専門家のご意見はとても貴重です。
≪前置きとして≫
でも再三取り上げてきましたが、動物基金さんの「ノネコ管理計画の疑問点と問題点と提案」において、
【*2018/9/14 環境省動物愛護室から回答をいただきました。
・森林の中で自立して生きているノネコは、動物学上は飼い猫やノラ猫と同じイエネコであるが、動物愛護管理法に記されている愛護動物ではない。
よって、ノネコ管理計画の中でノネコを駆除する行為は「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」に抵触しない。
▽ノラネコとノネコの見分けはどうすればいいの?
・ノネコとノラ猫の見分けはとても難しいです。というのも、ノネコもノラ猫も同じイエネコだからです。当然、見た目は同じです。
・環境省に聞くと
>人の生活圏で餌をもらったりしている猫がノラ猫。
>人に依存することなく野生動物を食べて自立している猫がノネコ。
と説明を受けました。奄美大島のようにノラ猫に餌やりを禁止していると、ノネコを増やす原因にならないか心配です。】
この状況下の中、
■奄美大島でノネコの捕獲スタート 月30匹、譲渡先探しが課題―2018/07/27 朝日新聞 sippo
「sioopo」は著作権で取り上げられませんので、下記に要点だけ。
【環境省は17日から、奄美大島の希少動物を襲う野生化した猫(ノネコ)の捕獲を始めた。山中に仕掛けたワナを使い、月30匹を予定。捕ったノネコは収容施設で1週間ほど譲渡先を探しながら一時飼育する。野生化して飼育が難しく数も多いため、引き取り手がなければ安楽死させる。】
で、鹿児島県の対応は下記のような状態です。
ところが環境省は
■”拡散・ご賛同をお願い致します!”【環境省でイエネコ外来種規定されました】
となりましたので、そこで、取り急ぎ、
■【大拡散希望】:緊急対策 外来種/どうかノネコ(イエネコの野生化し たもの)を救いやんせ・・・。
となったわけですが・・・
で、既に前のページでも取り上げていますが、上記の動物基金さんの
■■プレスリリース:奄美の猫3千頭駆除 殺処分反対!生きる殺処分反対!生きるチャンスを!要請書提出(2018.09.13)
と奮闘しています。(参考:要請書(PDF))
≪ここで本題です。≫
私は科学オタクなので何を見るにも懐疑的で論文や文献を見ている質なので、小島望教授がどこまで把握できているかはわかりませんが、有識者の意見書はとても助かります。
殺処分前提の運営、見直すべき…奄美「ノネコ」
2018年11月13日 19時26分 読売新聞
世界自然遺産登録に向けて鹿児島県・奄美大島で環境省と地元自治体が進める野生化した猫「ノネコ」の捕獲と譲渡・殺処分の対策について、野生動物の生態に詳しい川口短期大学(埼玉県)の小島望教授が13日、ノネコ譲渡の運営体制改善などを求める意見書を環境省などに提出した。
※これまでの関連記事で、抜け落ちなどがわかったので、この後で訂正作業します。
※本日は多忙なため、どうなるかわかりません。(捜索中の家出ニャンコらしい、捨てられたと考えられた黒猫はその後見つかっておらず、まだ捜索中です)