットショップに辿り着く前に年間2万頭の子犬や子猫が流通過程で死亡しているという事態も明らかになった。
「日本には昔から子犬や子猫をありがたがる風潮があり、本来、動物愛護法で禁止されている生後45日前の犬猫の取引が事実上黙認されているのです。ブリーダー業者によっては30~35日程度でセリに出すところもありました。結果として、健康的な問題を抱えた子犬や子猫が運搬時のストレスなどに耐え切れず死亡してしまうのです。また、幼いうちに親犬・猫と引き離されたことで社会性が身につかず孤立してしまうことも」(成田氏)
 
 そして、そもそもペットショップに辿り着く前に年間2万頭の子犬や子猫が流通過程で死亡しているという事態も明らかになった。
 
「日本には昔から子犬や子猫をありがたがる風潮があり、本来、動物愛護法で禁止されている生後45日前の犬猫の取引が事実上黙認されているのです。ブリーダー業者によっては30~35日程度でセリに出すところもありました。結果として、健康的な問題を抱えた子犬や子猫が運搬時のストレスなどに耐え切れず死亡してしまうのです。また、幼いうちに親犬・猫と引き離されたことで社会性が身につかず孤立してしまうことも」(成田氏)
 
©日刊SPA!
 
 長年、殺処分などペット問題を取材してきたノンフィクション作家の片野ゆか氏も業界の“売らんかな主義”を厳しく批判する。
 
「ペットショップ開業登録の条件にはケージのサイズや衛生管理など施設に関する検査があります。その一方で、自治体主催の研修は動物取扱業責任者に対してだけしか行われていません。また本来、店員は客に対して、飼育に関する対面説明の義務がありますが、これを怠っても何のペナルティもない。これでは命を扱う仕事にもかかわらず、無理やりペットを売ろうと過剰なセールストークをする店員が増えても仕方ないでしょう」
 
 本来、動物を守るはずのペットショップで多くの犬猫たちが危機に晒されているとは皮肉な話だ。
 
【成田 司氏】
ペットビジネスライター。動物福祉の発想に基づくティアハイム設立を目指す「Giraf Priject」を主宰。共著に『ペット市場の現状と展望 2013-2014』がある
【片野ゆか氏】
,66年東京都生まれ。ノンフィクション作家。’05年『愛犬王~平岩米吉伝』で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。『北里大学獣医学部 犬部!』(ポプラ社)など著書多数
― [ペットブーム]舞台裏のヤバい話 ―
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病気を持つ子犬が売られていく…激安ペットショップで多い購入後のトラブル
2017年05月03日 日刊SPA!
 
©日刊SPA!
一見するとカワイイ犬が病に侵されていることも

 命あるものに“安かろう悪かろう”は本来ないが、全国的に増える激安ペットショップでは、購入後のトラブルは多い。ドッグトレーナーの池田羽美氏はこう解説する。
 
「目先の利益優先の悪徳ブリーダー、通称『パピーミル』が増えています。人気犬種を繁殖犬として狭いケージに押し込み、糞尿の処理もせず何年も繁殖させれば病気持ちの子犬が生まれるのも当然と言えるでしょう」
 
 犬は生理中の2週間しか妊娠はせず、それも生理周期は半年に一度。悪徳ブリーダーはその期間を逃せないのだ。
 
「特にプードルやチワワなどの3kg前後の犬種は、本来妊娠しても体格的に1、2匹しか産めません。それでは割に合わないと、悪徳ブリーダーたちは大柄の繁殖犬をけしかけ、何匹も産ませる。結果、お店では『成犬時の体重は3kg』と記載しても、倍以上に大きくなることも多いです」(池田氏)
 
 動物愛護法違反だが、現実的に取り締まりは難しいそう。また、専門店以外で劣悪な環境に置かれた犬は病気になりやすい。
 
 記者・Kも2年前にあるホームセンターでヨークシャテリアを購入。平均相場20万円の半額以下8万円と、その懐っこさに即決したと話す。
「ところが、1歳になる頃に先天性の膝関節の病気が発覚しました。獣医には『親から受け継いでいる可能性が高い』と言われ、結果、手術費20万円。愛情があるから返品なんてできません……」
 
 今回の取材を通し、購入後に重度のアレルギー、癲癇症などが発覚した例は多数寄せられた。
 
 また、ネオン街に多い深夜営業のぺットショップでも、“ヤバい犬”の売買が増えているという。あるキャバクラボーイが明かす。
 
「キャバクラ嬢が店と結託し、常連客に犬を買わせてマージンを得るのがはやっています。一匹50万円前後の高額な犬でも、客も酔っ払って気が大きくなっているのでカードを切ってしまうんです」
 
 そしてキャバ嬢は購入の翌日、ペットショップに犬を返却。後日、別の客に同じ犬を買わせてキックバックを得るという。
 
「ペットショップ側も店の倉庫に“女性のワンルーム”っぽい部屋をつくり、店員が該当の犬を撮影。その写真をキャバ嬢に頻繁に送るんです。あとはキャバ嬢がブログや営業メールに使う流れです」
 
 たまに店に訪れて抱っこ写真を撮るなど、用意周到な“犯行”だ。
 買う側にとってもヤバいペット。しかし、当のペットたちはさらにヤバい環境に置かれているのだ。
 
― [ヤバい商品]を実際に買ってみた ―
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適切な飼育をできずにネグレクト状態で残酷なケースに至ることも・・・
 
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孤独死の犠牲になった悲しきペットたち。飢えて共喰いした形跡も…
2019年04月21日 日刊SPA!
菅野久美子
 
 年間約3万人といわれる孤独死――。少子高齢化で、単身世帯が急増する中、孤独死は、もはや誰の身にも起こってもおかしくない。
 
 拙著、『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』の取材に当たっては、数々の孤独死現場を取材したが、その過程で驚かされたのが、飼い主と共に犠牲になるペットたちの存在だ。熱帯魚や、亀、ハムスターなど、孤独死現場では数多くのペットたちの亡骸を目にする。あまり知られていないが、孤独死現場では、犬や猫などのペットが遺されて、悲惨な結末を迎える例が少なくない。
 

©日刊SPA!
 
 そこには飼い主の亡き後、飢えや喉の渇きなどとともに、壮絶な苦しみの中で命が尽きた動物たちの姿がある。
 
 原状回復工事(特殊清掃)に携わって10年以上になる武蔵シンクタンクの塩田卓也氏は、ペットと孤独死の現状についてこう語る。
 
「孤独死した人と共に、犬や猫などのペットが犠牲になるケースは決して少なくありません。孤独死した人は、生前に疎遠だったケースがほとんどなので、例え運よく生き残ったとしても、親族が引き取ってくれるのは稀です。慌てて止めましたが、残された猫をその場で絞殺そうとした心のない大家さんもいます」
 
■猫屋敷で共食いの果てに

 そのいくつかの例をご紹介したい。
 
 東京都内の築50年ほどのアパートは、猫屋敷だった。10畳ほどの二階部分のガラスは、所々ヒビが入っていて、布テープで補修しているのが外からもわかった。塩田氏は、その隙間から漂う強烈なアンモニア臭と腐敗臭に、驚きを隠せなかった。塩田氏は通常、目をゴーグルで覆い口と鼻は防毒マスクで防御しながら突入していく。しかし、そのゴーグルの隙間からも、強烈な臭いが侵入してくる。
 
©日刊SPA!
 塩田氏が部屋の中に入ると、そこはあまりの惨状だった。20匹は下らないほどの猫の屍がいたるところに無残にも転がっていたのだ。
 
「猫たちの死体は、ただ息絶えているものや、頭以外はしかばねのものなど、壮絶でした。完全に骨と化している猫もいて、凄まじい異臭だったんです。僕は数々の特殊清掃に携わっていますが、その臭いは人間の死体をはるかに超えるものでした。猫は飼い主が亡くなると、最後には飢えて共食いをしていたようです。猫たちの悲しみが伝わってくる、本当に可哀そうな現場でした」
 
 塩田氏が猫たちの亡骸を片づけて、飼い主の遺品を整理していると、この部屋の主の男性のものと思われる遺品が出てきた。写真を見ると、男性はリーゼントヘアで、肩には入れ墨があった。若い頃には、威勢が良いタイプだったが、年齢を重ねてからこのアパートに引きこもるようになったらしい。そのうち、寂しさを覚えたのか、避妊手術を受けていない猫たちを引き取るようになり、そのまま繁殖を野放しにして、鼠算式に増えていったのだろう。
 
 飼育能力を超えた数の動物を飼う行為は、アニマルホーダーと呼ばれ、近年大きな社会問題とになっている。飼い主が生前から孤立していたケースも多く、孤独死した末に何日も発見されず、ペットが悲惨な結末を迎えることが多くなるのだ。孤独死の8割を占めると言われるごみ屋敷などのセルフネグレクト(自己放任)は、様々な理由で離職や離婚など、誰でもふとしたきっかけで陥るが、このようなアニマルホーダーもセルフネグレクトの一種である。
 

©日刊SPA!
 
■悲しき小型犬の死

 塩田氏によると、猫と違って犬の場合は、ひっそりとその生涯を閉じることが多い。そこは神奈川県の高級分譲マンションの一室だった。住民の50代の女性は一人暮らしで、孤独死して死後二週間が経過していた。
 
 玄関からゴミの山が溢れていて、掻き分けるようにして、匍匐(ほふく)前進で前に進まなければいけなかった。
 
 机には、大量のサプリが無造作に置かれていて、部屋の中心は大量のペットボトルがあった。ごみの頂点は、腰辺りまでの高さになっていた。
 
 一メートル四方の毛布が掛けられた箱の辺りに、臭いが充満していたため、毛布を取ると、ケージの中で、白と茶色の小型犬二匹が、寄り添うように亡くなっていた。
 
「孤独死現場ではペットの死骸が見つかることが多いのですが、この二匹はお互い頭と頭をくっつけて、お互いに寄り添うように亡くなっていたんです。きっと二匹は仲が良かったのでしょう。2匹の遺体を見た瞬間、思わず涙が込み上げてきました」
 
 塩田氏は、女性がセルフネグレクトに陥り、無気力となり、毛布をケージにかけて放置したのだろうと推測する。そして、二匹は生きたまま、ゴミの山に埋もれて、亡くなっていった。塩田氏は、その二匹の苦しみを思うと、胸が締めつけられたという。
 
 少子高齢化、単身世帯の増加に伴い、孤独死は近年増え続けているという実感がある。世知辛い世の中でペットは私達の心を癒してくれる大切な存在だが、その命を道連れにすることは決して飼い主も望んではいないはずだ。<取材・文/菅野久美子 画像提供・武蔵シンクタンク>
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今回、ネット上のトラブルを回避するために急遽、取り急ぎ取り上げさせていただきました。
 
今まででも、ペットショップから購入された方に対する言葉の攻撃が起こっているようです。実体化解明されていくにつれ、処分される前に迎え入れたとしても、心無い人物たちによる、一方的な攻撃が(新たに)出てきやすいかもしれません。

私からは、すでにペットショップから迎えられているのなら、同じ小さな尊い命なので、残酷な生涯を送っているパパママのためにも、適正な飼育で終生まで幸せにしてあげてくださいませ・・・という見解です。また、心無い人物たちからの言葉による攻撃から身を守るためにも、皆様には、言葉を発する場合は、ペットショップの裏側には、残酷なことが起こっていることを念頭に置いての的確な言動をすることもお薦めいたします。
 
また言葉は刃物と同じで殺傷能力は高いです。すでに迎えられている方に言葉の攻撃をされないことを切に願います。
 
繁殖屋からレスキューされて里親募集されている子たちやセンターや保健所で命の期限付きで生涯まで愛していただける里親様を待ち続けている子たちも山のようにいます。保護されている子たちを家族に迎える選択肢に入れていただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
 
小さな命たちは、どこにいようと、尊い命です。お迎えいただいたら、敵背な飼育で終生まで寄り添って幸せにしていただけることを切に心から祈ります。
 
≪追記≫
内部告発が出たようです。
サクラ&Toshiさんより。
※良心的なペットショップも確認しているのでペットショップのすべてとは言いませんが、ほとんどの状態は命として扱われていないと思います。この子たちには罪はありません。罪があるとすれば欲を満たそうとする人間です。命はかわいいだけでは飼えません。かわいそうだけでは飼えません。対応策は多種多様です。小さな命も私たち人間と同じ尊い命です。最善なる対応をよろしくお願いいたします。
~追記ココマデ~
 
ずれましたが、次はアニマルレスキューを取り上げます。
 
 
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