末期乳がん免疫療法で完治 米 | Just One of Those Things

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昨日、寝落ちのための投稿遅延を防ぐために予約投稿していて正解でした。日頃の家事とノートPC完全復旧作業と捨てられた子猫たちの件の三つ巴で、晩御飯を食べた後、爆睡してしまいました(笑)。なので、今日も予約投稿しておきます。

 

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末期乳がん、免疫療法で完治 世界初の試験結果発表
6/5(火) 6:37配信  AFP=時事


【AFP=時事】進行性の乳がんを患い、化学療法が効かずにがん細胞が他の臓器に広がっていた女性患者に対し、免疫系に働きかける実験的治療を施したところ、がんが完治したとの研究結果を、米国の研究チームが4日発表した。

 

 女性は2年間にわたりがんのない状態を維持しており、研究チームはこの結果を末期乳がんに苦しむ患者の治療における「新たな免疫療法アプローチ」と説明。研究に関わっていない専門家からは、「胸躍る」結果だとの声も上がっている。

 

  免疫療法はこれまで、肺がんや子宮頸がん、白血病、メラノーマ(悪性黒色腫)、膀胱がん患者の一部で効果があることが示されていたが、腸がんや乳がん、卵巣がんでは突破口を開けていなかった。

 

  医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された論文によると、当時49歳だった患者の女性は、従来型の治療が何度も失敗したことを受け、臨床試験に参加。研究チームは、女性から免疫細胞の一種であるリンパ球を取り出し、調整を施した上で体内に戻す治療を施した。

 

  研究チームは、女性の腫瘍から取り出したリンパ球を調べ、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定。特定されたリンパ球は研究室で再活性化され、別の種類のがんに対する治療で効果が示されている免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」と共に体内に戻された。

 

  この方法により、「個人に合わせた」抗がん治療を実現し、「完全な腫瘍の退縮」につながったと、研究チームは述べている。カナダ・オンタリオがん研究所(Ontario Institute for Cancer Research)の専門家、ラースロー・ラドバーニ(Laszlo Radvanyi)氏は、同じくネイチャー・メディシン誌が掲載した解説記事で、女性が治療に対し示した反応は、ここまで進行した乳がんとしては「前代未聞」だと指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

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AFPの科学部門は科学的ではないものを取り上げるのが多いのですが、全メンバー博士号で成り立っているネイチャーが精査している姉妹誌なので(ネイチャーでの韓国の学者の捏造事件でサイエンスなどと精査の強化の仕方を深く議論された過去あり)、捏造が多いといわれる医学誌であっても、信憑性があるものと考えられます。

 

実のところ、免疫療法と一言で言っても、効果が明らかな免疫療法は限られています。詳しくは国立がんセンターの下記のHPをご覧ください。

 

免疫療法とは - がん情報サービス

 

さて、次に恒例のネイチャーを定時に取り上げます。

 

 

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