「ファーストカット」
ザーッ!
『…』
桜杏子『おい…冗談だろ…』
桜杏子『なあ!返事しろよ!』
『…』
ガクッ…
ボトッ…
…
その日、私は失った。
希望も、
未来も、
私自身も。
ザーッ!
プルプルプルプル…
バッ!
桜杏子『ああああああああああああああああ!!!!』
バーン!
本編
あとがき
更新が遅くなり申し訳ございません。
実は先週の土曜日からリアルが一通り落ち着いたのもあってEpisode3の撮影がクランクインしたのですが、それに熱中しすぎて切り抜きの方をすっかり忘れてました()
撮影は順調に進んでおりますのでもうしばらくお待ちください。
さて本日の切り抜きは作品のファーストカットとなる大雨のシーンをチョイス。
ファーストカットでもありながら本作のクランクイン最初に撮ったカットでもあります。すべてはここから始まったと言っても過言ではありません。
作品の冒頭が大雨というのは「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」と「戦記絶唱シンフォギア」の第1話から着想を得ました。
やっぱり出だしって掴みですからどうしてもインパクトが必要でして作品全体の空気を理解してもらうためにも大雨が最適だと判断。水っていろんなことを表現してくれるんですよ。静止画だけで登場人物の心情とかを出すのに重宝しますね。
雨の加工については今回も編集においてPicsArtを使ってます。というかこれが万能すぎるので他を使うという手がないw
折角なので編集前の写真を使って解説も。
実は一部のカットは本当に霧吹きを使って濡らしています!
出来る限りリアルに拘りたかったので挑戦しました!
低予算(それでも十分金かかってる方だけど)でもアイデアと工夫次第で誰でも大作映画のようなカットは撮れます!
物語の始まりの号令であると同時に読者に最初に衝撃を与えたいと思って入れた銃弾で画面をぶち割るという演出。
正直第4の壁を壊す行為なのでかなりの反則技ではあると思いますが十分すぎる衝撃ではないでしょうか?
ここは「007/カジノ・ロワイヤル」という映画のガンバレルシークエンスからヒントを得ましたね。
こちらも加工前を上げて解説。
見ての通り加工前の画像は全体的に明るいものとなっており、本作では編集で明るさと彩度を下げてちょっとノワールタッチな画面にしています。
目的としてはシリアスな空気と臨場感を出すためというのが一つと、映画のようにできる限りカット全体のカラーリングに統一感を持たせたいというのがあるからです。
どれだけ写真や物語がすごくても雰囲気が合ってなければ意味がありません。本作は冷たくてダークな雰囲気を画面でも表現したいと思い編集には毎回頭を悩ませていますよw
たださえでもフィギュア漫画は作るのが大変ですがフィギュア映画は恐らくその10倍は大変だと思います。
なぜなら監督、撮影、編集、美術、シリーズ構成、脚本、衣装、広報もうそうですし、フィギュアのキャスティング、製作予算の回収と管理、撮影スケジュールの調整といった助監督やプロデューサーがやるような仕事まで全部1人でやらなきゃならないんですから。それもスポンサーもないので勿論製作費は全額自腹ですし作品の収益化も一切しないということの下で作っているわけですからそれは大変です。
でもだからこそこれほどまでに大変で楽しい趣味はないんですよ。
自分で考えた物語を自分で考えた演出で表現できるんですもん。漫画や小説とかでは絶対に味わえないような苦労と経験があります。
というか寧ろそういったものを作ったり描いたりする才能がない自分としては、寧ろこれが自分なりの創作表現手法と言えますね。
これは特に若い人向けに伝えたいことなんですけども、
作品作るってすごく大変なことですが、仕事の日以外は映画やアニメ観てゲームしてSNSやるだけなんて人生は自分の中では心底つまらないですし退屈だと感じます。
だからこそ生きがいとなる趣味として作品制作を僕は強く勧めます。
勿論それはどんな形だっていいんです。動画やゲーム、音楽を作るとかでもいいですし、絵や漫画を描いたり、小説やコラムやエッセイを書いたり、プラモデルを作るですとかそういうのだっていいんです。
自分が生きがいとなる創作表現というのも是非見つけてほしいと思っています。
人はだれしもクリエイターです。
なんかちょっと書いてるうちに熱くなっちゃったので今日はここまで!最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました!