はやぶさ2着陸の瞬間 撮影に成功 ~“弾丸打ち込み人工クレーター” 来月 挑戦へ | Just One of Those Things

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2019年2月22日、「はやぶさ2」は無事タッチダウンが成功しました。次のミッションの報道があがっているので、その報道を取り上げます。
 
JAXA会見「タッチダウンに成功」~はやぶさ2 着陸に成功 詳しいデータ分析へ JAXA」より。
※これまでのことは上記に詳細を取り上げてあります。
 

前回の「はやぶさ2 小惑星内部の岩石採取に挑戦へ」より、タッチダウンの映像が公開されました。

 

JAXAの記者会見は下記です。詳しい話が会見で行われています。

小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会のライブ中継(配信)―YouTube

小惑星探査機「はやぶさ2」は、現在、リュウグウの中心から約20㎞上空のホームポジションの位置にいて、先日実施したタッチダウンの際に取得した各種データを順次地球へ送信しています。
今回の説明会では「はやぶさ2」の現在の状況、タッチダウンの結果やサイエンス上の観点、今後の探査活動の大まかな方針等の説明を行う予定で、この記者説明会の様子をライブ中継(配信)されました。

※ライブ中継終了後でも観覧できます。
 

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はやぶさ2着陸の瞬間 撮影に成功 岩石のかけらが紙吹雪のように舞い踊る
毎日新聞 2019/03/05 19:02

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小惑星リュウグウへの着陸に成功した探査機「はやぶさ2」が着陸した瞬間に撮影した画像を公開した。着陸成功を祝うかのように、リュウグウ表面の岩石のかけらが紙吹雪のように舞い踊る迫力いっぱいの画像に、津田雄一・プロジェクトマネジャーは「本当に素晴らしい画像。初めて見たときはゾクゾクした」と感想を話した。
 
 撮影した小型カメラは、一般から集まった寄付金約1200万円を使って製作した。津田さんは「このような撮影を実現できたのは、皆さんからの寄付金があったおかげ。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
 
 カメラは、はやぶさ2の機体の底面に付けられ、筒状の試料採取装置「サンプラーホーン」の先端部分を視野の中心にとらえている。探査機本体の側面も写りこんでおり、はやぶさ2が搭載する他のカメラと違って、臨場感のある写真が撮影できる。
 
 公開された画像は、リュウグウへ着陸するはやぶさ2の最終降下の59秒前から5分40秒間連続で撮影した静止画をつないだ動画。着陸の瞬間は1秒間隔で連写した。最初は画像の左下に、着陸の目印となるボール「ターゲットマーカー」が白く写っており、高度を下げるにつれてはやぶさ2の影が大きくなり、着陸の瞬間はリュウグウに接地したサンプラーホーンがわずかに縮んでいる様子が確認できる。その後、はやぶさ2がエンジンを噴いて上昇する際は、リュウグウ表面の岩石の無数のかけらが舞い上がった。
 
 カメラとサンプラーホーンの開発を担当した澤田弘崇・はやぶさ2プロジェクト主任研究開発員は「両方とも担当していたので、着陸運用では非常にプレッシャーを感じた。カメラは実は画質があまりよくないが、インパクトのある画像がとれて良かった。画像を見たときは、言葉にならないほど感動した。寄付してくださった皆さんに『成功しました』と報告できることが本当にうれしい」と話した。【永山悦子】
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はやぶさ2着陸の瞬間!―YouTube

2019年2月22日(日本時間)はやぶさ2が小惑星りゅうぐうに着陸した瞬間です。はやぶさ2に搭載されたカメラが連続撮影した画像をつないだ動画で、実際の時間の5倍速です。(映像提供はJAXA)
 

「はやぶさ2」タッチダウンの瞬間、映像初公開 「人類の手が新しい星に届いた」

ITmediaの報道で、毎日新聞よりも詳しく報道されています。

 

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はやぶさ2 小惑星「リュウグウ」着陸時の映像公開 JAXA
2019年3月5日 20時40分 NHK
 

 

JAXA=宇宙航空研究開発機構は先月22日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸した際に撮影した映像を公開しました。
 
公開した映像は「はやぶさ2」に搭載された小型カメラが撮影した画像をつなぎ合わせたものです。実際の5倍の速さで再生しています。
 
画面、向かって右側には機体の一部が映り込んでいます。機体の下、画面中央辺りには円形の黒っぽい装置が見えます。
 
これは「サンプラホーン」と呼ばれる岩石を採取する装置の先端部分です。
 
映像は「はやぶさ2」が高度8.5メートルの位置からスタートし、画面の左側には小惑星の表面が見え、大小さまざまな岩石が点在している様子が詳しくわかります。
 
また画面の下のほうには、太陽光パネルを左右に広げた「はやぶさ2」の影も映り込んでいます。降下が始まると、この機体の影が大きくなり地表がどんどん迫ってきます。
 
そして、着陸の瞬間、「サンプラホーン」の先端が地表に接地し、円形の装置がショックで左右に揺れるのが確認できます。
 
その直後、装置の周辺に「リュウグウ」の岩石や砂などが大量に舞い上がるのがわかります。
 
専門家によりますと、地表の岩を砕くための弾丸が計画どおりサンプラホーンの内部で打ち込まれたことを示しているということです。
 
舞い上がった岩石は細かい砂のようなものから直径が数十センチあるものまでさまざまです。また、多くが板のように平べったい形をしているのが特徴だということで、専門家は「リュウグウは地層のような層で形成され隙間があって意外にもろい構造かもしれない。今後の分析で小惑星の成り立ちと誕生の謎の解明の手がかりになる」と話しています。
 
「はやぶさ2」はその後すぐに上昇に転じ、地表が徐々に遠ざかっていきます。映像は高度およそ100メートルまで撮影されていますが、舞い上がった岩石の破片や砂などが最後まで機体周辺に浮遊し続けている様子が確認できます。
 
重力が弱いことから、かなりの高さまで岩石が舞い上がることがわかったということで、JAXAでは今後の着陸の際、浮遊した岩石などによって機体に悪影響がでないよう分析をしたいとしています。
 
津田雄一プロジェクトマネージャは「映像を見たときはゾクゾクした。本当にすばらしい映像が撮影できた。着陸の瞬間の探査機の動きや舞い上がる岩石の様子など見ているだけで新たな疑問が次々とわいてくる。そうした一つ一つ疑問を解き明かせるよう岩石を持ち帰り、分析を進めたい」と話しています。
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動画があったので貼り付けました。
 
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はやぶさ2 “弾丸打ち込み人工クレーター” 来月 挑戦へ
2019年3月5日 19時37分 NHK

先月小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した日本の探査機「はやぶさ2」についてJAXA=宇宙航空研究開発機構は小惑星内部の岩石を採取するため、来月表面に弾丸を撃ち込んでクレーター状の穴をつくる世界初の試みに挑戦すると発表しました。
 
日本の探査機「はやぶさ2」は先月22日、地球からおよそ3億4000万キロ離れた小惑星「リュウグウ」への着陸に成功しJAXAは計画どおり岩石を採取できた可能性が高いとしています。
 
JAXAは5日今後の探査計画について会見し、来月1週目に「インパクタ」と呼ばれる装置で小惑星の表面に弾丸を打ち込んでクレーター状の穴をつくる世界初の試みに挑戦すると発表しました。
 
候補地は、着陸がしやすい赤道付近で、5月以降に穴の内部の岩石を採取するため、2回目の着陸を目指すとしました。
 
ただし、つくった穴が小さかったり、岩が出っ張ったりして、着陸が難しい場合は、着陸地点を別の場所に変える可能性もあるということです。
 
また、当初3回としていた着陸の回数は2回となる可能性が高くなったとしました。
 
責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは「今月からはやぶさ2を小惑星に接近させて候補地点の詳しい観測を開始する。人工的にクレーターをつくって岩石を持ち帰るのは世界初なだけに、情報をしっかり集めるなどして慎重に準備を進め、5月以降、できるだけ早い時期に着陸に挑みたい」と今後について話しました。
 
一方、5日は、先月の着陸の際に「はやぶさ2」が撮影した映像も公開されました。
 
探査機の下にある岩石を採取する装置の先端が地表につく様子や、巻き上がる小惑星の岩石などが鮮明に映っています。
 
この映像はJAXAのホームページでも見ることができます。
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JAXAのホームページをたどると下記ですね。

「はやぶさ2」が着地に挑戦!! 【その4】~「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像を公開~

2019年3月5日(火) ファンファンJAXA

 

≪おまけ≫

2019年2月「宇宙からの贈り物が無事届きました」編_JAXA on AIR―YouTube

2018年9月23日にH-IIBロケット7号機で打ち上げられた、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)。
「こうのとり」7号機(HTV7)より分離された小型回収カプセル(HSRC)は、11月11日(日)に着水し、1月13日に筑波宇宙センターに到着しました。
※上記の動画はすぐに終わります。

 

 

次に、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。

 

 

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