祭神のしくみと家族のしくみ | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

Let's call the whole thing off


神社に祀る神々を祭神といいます。祭神は多岐にわたっており、その構造も複雑でありますが、それを祀る人々とも密接な環形にあります。


また、神社にはそれぞれ格式(社格)があり、それは祭神や由緒などによって定められています。社格に応じて、祭神に神階(神位:レベルにおいてのランクや単位)が授けられてきました。


たとえれば、皇室や国家、或いは将軍や大名(もしくは豪族)と関係深い神社は社格が高く、そこに祀られる神にも高い神階が授けられてきました。


地域住民と密接に結ばれてきた神社の社格は郷社か村社でありましたが、社格のない神社もあり、これらを無格社といいます。


中には、個人の財源で建てられた社格のない神社もありますが、これも無格社の1つに入ります。



よく間違えられるのは、神そのものの尊格と、祭神の違いや、それらの構造の仕組みの違いが識別できなかったり、神社と神道との違いがわからず混同されるところにあります。


日本国内においては、海外の認識されるところの神とは違った意味合いを持ちます。


神は神であり、一例では、日本国内では、海の神・山の神・土地の神、または三宝荒神や風神などが挙げられますが、これらと神社で祀られる祭神とは違って、「○○(の=之)命」で祀られます。


また、神社の社格と、神道(実践神道)は違います。


実践神道である場合、仏壇にあたるものが神殿になるわけですが、仏道では戒名や法名となるところが「○○の命」で祀られます。お墓も仏道では戒名や法名となるところが「○○(の=之)命」で祀られます。


中には、「自分は神道だから死んだら神になれる」といわれる方がいらっしゃいますが、神で祀られるわけではなく、「○○の命」で祀られます。



また神道においては、浄化(禊:みそぎ=滝や川や地下水などで心身を清める)を第一とし、最善の努力による対処が第二のスタンスとなります。このスタイルが土台にあっての「祓いたまえ清めたまえ」の御祓いが成り立つわけです。


社格とは関係なく、霊験の高さの違いがあるのは、この土台が在るか無いかの違いです。