Cover Story: 危機に瀕するサンゴ礁:20年間にわたる調査で明らかになった・・・ | Just One of Those Things

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引き続きですが、今週号のNatureは取り上げられそうなものが少ないので、先週号の気になるハイライトより。

 

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Cover Story: 危機に瀕するサンゴ礁:20年間にわたる調査で明らかになった、サンゴの白化の壊滅的な広がり
Nature 543, 7645 
2017年3月16日    
   
表紙は、2016年にグレートバリアリーフ北部で撮影された白化したサンゴの画像。今回、T Hughesたちの研究によって、過去20年間に起きた複数のサンゴ白化事象の分布を累積すると、グレートバリアリーフのほぼ全域に広がることが明らかになった。2016年の白化事象は最も深刻で、個々のサンゴ礁の91%が影響を受けていた。著者たちは、航空機観測および水中観測のデータと、衛星観測による海面水温のデータとを組み合わせて用い、繰り返すサンゴの大規模白化事象における地理的分布の変化を評価した。今回の結果は、気候変動がグレートバリアリーフに及ぼす影響の深刻さを明らかにしており、著者たちは、サンゴ礁の未来を守るには、世界規模の速やかな行動が必要であると主張している。


News & Views p.323
Article p.373
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数ヶ月ほど前に別の報道機関で取り上げられていましたが、事態は深刻で、今回、Natureで論文が発表され、Natureのニュースにも取り上げられました。

 

つまりは、温暖化による海水温の上昇で、グレートバリアリーフのほぼ全域にサンゴ白化現象で壊滅しているという報告です。

 

数ヶ月前での他社の報道では、半分ほどの白化現象で、政府や各種機関も白化現象を食い止めに必死であることが報道されていましたが、国規模の対応ではどうにもならなかったようです。

 

海産物や海の生物の危惧だけでなく、さんご礁の死滅でのその他の影響が考えられます。

 

トランプ氏のような指導者たちが表に増えてきていますので、先行きが心配です。

 

国内では民主党政権の時に痛い目を見てわかったのと同様、ヒトは痛い目を見ないとわからないのかもしれません。

 

ちなみに、トランプ氏は、医療や研究関係の予算を大幅カットし、宇宙開発に予算を増やしていることがNatureに取り上げていたので、米国での基礎科学や医学等の進展は遅れそうです。

 

日本国内では、総理が病気をした経験があるためか、医療に力を入れているところがありますが、総理交代になった場合、医療の進展は足踏み状態になるかもしれません。

 

まぁ、いろいろと問題があるようですが、微妙ですね。

 

 

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