<地方大学>文科省、研究分野別の補助金公表 | Just One of Those Things

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エボラ出血熱の話は山積みにありますが、今日は気分転換に別の話題を取り上げます。


文部科学省は10日に科学研究費補助金を公表しました。



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地方大学、一芸の強み 文科省、研究分野別の補助金公表
2014年10月11日05時00分 日本経済新聞


 文部科学省は10日、独創性や先駆性のある研究に出す科学研究費補助金(科研費)について、全351の研究分野ごとに5年分の採択件数トップ10の研究機関を初めて公表した。文科省は、大学の実力を知ってもらう新たな指標にしたいという。特定分野で強みを見せる地方大学があり、そこに生き残りをかけようとしている実態がうかがえる。


 ランキングは2010~14年度(9月現在)の科研費の新規採択件数の合計で出した。14年度は約10万件の新規応募のうち約2万6千件を採択、配分額は継続を含め約1644億円。科研費全体では東京大、京都大、大阪大などが上位に並ぶ。だが、研究分野ごとの採択件数をみると地方大学の健闘ぶりもわかる。


 例えば、「寄生虫学」は長崎大が他を大きく引き離して1位だ。熱帯医学研究所があり、寄生虫を原因とする感染症などの研究をしている。


 「デバイス関連化学」の1位は山形大。電圧をかけると自ら発光する有機ELなどに特化した研究機関があり、実用化にも力を入れている。「建築史・意匠」では、海外から有力研究者を招いている京都工芸繊維大が3位。「科学教育」では、手厚い学生支援で知られる私立の金沢工業大が3位に入った。


 有名大の意外な一面も見える。一橋大は、伝統の「商学」でトップ10に届かなかった。東京大は法学系7分野のうち1位が「国際法学」だけ。北海道大が法学系4分野で1位だった。


 国立大学は独立法人化した04年以降、外部から研究資金を得ることが不可欠になっており、私立大学も状況は似ている。文科省の研究費はほとんどの分野が対象のため、各大学が競って応募している。

 文科省学術研究助成課の合田哲雄課長は「ランキングは大学の研究力を端的に示すデータになった」と話す。ランキングなどは文科省のホームページで見られる。(野瀬輝彦)



 ■科研費分野別トップ10に入った地方大学の例


 研究分野             順位 大学


 寄生虫学             1位 長崎大


 デバイス関連化学         1位 山形大


 食生活学             1位 静岡県立大


 感性情報学            1位 宇都宮大


 高齢看護学            1位 高知県立大


 エンタテインメント・ゲーム情報学 1位 北陸先端科学技術大学院大


 環境影響評価           2位 鳥取大


 環境技術・環境負荷低減      2位 長岡技術科学大


 人文地理学            2位 奈良女子大


 機械力学・制御          2位 埼玉大


 岩石・鉱物・鉱床学        2位 愛媛大


 建築史・意匠           3位 京都工芸繊維大


 科学教育             3位 金沢工業大


 高分子・繊維材料         3位 信州大


 化学系薬学            3位 徳島文理大


 情報ネットワーク         4位 奈良先端科学技術大学院大


 光工学・光量子科学        5位 静岡大


 地球・資源システム工学      7位 秋田大
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文部科学省のHPはこちら

http://www.mext.go.jp/

平成26年度科研費(補助金分・基金分)の配分について

http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1352401.htm




では、また。


おやすみなさい^^


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