<エボラ出血熱>WHOの感染終息宣言とMSFの回復者 | Just One of Those Things

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まずは、朗報から・・・。


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<エボラ出血熱>セネガルの感染で終息宣言 WHO
毎日新聞 10月18日(土)10時28分配信


 【ヨハネスブルク服部正法】世界保健機関(WHO)は17日、セネガルでのエボラ出血熱感染について、終息宣言を出した。西アフリカで猛威を振るう一連のエボラ出血熱感染で、終息宣言が出されたのはセネガルが初めて。

 西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国を中心に広がる感染で、これまで4500人以上が死亡している。

 セネガルではこれまで死者は出ていないが8月末に、国境を接し、多くの死者を出しているギニアから陸路で入国した男性の感染が判明していた。その後、2次感染など新たな感染者が見つからず、この男性も9月5日、回復が認められたため、WHOは終息を宣言すると共に、セネガル政府の対応を評価した。
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先日も取り上げたように、ナイジェリアでも終息報告が行われました。


新たに感染者が出なくて良かったですね。


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<エボラ出血熱>WHO ナイジェリアでも感染終息宣言
毎日新聞 10月20日(月)21時18分配信


 【ヨハネスブルク服部正法】世界保健機関(WHO)は20日、ナイジェリアのエボラ出血熱感染について終息宣言を出した。西アフリカで拡大する一連のエボラ感染での終息宣言は、17日に出されたセネガルに次いで2カ国目。


 エボラ出血熱は、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国を中心に猛威を振るっており、これまでに4500人以上が死亡している。


 ナイジェリアでは、最大都市ラゴスの空港で7月下旬、エボラ感染したリベリア人男性が倒れ、後に死亡。その後、男性の治療に当たった医師らに感染が広がった。感染の疑いを含む感染者は計20人で、死者は8人。

 ナイジェリアでは、最後の感染者の発覚から、潜伏期間(最長21日)の2倍に当たる42日が経過したため、WHOが終息を宣言した。
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感染者が新たに出なかったのは、政府の力ではなく、国民の防疫意識殻の行動で達成できたとのこと。


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エボラ出血熱 WHO、ナイジェリアでの感染が終息したと宣言
フジテレビ系(FNN) 10月21日(火)5時26分配信


WHO(世界保健機関)は20日、西アフリカのナイジェリアでのエボラ出血熱の感染が、終息したと宣言した。

ナイジェリアでは、エボラ熱の最大潜伏期間の2倍にあたる、42日間が過ぎたあとも、新たな感染者が出なかったことから、WHOは20日、エボラ熱の封じ込めに成功したと宣言した。

ナイジェリアでは、2次感染により19人が感染、7人が死亡していた。

主な感染国であるリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国では、依然として感染が広がっており、WHOは、引き続き対策に全力を挙げている。

一方、アメリカ・テキサス州では20日、死亡したリベリア人男性と接触のあった43人に対する経過観察期間が終了し、新たな感染者は出なかった。.

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米国の報告は下記です。


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米エボラ、43人発症せず…経過観察260人に
読売新聞 10月21日(火)12時37分配信


【ニューヨーク=中島達雄】米南部テキサス州の保健当局は20日、米国で初めてエボラ出血熱を発症したリベリア人の男性が9月末までに接触した43人について、最長潜伏期間の21日間を過ぎても発症しなかったことから、感染していないと判断し、経過観察を終了したと発表した。

 ほかに約260人の経過観察が続けられている。

 43人は、8日にテキサス州ダラスの病院で死亡したリベリア人男性が、9月28日に隔離されるまでの間に接触した親族や知人、医療関係者ら。これまで、1日2回の体温測定などを続けてきた。エボラ出血熱は、発症後の患者の血液や吐しゃ物などから感染する。感染から発症までの潜伏期間は2~21日間で、8~10日後に発症するケースが多い。
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徹底して経過観察が行われることを願います。


国境なき医師団では、西アフリカ3カ国でまだ戦いが繰り広げられています。


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国境なき医師団、エボラ出血熱の回復者が1000人に達したと発表
AFP=時事 10月22日(水)7時10分配信


【AFP=時事】西アフリカでまん延している致死性の高いエボラ出血熱と最前線で闘っている緊急医療援助団体「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」は21日、エボラ出血熱から回復した患者が1000人に達したと発表した。


 1000人目の回復者となったのは、リベリア人のコリー・ジェームズ(Kollie James)さん(18)。MSFは声明で、「西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大し始めて以降、4500人以上をMFSの治療センターに受け入れた。うちエボラウイルスへの感染が確認されたのは2700人以上に上った」

「命を落としたり症状に苦しんだりする人が多い中で、回復を果たした事例もある。ギニア、シエラレオネ、リベリアにおけるMSFの治療プロジェクトで治療を受けた患者のうち、きょう回復者が1000人に達した」

 コリーさんの父親のアレキサンダー(Alexander James)さんは、MSFのスタッフとして働いている。アレキサンダーさんは妻と娘2人、兄弟1人をエボラ出血熱で失っている。息子までもがMSF治療センターに入院した際には絶望したという。

「コリーの姿がフェンス越しに見えたので、こう叫んだ。『息子よ、お前は私に残された唯一の希望だ。勇気を出すんだ。与えられた薬は何でも飲まないといけない』、と。コリーは答えた。『パパ、分かった。そうするよ。泣かないでパパ、僕は死なない、僕はエボラから回復してみせる。姉妹は逝ってしまった、でも僕は生き残る。パパに僕のことを誇りに思ってもらえるように』」

 アレキサンダーさんは、息子の回復を聞いてこの上なく喜んだと語っている。一方で複雑な気持ちは残る。「もちろんコリーが生き残ってくれて心からうれしい。だがわれわれを残して他界したみんなのことを思わずにはいられない」

 致死率70%とされるこの熱帯病は、西アフリカで4500人以上の命を奪い、流行の規模は史上最悪になっている。疑い例も含め7か国で9200例が報告されているが、うちリベリア、シエラレオネ、ギニアの3か国での患者が圧倒的に多い。【翻訳編集】 AFPBB News
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先進国ではなくても、終息宣言や1000人以上回復させたということは、これには国民の防疫意識の徹底や医療従事者の(医療技術や防疫対策などの)徹底が功を成したと考えられます。


先進国やその中に含まれるわれわれには、彼らのように果たしてできるでしょうか?


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エボラ:ナイジェリア終息、スペイン患者は回復-拡大に歯止めか
Bloomberg 10月20日(月)23時14分配信


 10月20日(ブルームバーグ):エボラ出血熱が流行中の西アフリカからの感染拡大を防ぐ取り組みが奏功し始めているようだ。世界保健機関(WHO)がナイジェリアでの終息を宣言したほかスペインの患者は回復しつつあり、米国のダラスでも患者と接触があったとみられていたうちの43人が感染リスクなしと判断された。


西アフリカのリベリアとシエラレオネ、ギニアではまだエボラとの闘いが続いているが、堅固な医療・保健システムのある国ではエボラ拡大を防げることが示された。アフリカで最大の人口を持つナイジェリアでの終息は重要な意味を持つ。


スペインではアフリカ域外での感染では初めてのケースとなった看護助士テレサ・ロメロさんが検査でウイルスへの反応が陰性に転じ、治癒したとみられる。ロメロさんと接触があった15人は全員が隔離されているが、症状は出ていない。


ダラスではエボラで死亡したトマス・エリック・ダンカンさんの世話をした看護師2人が感染し、接触があったとみられる人のモニターが続いていたが、テキサス州保健局は15日、この43人については感染リスクはないと判断し通常の生活に戻れると発表した。


一方、西アフリカの3カ国での感染拡大はまだ止まらず、1週間での新規感染者数が12月までに1万人に達する恐れがあるとWHOが先週警告した。


原題:Efforts to Contain Ebola’s Spread Gain Ground Beyond WestAfrica(抜粋)
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歯止めがかかると良いですね。


生物学上や医療では、エボラウイルスとは戦争状態にあるといっても過言ではないです。


一息つけたところで、後はゆっくりとエボラについてみていきましょう。


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