「はやぶさ2」 きょう小惑星「リュウグウ」に降下開始予定 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

科学オタクの主婦が科学物のデータを集めて取り上げております、科学もの報道データ編。
 

取り上げるのが遅れました。予定通りに行っていれば、現在実行中です。

 

はやぶさ2着陸の瞬間 撮影に成功 ~“弾丸打ち込み人工クレーター” 来月 挑戦へ」、「はやぶさ2 クレーターつくる実験 来月5日に 星の内部調査へ~おまけ:Science誌掲載に」より。

 

時系列で示します。

 

はやぶさ2、人工クレーター実験の手順は? JAXAが会見(2019年4月2日)

記者会見・記者説明会 | ファン!ファン!JAXA! / 小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会(19/4/2)ライブ中継(配信)

 

----------------------------------------------------------
はやぶさ2 次のミッションへ挑戦 あさって降下開始へ
2019年4月2日 17時55分 NHK

日本の探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」に人工的なクレーターを作り、内部を調べる新たなミッションに挑戦するため、4日、リュウグウへの降下を開始します。
 
順調に行けば今月5日の昼ごろ、上空から金属の塊を発射して小惑星に衝突させる計画で、JAXA=宇宙航空研究開発機構の吉川真ミッションマネージャは「準備を周到にやってきたのでぜひとも成功させたい」と抱負を語りました。
 
「はやぶさ2」はことし2月、地球から3億4000万キロ離れた小惑星「リュウグウ」への着陸に成功し、計画どおり岩石を採取したとみられます。
 
そして、次のミッションとして、小惑星に人工的なクレーターをつくり、内部を調べる世界初の計画に挑戦することになり、日本時間の4日午後1時ごろ、小惑星の上空2万メートルから降下を開始します。
 
「はやぶさ2」はその後、ゆっくりと高度を下げ、順調にいけば今月5日の午前11時ごろ、高度500メートルで金属の塊を発射する「インパクタ」と呼ばれる装置を切り離します。
 
そして、切り離しの40分後にこの装置を爆発させて金属の塊を秒速2キロの高速で発射し、小惑星表面に衝突させて人工的なクレーターをつくる計画です。
 
2日の記者会見で、JAXAの吉川ミッションマネージャは「着陸と違ってクレーターの形成は、はやぶさの初号機でも全く考えてもいなかった新しい挑戦になる。プロジェクトメンバーはみな緊張しているが、準備を周到にやってきたので、全員一致してぜひとも成功させたい」と抱負を語りました。
 
■世界初の挑戦 運用の難しさ
 
今回のミッションの難しさについてJAXAは「はやぶさ2」が連続してさまざまな動きを求められることだといいます。高度500メートルまで降下してきて、「インパクタ」と呼ばれる衝突装置を切り離す際にはガスを噴射して姿勢を制御するスラスターを使って、降下から上昇に転じます。
これはバネの力で切り離す衝突装置の落下スピードを抑えるためで、機体の速度は秒速14センチと極めてゆっくりとした速度に制御する必要があります。
 
そのあともスラスターを噴射し、水平に飛行、およそ1キロ移動したら今度は垂直飛行に移り、40分以内に安全な小惑星の裏側に退避します。
 
その途中に小型カメラの分離も行い、この時の機体の速度も決まっていてスラスターで調整します。
これらの機体の動きは、すべてプログラムに従って自動で行われます。
 
JAXAの担当者は「加速や減速、姿勢の制御、そして分離など機体のイベントが連続するため1つの動作が予定と異なると、その後に続く機体の運用がすべて影響をうけることになる。はやぶさの初号機を含めこれまでこうした運用は経験しておらず、まさに世界初の挑戦となる」と話しています。
----------------------------------------------------------
「はやぶさ2」 きょう小惑星「リュウグウ」に降下開始予定
2019年4月4日 4時12分 NHK

日本の探査機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」に人工的なクレーターをつくり内部を調べる新たなミッションに挑戦するため、4日午後、リュウグウへの降下を開始する予定です。順調に行けば5日上空から金属の塊を発射して小惑星に衝突させる計画で、世界初の挑戦の成否が注目されます。
 
「はやぶさ2」はことし2月、地球から3億4000万キロ離れた小惑星「リュウグウ」への着陸に成功し、計画どおり岩石を採取したとみられています。
 
そして次のミッションとして、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、小惑星表面に人工的なクレーターをつくり内部を調べるという、世界初の計画に挑戦することになりました。
 
JAXAは日本時間の4日午後1時ごろ、小惑星の上空2万メートルから「はやぶさ2」の降下を開始する予定です。
 
そして5日午前11時ごろ、高度500メートル付近で、小惑星に金属の塊を発射する「インパクタ」と呼ばれる装置を切り離します。
 
その40分後に装置が爆発、金属の塊を秒速2キロの高速で発射し、小惑星表面に人工的なクレーターをつくる計画です。
 
「はやぶさ2」は爆発した装置の破片や飛び散る小惑星の岩石で機体を損傷しないよう、切り離してから爆発までの40分の間に小惑星の裏側まで退避することになっています。
 
装置は自動で爆発することから、JAXAは機体の安全確保を最優先に計画を進めたいとしています。
----------------------------------------------------------

 

ということで、見送りの報道もないので、すでに始まっていることかと思います。

 

はやぶさ2|NHK NEWS WEB

より。

 

時間が経つと消えるかと思われるので、下記に転載します。

 

----------------------------------------------------------
小惑星「リュウグウ」に水の存在を確認
2019年3月20日 1時47分 NHK
 
日本の「はやぶさ2」が探査を続けている小惑星「リュウグウ」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構などの研究チームは、これまでの観測の結果、岩石に取り込まれた形で水が存在することを確認したと発表しました。
 
JAXAと東京大学や名古屋大学、会津大学などで作る研究チームは2か月にわたって、小惑星「リュウグウ」から「はやぶさ2」に届く赤外線によって岩石の組成を調べてきました。
 
その結果、岩石の中に水の成分が存在する時に特徴的に現れる反応が出たということです。
 
水は、液体や氷の状態ではなく、岩石に取り込まれる形で存在しているということで、こうした岩石は含水鉱物と呼ばれ、研究チームは「リュウグウの表面には含水鉱物の形で水があることを確認した」と発表しました。
 
「はやぶさ2」は先月、小惑星に着陸し、岩石の採取に成功したとみられていて、地球に持ち帰って分析することで、生命に必要な水や有機物がどこからもたらされたか解明する手がかりになります。
 
このほか、「リュウグウ」は、天体どうしの衝突でできた破片が再び集まって誕生したこともわかってきたということで、大もととなったのは火星と木星の間の小惑星帯にある小惑星「ポラナ」か「オイラリア」の可能性が高いということです。
 
研究チームの会津大学の北里宏平准教授は「2020年にはやぶさ2が地球に持ち帰る岩石を分析することで、さらに多くの事実が明らかになる。ミッションの成功を期待している」と話しています。
こうした成果は、アメリカの科学雑誌「サイエンス」の電子版に20日に掲載されます。
 
■含水鉱物とは
 
水の成分を含む含水鉱物は、小惑星に水が存在した証拠となります。
しかし、「リュウグウ」の表面に私たちがふだん目にする液体や氷が存在している訳ではありません。
 
水の分子はH2O、つまり水素原子2つと酸素原子1つからできていますが、「リュウグウ」では、化学変化で組成がかわり、水素原子が1つとれた形、つまりOHの形で岩石の中に取り込まれていると考えられています。
 
こうした岩石が含水鉱物と呼ばれるものです。
 
今回、研究チームは、去年6月の小惑星到着後、およそ2か月にわたり、小惑星「リュウグウ」から届く赤外線によって、90%以上の地表の岩石の組成を調べてきました。
 
その結果、特定の波長で赤外線の吸収を示す顕著なデータが出たということです。
 
こうしたデータは、地表にある岩石の中にOHが存在する時に特徴的に現れるということです。
 
また、これまでの調査では、「リュウグウ」の岩石には炭素を成分とした有機物も含まれるとみられています。
 
有機物は、単純な構造をしたものから私たちの体をつくっているたんぱく質など複雑に結合したものもあります。
 
小惑星で水や有機物を探す目的は、生命誕生の仮説の1つに小惑星などの天体が地球にぶつかり、水や有機物が地球にもたらされたというものがあり、その検証につながるからです。
 
小惑星の岩石を持ち帰り詳しく調べることによって、生命に不可欠な有機物や水がどこからもたらされたのか、そして、どう生命が進化したのか、さらには地球以外の星に生命が存在する可能性はあるのか、そうした研究の進展に大きな手がかりが得られることになります。
----------------------------------------------------------

 

ご成功を心待ちして祈っております。

 

次に、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。

 

※例の市の公園に避妊去勢した36匹の猫事件で呼び出しを食らってしまうようなので、挙げるのは遅くなるかもです。

 

追記:呼び出し食らいました。ネイチャーの更新遅れます。

 

 

ペタしてね