「先天性風疹症候群」の子ども確認 6年前の大流行後では初~男性への無料接種は段階的に実施へ | Just One of Those Things

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昨年(2018年)のものですが、「ストップ風疹!~風疹の患者 今月14日までに1289人 1週間で100人超は6週連続」、「風疹 来年から予防接種原則無料へ 30代~50代の男性対象~風疹ワクチン「足りない」」より。

 

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「先天性風疹症候群」の子ども確認 6年前の大流行後では初
2019年1月31日 17時40分 NHK

妊娠中の母親が風疹に感染することでおなかの赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」の子どもが埼玉県で1人確認されたことがわかりました。「先天性風疹症候群」の子どもが確認されたのは、平成25年の大流行にともなう患者以来、初めてです。
 
厚生労働省や埼玉県によりますと、今月、埼玉県の医療機関で男の子1人が「先天性風疹症候群」と診断されたということです。
 
「先天性風疹症候群」は、母親が妊娠中に風疹にかかることで、赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出るものです。
 
去年、全国から報告された風疹の患者数は2917人と、現在の方法で統計を取り始めた10年余りで2番目に多くなっていて、「先天性風疹症候群」の発生が懸念されていました。
 
「先天性風疹症候群」の子どもが確認されたのは、患者数が1万人を超えた平成25年の大流行にともなう患者以来、初めてです。
 
平成24年から平成25年にかけての流行では「先天性風疹症候群」の子どもが45人確認され、このうち11人が生後1年ほどの間に亡くなっています。
 
■専門家「妊婦は抗体検査を」
 
国立感染症研究所感染症疫学センターの大石和徳センター長は「去年の夏以降、首都圏を中心に風疹の患者が増加していて、今回、埼玉県で確認された先天性風疹症候群は、去年からの流行に関係していると思う」と指摘しました。
 
そのうえで、「今後、妊娠する可能性がある人は必ず、ワクチン接種をしてほしい。また妊婦の人は、妊娠がわかった時点で、パートナーなど家族と一緒に速やかに抗体検査を受けてほしい。仮に抗体が不十分であることがわかった場合、妊婦はワクチンを接種することができないので、妊娠20週くらいまでは人ごみを避けるなど予防を徹底し、周囲にいる家族もワクチンを接種するなどして、妊婦への感染を防いでもらいたい」と注意を呼びかけていました。
 
■流行防ぐ活動をしてきた女性「本当にショック」
 
妊娠中、風疹に感染して生まれてきた娘を先天性風疹症候群のために亡くし、その後、流行を防ぐ活動を続けてきた岐阜市の可児佳代さんは、「先天性風疹症候群の赤ちゃんが確認されたと聞いて本当にショックを受けています。風疹は絶対に流行させてはいけないと改めて感じていて、そのためには流行の中心となっている30代から50代の男性にワクチンを接種してもらい、さらに女性は妊娠の前に2回のワクチン接種を受けるよう、強く呼びかけたいです」と話していました。
 
■厚労相 男性の抗体検査など 環境整備急ぐ考え
 
根本厚生労働大臣は衆議院本会議で、風疹の感染拡大を防ぐため原則、無料で行う男性の抗体検査と予防接種を受けやすくするため、環境整備を急ぐ考えを示しました。
 
風疹が全国で流行し、今シーズン、感染者の中心が子どもの頃にワクチンの定期接種の機会がなかった39歳から56歳の男性であることから、厚生労働省は、この世代の男性の抗体検査と予防接種をことしからおよそ3年間、原則無料で行う方針です。
 
これに関連して、根本厚生労働大臣は、衆議院本会議で、「感染拡大防止のため速やかな対応が極めて重要だ。対象者の多くは働く世代なので、検査などを受けてもらいやすい環境を整えることが重要だ」と述べました。
 
そのうえで、各地の医療機関に加え、企業の検診などでも受けられるようにするため、調整を急ぐ考えを重ねて示しました。
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風疹の感染拡大防止 男性への無料接種は段階的に実施へ
2019年1月30日 4時23分 NHK

風疹の感染拡大を防ぐため、大人の男性の予防接種が原則無料となりますが、一度に希望者が殺到しないよう厚生労働省は年齢に応じて段階的に接種する方針です。
 
風疹は妊婦が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがありますが、今シーズンは全国で流行していて、その中心は子どものころにワクチンの定期接種の機会がなかった39歳から56歳の男性となっています。
 
厚生労働省は、感染拡大を防ぐため、この世代の男性の予防接種をことしからおよそ3年間にわたって原則無料で行いますが、一度に希望者が殺到しないよう年齢に応じて段階的に接種する方針です。
 
このうち最初に対象となるのは、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性で、ことし市町村からクーポン券が送られます。
 
これを医療機関に持参すれば、風疹の免疫があるかの検査や免疫が不十分だった場合の予防接種を原則無料で受けられるということです。
 
また、昭和37年4月2日から昭和47年4月1日生まれの男性には来年4月以降に送られますが、早めに受けたい場合は、市町村に希望を伝えればクーポン券を受け取れます。
 
妊婦や赤ちゃんを守るには男性も含めた社会全体で十分な免疫を持つ必要があり、厚生労働省では対象となる世代の男性のうち免疫のある人の割合を3年後までに90%以上に引き上げる計画です。
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切りがよいので、もう1つ風疹関連を次に取り上げます。
 

 

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