「ご神木」と「しめ縄」 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

神社の境内には、ときとして、「しめ縄」を張り巡らした樹木や周りに柵が張り巡らされている大木があります。どうしてこのように樹木にしめ縄を張り、大切にするのかについては、その1つ1つに意味がこめられています。専門の通説では、神社の境内に生えている樹木は、神のものであり、中には神霊(命:ミコト)が宿るとされている神聖な樹木があります。これを「ご神木」、あるいは、「神樹」と称しています。ご神木は神域を代表する存在として神聖視されます。御神木の中には樹齢が数百年に達する巨木もあります。


しめ縄は、言語においては「注連縄」「七五三縄」「〆縄」などとも表記されます。「しめ」は占有を表す言葉です。『古事記』には「尻久米縄」、『日本書紀』には「端出之縄」と記されており、そこへ入ることを禁止するために張った縄であり、このことから、神霊(命:ミコト)が宿る神聖な樹木である「ご神木」にも「しめ縄」が張り巡らされています。


これには、禅定の感得か何かから発生した思想でしょうが(つまり、感覚上の個人の体験から生じたもの)、東洋思想ではおなじみの、粒子レベルでの「輪廻転生」のライフサイクル(古代からの思想モデル)が、その思想の原点になっているのではないかと私は推測しています。


確かに霊験があらたかなものもあり、その巨大なご神木を切り倒し、一週間もかけてお焚き上げした結果、関わる系がすべて途絶えてしまった(守人も宮司などの神職者も参拝者も途絶える)という結果が現実に起こっていた、ということもよくある話です。


それは不思議な話ではありますが、現実に起こっていたケースの1つです。


私は宗教については無信仰者ですが、お決まりのパターンとなっているので、実際に起こっているケースにおいては否定せず、ありのまま観ることにしています。


「触らぬ神に祟りなし」とはよく言ったものです。....... (-"-;A