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“トリアージ必要”が80%以上 消防隊員ら不安や葛藤も
2019年1月17日 13時57分 NHK

阪神・淡路大震災では、消防隊員が限られた人員でどの人を優先して助けるのか、難しい選択を迫られました。震災から24年がたち、大規模な災害が多発するいま、災害時の救助活動に優先順位をつける「トリアージ」の必要性があると考えている消防本部は全国の80%以上に上ることが分かりました。
 
大災害時の救助活動について、NHKは全国439の単独消防本部にアンケートを行い、84.3%にあたる370の消防本部から回答を得ました。
 
救助活動の際にどの人を優先して助けるかなど、消防隊員が選別する「トリアージ」の方針があるか尋ねたところ、全体の44.3%が「方針がある」と答えたほか、44.1%が「方針を検討している」と答えました。
 
全体の88%余りの消防が、限られた人員で多くの人の命を救うためには、「トリアージ」の必要性があると考えていることが浮き彫りになっています。
 
救助活動の優先順位をつける方針としては、火災現場を優先する、少ない人員で多くの人を救出できる現場を優先する、通報の段階で緊急性が低いと判断した事案には出動しないといった回答がありました。
 
ただ、「トリアージ」の判断について、「非常に難しい判断で精神的負担がある」、「経験値が圧倒的に不足している」、「市民に理解してもらえない」などと答え、消防隊員たちが不安や葛藤を抱えていることも分かりました。
 
法医学が専門で震災の犠牲者の状況に詳しい徳島大学大学院の西村明儒教授は「阪神大震災で亡くなった人の多くは、災害直後の早い段階で亡くなっているのでいかに効率よく救助するかという考え方は非常に重要になる。全員は助けられないという状況の中で、消防隊員は命の選別という重い選択をすることになると思う。消防隊員の経験や知識の差によって判断が異なるおそれがあるので、隊員の判断をサポートするようなシステムを作っていく必要がある」と指摘しています。
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トリアージ - Wikipedia

トリアージ(START法)|「災害時」や「多数傷病者発生事案」で用いられる治療の優先順位をつけるための指標

トリアージ 東京都福祉保健局

災害時医療救護活用マニュアル【社団法人横須賀市医師会】

 

調べてみると、トリアージを導入しているところは非常に少ないようです。いつどこで大災害になるかわからないので、確かに、必要ですね。

 

※申し訳ございません。ブログ活動が遅れております。

 

 

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