移植死亡問題 | Just One of Those Things

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まだまだ調査が続いているようです。


移植4人死亡 脂においては、肪肝ドナーも・・・。


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「聞いたことない」…難手術数日後に生体肝移植
読売新聞 4月22日(水)9時44分配信


 神戸国際フロンティアメディカルセンター(院長=田中紘一・京大名誉教授)で生体肝移植を受けた患者4人が死亡した問題で、生体肝移植に適さない患者や臓器提供者(ドナー)に手術したケースがあることが関係者への取材でわかった。


 進行した悪性腫瘍を大きく切除する手術を受けた数日後の患者に移植をしたり、ドナーが脂肪肝だったりというもので、専門家は「明らかに移植手術の適応外」と指摘している。


 昨年11月に開院した同センターでは同12月~今年4月、8人に生体肝移植が行われ、うち4人が死亡した。


 複数の関係者によると、死亡した患者4人のうち、1人の子どもの患者は、進行した悪性腫瘍のため、肝臓の一部切除と、膵臓(すいぞう)の一部と十二指腸の切除を同時に行う難手術を受けて肝不全となり、この手術からわずか数日後、緊急に生体肝移植を受けた。


 専門家によると、進行した悪性腫瘍は通常、移植の対象にできないうえ、この手術は高難度で負担が大きく、回復力が衰えた病状で、死亡するリスクがある生体肝移植は適さないと考えるのが一般的だという。臓器移植に詳しい別の医師は「そこまで病状が悪い患者に移植するのは危険で、聞いたことがない」と驚く。


 また、別の死亡患者には、医療関係者が見れば明らかに脂肪肝だとわかるドナーの肝臓の一部が移植された。脂肪肝は、肝臓に脂肪がたまり、肝機能が悪くなった状態を指す。このような肝臓を移植してもうまく働かず、患者とドナーの双方が肝不全となるリスクが高まる。このため、手術前に画像検査や肝臓の組織を採って調べることが必要だが、行っていなかったという。

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肝移植死亡については、 3人救えた可能性が出てきました。


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肝移植研「3人の死亡、回避できた可能性」…神戸の病院
読売新聞(ヨミドクター) 4月23日(木)15時11分配信


 神戸国際フロンティアメディカルセンター(院長=田中紘一・京大名誉教授)で生体肝移植を受けた8人中4人が死亡した問題で、この4人のうち3人は手術前後の対応が十分なら死亡は回避できた可能性があることを、日本肝移植研究会が近くまとめる調査報告書に盛り込む方針であることがわかった。残る1人は、治療法として生体肝移植は適しておらず、臓器提供が不必要なケースだったという。


 生体肝移植は、患者の肝臓を取り出して健康な臓器提供者(ドナー)の肝臓の一部を移植するもの。昨年11月に開院した同センターは翌12月~今年4月、胆道閉鎖症などの患者8人に生体肝移植を行った。このうち日本人2人、インドネシア人2人の計4人が術後1か月以内に死亡した。


 関係者によると、死亡した4人のうち3人は、〈1〉手術のやり方に不備がある〈2〉不十分な検査で重い脂肪肝のドナーから移植をしている〈3〉感染対策が不十分――など手術やその前後の対応に問題があり、それぞれ適切に行えば患者は死なずに済んだ可能性がある。


 残る1人の死亡者は、進行した悪性腫瘍を切除する難手術の後に肝不全となり、手術から数日後、生体肝移植を受けた。患者の病状や大手術の数日後という体力の落ちた状況から移植は適さないケースで、健康なドナーから肝臓を切り取る必要性はなかったという。


 同研究会は今週中に報告書をまとめ、同センターと厚生労働省に提出する予定だ。田中院長は「報告書が2、3日中に来ると聞いている。届き次第、記者会見して説明する」としている。

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人事ではすまないようなぞっとする話です。


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