上棟祭 | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

上棟祭は建築儀式のひとつで、一般に「棟上(むねあげ)」「建前」などともいわれます。


通常、建築工事のうち、柱、棟、梁など基本部分の構造が完成して、棟木を上げる段階で行われます。


神事では、とくに棟木を棟に引き上げ、打ち固める動作が特徴で、いよいよ棟木が上がることを祝い、建物が無事に竣工するように、また竣工後も家屋が無事であるように願う儀礼です。



上棟祭で祀る神々は、建築にかかわり深いとされる屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)の四柱の神と、産土神(うぶすなのかみ)です。



これらの神々の神名を記した棟札を中央の柱に貼り付け、梁の上に板などを並べて祭場を設けます。


そして棟木には、上棟幣という大きな御幣と、魔除けの標である弓矢の作り物や日の丸の白扇などを飾り、その前に神籬をのせる案(つくえ)設けて祭場を整えます。