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今回は、愛犬に爪切りをしない場合のリスクについてです。

 

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犬に「爪切り」って本当に必要なの? 爪切りをしないリスクは
2019/6/13(木) 11:35配信 いぬのきもちWeb編集室

犬の大切なお手入れのひとつ「爪切り」。しかし、野生で暮らす犬は爪切りをしないのに、人と暮らす犬にはどうして爪切りが必要なのでしょうか――。今回は、“意外と知らない”飼い犬に爪切りが必要な理由についてご紹介します。
 
行動が制限される飼い犬の爪は、切らないと伸び続ける

野生で暮らしていれば、膨大な時間をかけてさまざまな地形を歩いたり、穴を掘ったりするため、犬の爪はその摩擦で削れ、適正な長さに保つことができます。しかし、人と暮らす犬の場合は、毎日散歩をしていても歩く距離や地形が制限されるため、放っておくとどんどん爪が伸びてしまうのです。
 
大型犬でかなりの距離を散歩している犬でも、人でいう親指にあたる「狼爪(ろうそう)」は地面に触れにくいため、伸びてしまうケースも少なくありません。
 
犬の爪が伸び続けると折れたり、ケガをしたりする

犬の爪は体重を支える構造ではないため、爪が伸びすぎてそこにさまざまな方向から外力がかかると、折れてしまうことがあります。また、たとえ折れなかったとしても、爪が伸びすぎて肉球に食い込んでしまうことで、ケガをするおそれが……。
 
爪切りによって爪を適正な長さに保つことは、愛犬の安全のためにとても大切なのです。
 
爪と一緒に「血管」と「神経」も伸びてしまうので要注意!

そして注意したいのが、犬の爪は伸びると、爪の中にある血管と神経も一緒に伸びてしまうという点です。

一度伸びた血管や神経を適正な長さに戻すためには、爪と一緒に神経や血管も切らなければなりません。それがどれほどの痛みを伴うのかは、想像を絶することでしょう。
 
おとなしい性格の犬で、飼い主さんに根気がある場合は、毎日少しずつヤスリをかけて血管と神経が伸びてしまった爪を短くしていく方法もあります。

しかし、これには非常に時間がかかり、かなりの労力を要するので、定期的に爪切りを行ってこのような事態を回避することがベストといえるでしょう。
 
伸びすぎた爪を適正な長さに切るのは、かなり大変!

ちなみに、動物病院で伸びすぎた爪を適正な長さに切る際は、その痛みを軽減するために局所麻酔の注射を打つことがあります。しかし、犬の指先はとても敏感なので、注射をする時点で犬にかなりの苦痛を与えてしまうことに……。

このような痛みを極力減らすために、全身麻酔を使用する動物病院もあります。
 
もちろん、上記以外にも動物病院によってさまざまな処置方法がありますが、爪を切らずに放置するということは、それほど大変なことなのだと理解しておきましょう。
 
期的に爪切りを行い、安全で快適な暮らしを!

犬の爪切りが、非常に重要なお手入れであることがわかりました。とはいえ、爪切りを苦手とする犬も多くいるので、その場合は無理に飼い主さんが切ろうとせず、動物病院やサロンでお願いするのがおすすめですよ。

参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医が教える】犬の爪切りのポイント~必要な理由、道具、嫌がるとき』(監修:獣医師 パティ動物病院院長 見津友啓先生)
文/ハセベサチコ
 
いぬのきもちWeb編集室
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