昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。
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構造生物学: エボラを入れる箱を組み立てる
Nature 551, 7680
2017年11月16日
エボラウイルスのヌクレオカプシドは、ゲノムとそれを取り囲むタンパク質でできた殻に当たるカプシドからなり、ウイルス組み立ての足場として、またゲノム複製の鋳型として機能する。J Briggsたちは今回、クライオ(極低温)電子線トモグラフィーを用いてエボラウイルスのヌクレオカプシドの構造を解いた。使われたのは無傷ウイルス中のヌクレオカプシドと組換え集合体で、解析結果からウイルスRNAをカプシドで包み、アクセサリータンパク質を集合させる際のモデルが考案された。
Letter p.394
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要するに、構造がわかれば、ウイルスを入れる箱を組み立てることも出来るという話ですね。
応用に期待しましょう。